ライスボウル座席販売に対する疑問

図は12/31朝の予約状況、1階3塁側なんですが。

どう考えてもいびつな感じがします。実は12/21頃はもっと不自然だったんです。
これを過去の傾向とか漏れ伝わる範囲での動向とかとあわせるとこうなるんてすよ。

企画席っていうのは、ハーフタイムの出演者のファンクラブ向けの席(パールボウルでは外野席によく設定されていたやつ)と思われる場所。スポンサー席は協賛企業招待枠向け。どちらもオーロラビジョンに向かって見やすい位置という事。この場所は実際、12/21からこの形で開いています。
バックネット裏は例年開放していません。

そして一番不自然だったのはチーム券エリア。去年までは「スタンド前列(スタンド通路より前)」で横に7ブロックほどキープされていた筈(上段は一般開放)なのに、今年は21日の時点で綺麗に売り切れなんです。
今まで、空席あり(場所取りもあるのは認めますが)でポツポツ空いている(しかもチームが決まって2~3日で完全に売り切れる程人気があるとは思っていない)筈なのに、である。
つまり綺麗に売れている場所は、最初はチーム券枠のみ確保、そして徐々に内野寄りに拡散(隙間にチーム券、および新聞社招待券で発売分キープ)しているという事ではないかという気がしてならない。

こういう売り方は、そもそも値上げしまくった今回の販売と合わせて、既存ファンの心をへし折る見事にチープな展開だと思うので、来年以降この価格でこの販売方法だったら、もっと客離れすると思った方がいい。そのくらいの覚悟でやったんだろうな、と釘を刺したい。

ちなみに今回2階席をチョイスしなかったのは、階段を降りるときに転落してスタンドから転がり落ちそうな恐怖感があるので。
※今回はバルコニー席食事つき。以前パールボウルなどで会った時の倍の値段なので、そろそろドームでの開催は困難なのかな。

発熱によるダウン中

いや土曜日の入れ替え戦堪能した帰りに、急に悪寒がしだして、家に帰ってダウン。

その後熱を測ったら38度!!!!!

そのまま日曜日もひっくり返っていて(その前に大阪での観戦は、別の事情で断念していたのですが)、結果48時間固形物を口にすること無く。
本日起床時には36度5分まで下がっていたものの、どうにも調子が悪いままで、あえなく本日の観戦は中止にしました。
※多分検温で弾かれたと思う。

入れ替え戦はバックデートで書き起こします。

2022年12月10日富士通スタジアム第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 otonari福岡SUNS FS 14 
 PentaOcanパイレーツ MP
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
2 FS 6:30  #11西山→#2城代18Yard Pass   #19高木Kick
2 MP 12:00  #44赤津40Yard FG    
3 FS 11:54  #11西山→#7横山83Yard Pass   #19高木Kick
4 MP 1:31  #47水村502Yard FG×    
4 MP 5:59  #2西澤→#0大道26Yard Pass   #2西澤→ Pass×
  otonari福岡 パイレーツ
1stDown(Run-Pass-Foul) 15(7-8-0) 11(4-6-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 29-88-0 23-66-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 21-13-0-227-2 23-14-0-138-1
Total(ATT-Yard) 50-315 46-204
反則(Att-Yard) 4-30 0-0
Punt(Att-Yard) 3-115 5-196
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-5 1-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 1-0-16-0 2-0-100-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 0-0
攻撃時間 26分59秒 21分1秒

この試合で一番印象に残ったのは

「え?どゆこと?」

目の前で観戦していたパイレーツの選手のご家族らしき、ギャルい美人なお姉さん(いや社会人のスタントではギャルいお姉さん希少種なんですよ。美人さんは多いですけど、ギャルい美人さんはインパクトありますから)が振り向いて聞いてきた時の発言。

いやいや、4QにパイレーツがTD取った直後にオンサイドキック見事に成功させた時なんですがね。普通、スタント全体が「うおおおおおっ」て盛り上がる所じゃないですか。
ところがスタンドはビミョーな空気感。
おもいきり「え、オンサイドでしょ、決まったでしょ、決まったよねえ」と騒いだ私が馬鹿みたいでした(スポッター席もそんなに盛り上がらなかったけど、あれは自信の表れと見た)。
そしたらお姉さんからの一言。

ああ、皆さんオンサイドキック知らなかったのね。

ところで試合は互いに守備が奮闘して得点が入らないいい試合。サンズはここまでパスハッピーだったものが、怪我人などの都合から#17益田のランを軸に展開すると、これが前半に強烈なリズムを作り出して試合を支配する。
しかもパイレーツで今年キープレーヤーだった(AREAのラッシングリーダー)柴田を完封し、パイレーツのリズムを崩してしまったのだからお見事というほかない。

が、それでも14点しか取れないところがサンズの致命的な弱点で、今季通して「核となるランプレー」が無いというのが最後まで響いた感じもする。たとえパスハッピーでも楔のランがないとどうしようもないからね。

パイレーツは「2の矢」が無かったのが痛い。いいチームなんだけど(個人的には電通より上だと思っているのだが)。
故に来季は何らかのバージョンアップが必要になるかもしれないが……選手の世代交代のじきだものなあ。

2022年12月10日富士通スタジアム第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 オール三菱ライオンズ ML 12  15 
 電通キャタピラーズ DC  14  14  28 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 ML 2:31  #8木村39Yard FG    
2 DC 2:20  #11伊藤7Yard Run   #6廣田Kick
2 DC 9:29  #11伊藤5Yard Run   #6廣田Kick
3 ML 4:48  #5ギブス→#19吉田4Yard Pass   #5ギブス→ Pass×
3 DC 5:06  #18エリス→#80河波48Yard Pass   #6廣田Kick
3 DC 9:28  #18エリス→#83小貫24Yard Pass  #6廣田Kick
3 ML 12:00  #5ギブス→#19吉田37Yard Pass   #5ギブス→ Pass×
  オール三菱 電通
1stDown(Run-Pass-Foul) 20(2-16-2) 14(5-8-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 23-69-0 33-113-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 40-22-2-317-2 17-13-0-200-2
Total(ATT-Yard) 63-386 50-313
反則(Att-Yard) 6-70 2-24
Punt(Att-Yard) 1-37 4-167
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-17 0-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 5-0-111-0 4-0-65-0
Fumble(Att-Lost) 2-2 2-1
攻撃時間 22分56秒 25分4秒

ギブスの自作自演で幕を閉じてしまった、といったら言い過ぎか。
これまで勝利に貪欲で試合中にもOLのブロッキングの指示を頻繁に行い、最後の最後まで闘志を燃やし続けたギブスであるが、最初に躓いたのは2Q、TDを許した直後のドライブで、電通陣2Yardまで攻め込んだ時だ。この時左パワースイープのフェイクでQBカウンターを狙ったのだが、この時手が滑って(まるでカウンタースイープのトスのようだった)ボールをファンブルしてしまった。ここでケチがついたか、この次に廻ってきた攻撃で、エンドへのパスが読まれて最初のプレーでインターセプトされてしまう。
さらに3Q最初のTDで2ポイントを選択して失敗。
そのTD後にリターン中でパーソナルファウルで下がってTD取られ、その返しのドライブで電通陣26Yardまで進むもサックされてファンブルロスト。さらにこれがTDに繋がる。

そういう意味ではもう独り相撲も良いところであるが、実際問題これはチーム運営の問題でもあって、根本からすると三菱グループとしてアメフト部をどうするかという難局に来てしまっている感すらする。

そう、ちょうどグループで統合する直前の三菱銀行センチュリアンズの頃のように、選手は入らないチーム関係者の意地で踏みとどまっていた頃のようである。
※あの時はバブル崩壊による公的資金投入で、銀行勢がバタバタと廃部していた頃。多分現状の三菱グループがそういう状態な可能性が透けて見える……。そういう意味ではwithコロナ世相のダメージを一番受けているチームかも知れない。

このまま来年昇格できなければ規模縮小=廃部の危険もあるだろうなあ……
(チームOBが偉い人になったとして、その人が定年を迎えたり役員退任したら、ばっさり切られる流れはオンワードという先例があるので)

ただ、来季電通が活動できるかどうかは、例の五輪汚職問題とかがあるから微妙な気もするんだよねえ。

X1リーグ戦終了とパワーランキング

11/27にてX1Areaのリーグ戦が終了したので、X1Super第一ラウンド(全チームが試合をした)終了とあわせてパワーランクを作って見ました。
ただしSuper6試合Area7試合と歪です。

PT(パワーランクポイント)は、そもそも前年度「全国1部リーグパワーランキング」から、対戦相手と自分のチームの値を取り出して、当年の試合得点率で案分したものの試合平均を、当期成績で補正した値になります(従ってSuperとAreaでは持ち点にそれなりの差があります)。

どうしても大敗が続くとランクが下になる傾向がありますが、この結果で見てもるしSuper10チームArea8チームが試合規模として適切だと言う気がします。

そもそもPTは勝敗、総得点、総失点(いわゆる規定の得失点差ではない)を使用していますので、PT差×0.65くらいが最大点差、うまくはまればパイレーツがノジマ相模原に最大TD3~4本差、上手くはまれば勝つチャンスがありそうな感じがする差にはなる訳です。
ましてや今季はコロナ禍によるフットボール環境(就業環境・支援環境・選手の経験値の喪失など)体力が削られていた所があるので、5~6年かけて再構築すれば、もうすこし上下の差はなくなるんじゃないかなと。

そういう意味で今季+4チームにしたのは「あんまり上手くなかった」という事かもしれません。

2022年11月20日横浜スタジアム第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 富士通フロンティアーズ FF 21  14  10  53 
 アサヒビール・シルバースター SS
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 1:26  #2ニクソン3Yard Run   #5納所Kick
1 FF 4:54  #18高木→#85高木5Yard Pass   #5納所Kick
1 FF 10:29  #30高口2Yard Run   #5納所Kick
2 FF 1:29  #21三宅31Yard Run   #5納所kick
2 SS 5:24  #2梅垣40Yard FG   
2 FF 11:09  #18高木→#81坂本14Yard Pass   #5納所Kick
3 FF 1:06  #99高橋27Yard Fum.Ret   #13高津佐Run
3 SS 3:48  #2梅垣47Yard FG×    
4 FF 1:55  #5納所48YardFG   
4 FF 8:39  #21三宅31Yard Run   #5納所Kick
  富士通 アサヒビール
1stDown(Run-Pass-Foul) 19(7-11-1) 6(3-3-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 29-189-4 28-62-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 31-18-1-242-2 25-4-1-52-0
Total(ATT-Yard) 60-431 53-114
反則(Att-Yard) 1-5 4-15
Punt(Att-Yard) 4-145 10-355
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 7-1-3 3-2-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-9-0 7-0-75-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 1-1
攻撃時間 23分58秒 24分2秒

もうね。2Q途中から4Q中盤まで、睡魔に襲われてうたた寝しましたよ、あの雨の中。
※一緒に見ていた4人のうち3人がうたた寝したと言っていた。

原因はシルバースターの無策ぶりというか。無策と言うよりもあまりの差にどうしようというくらいの凄惨な出来の悪さ。
メンツ的な面から言えば「ここまで酷くなる要素はなかった」筈。ここまで堕ちるのは完全にチームとしてのベクトルが崩壊しているとしか言えない。
なんかもう、順位決定戦に出てて欲しかったわシルバースター。一度坂道を転げ落ちると止まらないんだね本当に。

2022年11月20日横浜スタジアム第三試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 オービック・シーガルズ OS 21 
 ノジマ相模原ライズ SR
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 SR 3:33  #37佐藤26Yard FG   
1 SR 6:43  #37佐藤26Yard FG×    
1 SR 9:00  #37佐藤39Yard FG    
2 OS 8:53  #6スミス→#84西村10Yard Pass   #96高坂Kick
2 SR 11:23  #37佐藤41Yard FG1    
3 OS 8:11  #6スミス41YArd Run   #6スミス→#81中村
4 SR 0:07  #37佐藤45YardFG×(Block)    
4 OS 4:27  #96高坂37YardFG    
4 OS 9:16  #96高坂36YardFG    
  オービック ノジマ相模原
1stDown(Run-Pass-Foul) 13(7-6-0) 13(4-8-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 30-87-1 26-39-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 27-17-0-134-1 31-17-1-204-0
Total(ATT-Yard) 57-221 57-243
反則(Att-Yard) 6-39 6-25
Punt(Att-Yard) 4-136 3-117
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 3-0-13 2-0-5
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 3-0-71-0 2-0-74-0
Fumble(Att-Lost) 2-2 1-0
攻撃時間 24分4秒 23分56秒

ちょっと評価に困る試合ではあるが、結論から言うと「どちらも本来の軸であるランプレーが殆ど機能せず」という中で「守備がどれだけふんばれるか」という所にかかってしまった訳で、ガルズ守備が自陣25Yard以内で完封してしまったというのが何にも増して凄い事だったと言える。
いやもう一回富士通と当たったとき、この守備からTD取れる気配ないもの。
ライズ守備も素晴らしかったとは思うが、いかんせん攻撃が流れを持ってこれない。これはしんどいよお、マジで。
天候うんぬんは同等の条件で、両チームの守備が必死の努力で相手の勢いを殺しまくったという意味で好ゲームだったと言えるんだけど、両チームのOLの出来が決して良くないという事実が横たわっている訳で……パナに勝てるかなマジで。

2022年11月20日横浜スタジアム第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 IBM BigBlue IB 15  25 
 エレコム神戸ファイニーズ KF 14  14  35 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 KF 6:21  #24白神1Yard Run   #16谷川Kick
1 IB 9:44  #11丸山44Yard FG    
2 KF 7:11  #28前田1Yard Run   #16谷川Kick
2 KF 10:35  #5ピンデル→#7内田48Yard Pass   #16谷川Kick
3 IB 3:53  #26プレスリー2Yard Run   #11丸山Kick
4 KF 0:09  #5ピンデル→#1フィリップス14Yard Pass   #17谷川Kick
4 IB 2:14  #2政本11Yard Run   #11丸山Kick
4 KF 5:59  #5ピンデル→#1フィリップス22Yard Pass   #16谷川Kick
4 IB 7:51  #26プレスリー1Yard Run   #2政本→#85鈴木Pass
  IBM エレコム神戸
1stDown(Run-Pass-Foul) 13(7-6-0) 23(15-8-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 22-159-3 44-175-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 17-12-1-117-0 21-16-0-214-3
Total(ATT-Yard) 39-276 65-389
反則(Att-Yard) 10-53 3-8
Punt(Att-Yard) 2-67 1-34
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-3 1-0-11
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 5-0-61-0 5-0-57-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 0-0
攻撃時間 15分46秒 32分14秒

正直、IBMは白神のランを潰せばエレコム攻撃の飛車角を落とすくらいの状態になる、というのは富士通戦で露呈していたし、エレコム攻撃の詰めが甘いのは東京ガス戦で露呈していたので、機運はIBMかな、と思っていたのであるが……あるが……!!!!!!

この試合、1Qは守備プレッシャーがピンデルにもう一歩という所までかかったところで逃げ切られてスクランブルパスやキープを許したあたりからIBM守備が廻らなくなってきた。
2Qあたりから、プルアウトを多用してブロッカーの人数的に勝つ試合展開に持ち込んだ事で白神が自由に走るようになったあたりから、スタンドがざわつき始めた。
※元々DBが弱い側面があったので、クッション取り過ぎた傾向もあるんだけど。
翻ってIBM攻撃はと言うと「プレスリーのランが出てしまったので、そこに前半拘ってしまった」という印象で、以前からのパスハッピー的な展開が全くなくなり、なんかモゾモゾしてしまった。
これが結果的に悪いリズムから脱却できなくなった要因だと思う。攻撃は3Q4Qの破壊力が高かっただけに、特に2Qのリズムの悪さが悔やまれて仕方ない。
また、3Qのエレコム攻撃で時間を使い潰されてしまったのも痛い。修正が全く出来ていなかったというべきか。

ただなあ。次節エレコムは富士通との再戦でしょ。どうなんだろうなあ。

2022年11月19日横浜スタジアム第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 胎内ディアーズ TD 13  14   41 
 otonari福岡SUNS FS 14  30 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FS 6:26  #19高木40Yard FG    
1 TD 9:33  #9加藤→#7小川3YardPass   #14青木Kick
2 FS 0:43  #22ワイス2Yard Run   #6吉野Kick
2 TD 2]51  #14青木37YardFG    
2 TD 5:52  #9加藤→#85鈴木37Yard Pass   #14青木Kick
2 FS 10:05  #22ワイス1Yard Run   #6吉野Kick
2 TD 11:44  #14青木52Yard FG    
3 TD 6:20  #24川村3Yard Run   #14青木Kick
3 FS 9:53  #11西山→#7横山33Yard Pass   #6吉野Kick
3 TD 11:23  #12大和田3Yard Run   #14青木Kick
4 FS 2:27  #11西山→#7横山30Yard Pass   #6吉野Kick×
4 TD 7:28  #12大和田→#13杉田22Yard Pass   #14青木
  ディアーズ otonari福岡
1stDown(Run-Pass-Foul) 20(6-13-1) 19(2-12-5)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 35-67-2 20-54-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 37-24-1-408-3 42-18-2-240-2
Total(ATT-Yard) 72-475 62-294
反則(Att-Yard) 14-101 2-11
Punt(Att-Yard) 2-68 2-74
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 0-0-0 2-0-2
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 6-0-133-0 8-0-187-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 2-1
攻撃時間 26分33秒 21分27秒

壮絶なシュートアウト合戦をディアーズが制してX1Super残留を決めた訳だけれど、非常に迫力有る試合だった。
試合の趨勢を大きく分けた1つは「青木の52Yard FG」だったと思うのね。あれで溶く点滴だけでは無く精神的にもディアーズが優位に立てた、と思っている。
そしてもう1つ大きかったのは「後半にQBが変わった、かつプレー選択も変わった」という事。
前半は両QBともにパスハッピーなスタイルで攻撃していのだが(はっきり言って加藤はムキになってパスに固執しているように思えた)、後半ディアーズは思い切ってQBを大和田に変更した。これが怪我によるものなのかどうかは不明だが、これが一番効いたかもしれない。
というのは加藤の場合ハイテンポクィックスローなプレースタイルであるが故に手詰まりになると沼から抜け出せなくなることが多いが、大和田の場合スローテンポ(歯切れが悪いとかのろま、という意味ではない)で序破急がしっかり生まれる事、ベースがランプレーである為に緩急の付いたフェイクが使える事など、前半の対応に揃えていたサンズが虚を突かれたようにゲインを許してしまっていた。
逆にサンズはランがほぼ機能していない。西山のパスに頼り切ってしまったことで(いやまあ通んだよね確かに)、アジャストされるとパスが通らなくなり、後手に回る。控えQBの伊藤は今のところ入ってもランのみだし、アクセントが無いのである。
それが終盤に手詰まりになってしまったのだろう。
※とは言え、あの青木のFGが無ければ見事にぴったりくっついていた訳で、本当にあのFGが精神的に支えになっていたと思うのでありひやひやものひやひやものだったんだから。

なお、この試合後の抽選でオール三菱が12位(エリア1位と対戦)サンズが11位(エリア2位と対戦)になる事が決まった。

2022年11月19日横浜スタジアム第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 東京ガス・クリエイターズ TC 10  13 
 オール三菱ライオンズ ML
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 TC 7:57  #32森分16Yard Run   #17高橋Kick
1 TC 10]29  #17高橋49Yard FG    
2 TC 12:00  #17高橋21Yard FG   
4 ML 0:25  #5キブスJr→#19吉田14Yard Pass   #8木村Kick
  東京ガス オール三菱
1stDown(Run-Pass-Foul) 9(4-3-2) 12(6-5-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 26-65-1 27-117-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 13-10-0-68-0 20-12-2-86-1
Total(ATT-Yard) 39-133 47-203
反則(Att-Yard) 4-45 9-65
Punt(Att-Yard) 5-199 3-94
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-12 5-1-5
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-18-0 3-0-48-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 1-0
攻撃時間 24分6秒 23分54秒

どちらも最初のプレーが反則で、東京ガスに至っては3回もファーストプレーがやり直しというグダグダ感溢れる試合を、さらにぐたぐたにしたのは審判のメカニックだったので、あれはないだろうという。
問題の場所は2Qの「不正なフォワードパス」。当該ドライブはオール三菱が反撃に出たドライブで、自陣45Yardからギブスがスクランブルしてスクリメージを越えた所でタックルを受けた瞬間、横にピッチをして敵陣41Yard付近でダウン更新……というプレー。
まず、審判が協議して「バックワードパスであるという判定」を下した。そしてチェーンクルーが移動した。ハドルは解いてレディフォープレーがかかる瞬間に「ビデオによる検証」が入る。
結果の説明が「47ヤード地点で離れたボールが48ヤード地点で捕球されたのが確認された」という……どこのプレーかわからんがな。(見ていた側は敵陣に入ってピッチしたと思っていた)。
さらにそこからずっと審判が協議しっぱなしであれ5~7分は試合止まった上に元の位置が確認出来ずに何度もチェーンクルーの位置を修正……。

まずね。今季に至ったてはビデオレビューやりすぎ。まずレビュー対象は「インフィールドのジャッジ間で疑義が生じた時」「ターンオーバーの確認作業」「得点の成否の確認作業」「ターゲティングの確認」と「チャレンジ」に限定すべき。もの凄く手際が悪い。
その上で「インフィールドでは主審がプレーの結果をシグナルする前に確認の申告を行う」として(チャレンジは「ダウンマーカーの移動が完了するまで」くらいの猶予はあっていいが)、ダウンマーカーが移動したら審判間の疑義でも受け付けない、くらいにしないと。
さらに説明不足やら時間がかかった審判の合議についても説明しないのはアウトでしょう。
結果、相当オール三菱は不利になった訳で。

そういった不幸はさておき、とにかく後半のオール三菱は素晴らしかったです。実際2Q以降は3-7で、出だしにバタバタ進まれた所を除けば出来は良かったですわ。
ただ、自分たちが思ったようなランプレーが出来なかった事が痛かった。

東京ガスは今季もそうだけど、「QB連れてくるよりラインを指示できるQBコーチ連れてきた方が良い」というか、ようするに自分たちのチームに見合った外国人選手を獲得しないと。特にここはOLが「小粒でぴりり」という(最初のコンタクトに当たり勝ってRBの能力でゲインするタイプ)感じなのに、強めのラインで勝負するタイプのQBばっかり連れてくるから機能し不全になるのよ。