2022年5月29日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 IBM Big Blue  IB 13  30 
 東京ガス・クリエイターズ  TC
Q TEAM  TIME  PLAY  TFP
1 IB 2:42  #2政本→#84近江33Yard Pass   #19丸山Kick
1 IB 10:14  #2政本→#84近江28Yard Pass   #19丸山Kick×
2 IB 9:02  #32遠藤2Yard Run   #19丸山Kick
2 TC 11:54  #16中井1Yard Run   #37小川Kick
3 TC 4:27  #89朴48Yard FG×    
3 IB 8:06  #19丸山27Yard FG    
4 I B 5:46  #32遠藤7Yard Run   #19丸山Kick
  IBM 東京ガス
1stDown(Run-Pass-Foul) 20(6-13-1) 12(7-3-2)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 29-164-2 37-85-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 32-19-1-241-2 25-12-0-80-0
Total(ATT-Yard) 61-405 62-165
反則(Att-Yard) 4-33 2-10
Punt(Att-Yard) 5-202 8-318
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 6-0-36 2-0-16
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 1-0-23-0 5-0-127-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 1-1
攻撃時間 20分22秒 27分38秒

春らしい試合、というか……。
両チーム外国人無し(公式記録上はスタントン出てるけど)、経験の薄い選手中心のローテーション、無理しないコールという感じでした。

但し、現時点でここ数年の課題が解決していないのは東京ガス。それは攻守供にライン。

小粒なのは仕方ないにせよ、相手の圧に抗しきれず、というのは変わりが無いのである。
ランにせよパスにせよ、攻撃時に保たない為に攻撃の「核」が見えないのね。故にプレーを読まれて手詰まりになったり、ロング残したときに効果的なプレーが無かったりするのね。
守備も基本的にはイニシャルタックラーで仕留められていないし、DLが押し込まれるとLBが巻き添えを食らって距離稼がれるというパターンが続いてしまう。
それに併せた攻撃パターン・守備パターンがあるかというと、どうもそうは見えないので、どうもプレート人員の齟齬が解決しないと去年のようにちょっと苦しい展開になると思うんだわ。

2022年5月28日富士通スタジアム川崎第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 品川CCブルザイズ SB 14 
 三菱商事CLUB TRIAX MT 22 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 SB 3:55  #3南竹→#17沖塩16Yard Pass   #22平田Kick
1 MT 8:31  #5山際→#84深栖15Yard Pass   #81山本Kick
2 MT 6:02  Safty(エンドゾーン内でタックル)    
2 SB 12:00  #3南竹→#6岩田36Yard Pass   #22平田Kick
3 MT 9:17  #31大路8Yard Run   #31大路Run×
4 MT 9:40  #5山際→#15木俣5Yard Pass   #81山本Kick
4 MT 11:29  #81山本32Yard FG×    
  ブルザイズ TRIAX
1stDown(Run-Pass-Foul) 15(6-8-1) 12(6-6-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 27-53-0 26-127-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 32-14-2-170-2 24-15-3-158-2
Total(ATT-Yard) 59-223 50-285
反則(Att-Yard) 5-28 2-20
Punt(Att-Yard) 6-179 3-96
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-27 3-0-12
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 4-0-72-0 3-0-69-0
Fumble(Att-Lost) 2-1 0-0
攻撃時間 23分13秒 24分47秒

シーズン初戦前に新しいスポンサードを獲得して心機一転したブルザイズ。
試合的には「ランによる組み立てとそこからのクイックヒットのパス」だった以前とは違い、積極的にロングパスも狙うようになっていて大変興味深かった。
ただし、それを組み立てるには軸になるランプレーが無く、よってもう一つの切り札にQBカウンターも前半に出ただけとなってしまい、現状は手詰まりになりがちであった。

TRIAXは前節に見せた守備ラインの強さがこの試合でも際立ち、攻撃もしっかり角が出来上がりつつある。このまま仕上がれば、X1Aria中位の台風の目になると思う。

 

2022年5月28日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 警視庁イーグルス  KE 10  13 
 電通キャタピラーズ  DC
Q TEAM  TIME  PLAY  TFP
1 KE 5:33  #50山口42Yard FG    
1 DC 9:24  #6廣田37Yard FG    
1 KE 9:40  #1石川94Yarf K.O.R   #50山口Kick
3 DC 2:46  #6廣田44Yard FG    
3 KE 9:16  #36宮原31Yard FG   
4 KE 11:00  #36宮原19YardFG×(Block)    
  警視庁 電通
1stDown(Run-Pass-Foul) 11(6-3-2) 16(10-6-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 26-154-0 32-155-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 21-8-1-119-0 21-12-5-129-0
Total(ATT-Yard) 47-273 53-284
反則(Att-Yard) 2-10 3-20
Punt(Att-Yard) 4-165 1-29
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-0 4-0-42
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-1-120-0 3-0-60-0
Fumble(Att-Lost) 2-1 3-2
攻撃時間 24分48秒 23分12秒

所用によりどーーーーしても開始時刻に入れず、結果として2Q最終盤に入れました。

正直言ってしまえば、電通の独り相撲。他に言葉は必要ありませんねえ。

というか……インターセプトのうち4回が後半(前半はインターセプト1回にファンブルロスト2回)で、しかもラッキーパンチなインターセプトではなくて全部守備がストライクでインターセプトしているので、絶対に「何か誘われた」か「見抜かれた」かしていたと思われる訳ですよ。
そして警視庁はパスが得意では無いチームで(ある意味ロングパスはラッキーパンチであると割り切れる)守備はそこそこ奮闘するもののプレー開始位置が悪くてずっと守備自陣を背負い続けるハメになった訳だ。
そして警視庁が強烈なパンチを持たないが故に失点が少なくて済んだと言うべきなのである。

なまじ距離を稼いだところでアレではねえ……

2022年5月22日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 オール三菱ライオンズ  ML  0  14 
 ディアーズフットボールチーム  Dc  21  42 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 ML 0:54  #13小田78Yard Punt.Ret   #8木村Kick
1 ML 5:50  #8木村46Yard FG×    
1 Dc 8:56  #10加藤→#84井田5Yarf Pass   #14青木Kick
2 Dc 0:08  #10加藤→#11前田24Yard Pass   #14青木Kick
2 ML 6:44  #22中野5Yard Run   #8木村Kick
3 Dc 10:14  #10加藤→#85鈴木9Yard Pass   #14青木Kick
4 Dc 2:16  #34八代4Yard Run   #14青木Kick
4 Dc 5:55  #10加藤→#84井田17Yard Pass   #14青木Kick
4 Dc 7:36  #24田頭22Yard Run   #14青木Kick
  オール三菱 ディアーズ
1stDown(Run-Pass-Foul) 16(8-8-0) 21(5-16-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 32-110-1 26-86-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 41-18-3-130-0 34-21-1-278-4
Total(ATT-Yard) 73-240 60-364
反則(Att-Yard) 0-0 2-10
Punt(Att-Yard) 5-178 6-188
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-78 3-0-53
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 4-0-62-0 3-0-60-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 0-0
攻撃時間 28分26秒 19分34秒

素直に言うと、
①加藤翔平の実戦経験を呼び戻す為に1試合使ったディアーズ
②メンバー不足で後半に息切れしてしまったライオンズ
という試合でした。

①は、恐らくQB伊藤の移籍で在京選手のQBの層が薄くなったことで復帰したのではないかと思われる加藤翔平が、実戦感覚に馴染む為(かつ現役時代とほぼ総入れ替えになったレシーバーユニットに慣れる為)の訓練のような所もあったと思うのだ。というのも、序盤はヒッチ系、バブルスクリーン系が多くコールされていたが、後半TEへのクイックでLBゾーンに投げ込むパスが多投されていた為である。
ようするに、生命線のクイックヒットが、強いプレッシャーの中で通用するかという面に考えるとこの組み立てはよく判る。

ただし問題は②に関わってくる。

今日の登録メンバーを見ていたら、オール三菱は51人(試合前に貰ったメンバー表による)た゜が、試合中、守備のサイドラインに立つ(攻撃がミーティングしている時)、交代メンバーがいなかったのである。
攻撃も、バックフィールドは交代要員がいたが、ラインは不在。
試合序盤にDBが負傷していたし、怪我で試合が止まる事が多かった為、試合中の負傷で交代要員が減ったのかもしれないけれど、それにしても3Q中盤から攻守供に失速が激しかった。
が、特筆すべきはそこではなくて。
失速する前である。
序盤はOLがディアーズDLをしっかりコントロールしていた。LBを巻き込んでピックアップして、ブロックによって出来たギャップを3人のRBが積極的に走っていた事は素晴らしい。
なおQB#4江坂は、まだまだ調整中である事と、ラインが疲れてからパスアタックを強いられて成績を落としたものの、以前のライオンズと異なり様々なレシーバーに投げ分けていたし、攻撃的には充分秋に期待が持てる。
守備も元々強固(そりゃ昔「守備だけでご飯三杯行ける」って言ったくらいだしね)だった訳で、疲れるまでとLB守備ゾーンへのクイックパスが機能するまでは互角に組み合っていたのである。

これは秋、また何かしでかしてくれそうな気配がプンプンとしてきた。そんな試合でした。

2022年5月8日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
電通キャタピラーズ DC 7 0 14 14 35
三菱商事CLUB TRIAX MT 7 0 7 3 17
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 DC 6:24  #40片岡7Yard Run  #6廣田Kick
1 MT 8:28  #32伊藤55Yard Run  #81山本Kick
3 DC 5:53  #40片岡5Yard Run  #6廣田Kick
3 MT 8:17  #32伊藤4YYard Run  #81山本Kick
3 DC 11:30  #27宇田2Yard Run  #6廣田Kickl
4 MT 4:28  #81山本37Yard FG  
4 DC 4:50  #82佐藤85Yard K.O.R  #6廣田Kick
4 DC 11:26  #12宮坂→#81野村6Yard Pass  #6廣田Kick
  電通 TRIAX
1stDown(Run-Pass-Foul) 17(10-6-1) 19(11-8-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 34-185-3 31-181-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 18-9-0-84-1 25-15-1-155-0
Total(ATT-Yard) 52-269 56-336
反則(Att-Yard) 9-32 5-24
Punt(Att-Yard) 3-133 1-24
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-6 1-0-1
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 4-1-147-0 5-0-103-0
Fumble(Att-Lost) 1-0 0-0
攻撃時間 24分8秒 23分52秒

※公式記録上TRIAXの#86ビディンガーのパス記録があるが、これは試合中に#9山際のユニフォーム破損による番号変更、の筈。
両軍シーズン初戦と言う事で、色々試しながらの試合だったと思うが、ちょうど噛み合ってしまった感があって良い試合になってしまった……という感じ。

まず電通の攻撃陣だが、エースの柴崎を移籍で失った穴を、Deersから獲得した伊藤で埋めようという意図(そしてワンポイントで坂梨を使うのが去年までと同じ流れ)、そして伊藤の機動力を生かす事を前提として#40片岡のランを主軸にするという試みをしていた。
していたのだが、序盤はこれが全く機能しない。機能しなかった理由は、両タックルが相手DEにいいように処理されてラッシングレーンが出来なかった、あるいはその裏のLBの動きでホールが潰されてしまっていた為である。
さらに、伊藤のパスが中々呼吸が合わず、短めのパスしか決まらない(長めのパスは何度となくインターセプトされそうになっていた)。この苦境の中、先制したのは守備のインターセプトから敵陣スタート、しかも伊藤のカウンターキープが効いたからである。
だが前半は本当に苦戦していた。これが改善したのは、中央へのランで、走るタイミングを少しずらすことで縦のギャップ(タックルが押し込まれたBギャップに対して持ちこたえたCとGの所に空間が出来てそこにLBが巻き込まれているとロングゲインが出来る)を使うようになってからである。

逆に守備は如何ともしがたく、両エンドがOTにいいように処理されてしまい、そこを#32伊藤にいいように狙われてギャップを抜かれる事が多く、かつその時にLBのサポートが遅くてタックルできないなどのミスが重なった事で結構攻め込まれた。ここは昨年と大きく変わっていない。
さらにこの事に焦ったのか、やたらオフサイドが多かった(試合終了後の挨拶で主将が「オフサイド、ごめんなさい」って謝ったからね。多分実感してたんだと思う)。

TRIAXの方は、攻撃がまだまだ練り込み足りない感じがした。というのもパスを投げる先が殆どインサイド(いわゆるポケットフレームの幅)で、相手のラッシュが弱いことが救いのような所があってタイミングパスが通ったものの、もう少し安定してパスの手数を広げていかないと、手詰まりになりかねない。ランにしても伊藤頼みではなく色々なパーソナルによるチェンジオブへースが出来るようにならないとシーズン通して何かするのは厳しいと思う。

が、この時期に仕上がりまだまたの両チームがぶつかったにしては、実に競り合った面白い試合でした。両チームの奮起により秋季シーズンが面白くなることは間違いないと思います。

これはないわあ

元々は河口正史さんが5/7のグリーンボウルトーナメント「パナソニック対アズワン」の試合結果に対して辛辣なツイートをした事に対し、関西学連の公式が以下のツイートで対応したのですが……

いやもうなんというか……ひどい。

個人のアカウントでこれを言うのは一向に構わないんです、それは個人の自由ですからね。

これを公式アカウントで言うか?

なんだこの上から目線の傲慢な姿勢は?

これが関西学生連盟の本音か。

なんだこの選民思想、自分たちだけが良ければそれで問題ないという上位リーグの思い上がりは。

それをリーグ公式がやったら、自らの下位リーグのチームを切り捨てることを意味するし、地方に「廃れろ」といっているのと同じだ。

それ、普及に繋がるのか。普及ってなんだ。人気チームに人もモノも流れ込む事が普及なのか。底辺を広げる努力を無視するのか。そうかそうか。

じゃあもう、関西学連は日本協会から脱退していいよ。独立リーグで自分たちの気持ちの良い環境でやっていればいい。
その結果が現在の人気低迷(確かに他地区に比べたら最終戦の観客数は段違いだが、関西学連の思い描いていた以前ほどの動員は出来ていないし、その人気は急落したままだ)だという自覚も無いまま、徐々に細っていけばいいのである。

……という訳で、以前にも増して関西学生に興味が無くなりました。

2022年度社会人秋季リーグの答え合わせ

X1リーグが新たなリーグ編成へ X1 Superは12チームに拡張

……という事で、秋に向けての発表です。
今回は丹念に掻かれていますが、状況を整理します。

  1. X1Superは6チーム同士の2ブロック制で実施。
  2. X1Superはブロック内の5試合で順位を決定し、各ブロック上位4チームがプレーオフトーナメントに進出する。
  3. 下位2チームは他ブロック下位2チームとたすき掛け対戦(つまりAディビジョン5位対Bディビジョン6位、Bディビジョン5位対Aディビジョン6位)し、その敗者チームがX1Ariaとの入れ替え戦に進出する。
  4. X1Superは毎年、ブロック2位と4位が入れ替わる。なお下位2チームのたすき掛け対戦の勝者は5位扱い、敗者チームは6位扱いで「抽選により」ABの所属が決まる。
  5. X1Ariaは8チームにより7試合で順位を決定する。1位と2位がX1Superとの入れ替え戦に出場する。

……はっきり言って、今回の制度改定は「6チーム×3ブロックを無理矢理維持せざるを得ない中で発生した戦力不均衡を解消するために適切な規模へシュリンクする」事が主題として、「6チーム×2ブロック化・東西ブロックの廃止」というのがお題にあるというのは見て取れる訳だけれど。

つまり「遠征コストを少なくするために、東西2拠点でのセントラル開催」に固執せざるを得なかった為に、西地区の上位3チームとそれ以外の戦力差が開く一方なのを改善できず、かつ実業団が多かった東日本地区の廃部自動昇格による戦力不均衡を、結果として是正できずX2以下がグタグタになった東日本のバランスの悪さを、ラグビーのトップリーグのように整理したという事。と、同時に他の球技のように「普及のための地方開催」といった事も視野に入れる事が出来るようになった訳である……形の上では。

想定していた中で「一番悪い手」を取ったなあというのが感想。
正直、過去セカンドステージ制とか戦力均衡のための対戦形式とかで、レギュラーシーズン7試合制を採用してもう20年近くになるのに、ここで5試合制に戻すというのは、明らかに退化、だと思う。
プレーオフにしても全体の2/3が進出できる仕組みでは、上位になる価値を下げているよね。
※プレーオフトーナメントそのものは肯定するが、その価値を考えた場合には、あくまでリーグ戦参加チームの半数以内が参加すべきであると言う姿勢。

正直に言うと以前あったセカンドステージ制の方が、固定ファンは盛り上がっただろうね(上位・下位チーム同士で対戦していない相手と2試合する仕組み。上位プレーオフはその結果の上位4チーム、入れ替え戦は最下位2チーム)。

そして、何が一番良くないかというと、日程である。
今回の改訂でシーズン最大8試合になって、かつ1/3という最終戦の日程が固定されている。
そうすると、隔週開催である以上、純粋に遡れば9月第4週開幕になる。
それって現行より1ヶ月遅れで開幕という事でしょ。
しかも、このスケジュールは基本として「1日1会場で3試合は消化する覚悟(開催地による変動有り)」で廻す事が出来ての話。(さらにこれはX1Superの話であって、Ariaが7節ある事も忘れてはならない)。
さらに、恐らく要望があったであろう幾つかの調整期間を考慮すると、右のようになる。
※セミファイナルからライスまでの間をもう1週間オフを追加する。この事によって、日程上甲子園ボウルと被る事も無くなる。
なお、もう1つ想定されるのは「熱中症対策として、第1節と第2節を2週に渡り開催する」という奴がある。(以前のシーズン5試合制の時にあった)。
但しこのスケジュールではX1Ariaに日程上の恩恵は受けられない。
もう1つ考えられるのは、ディビジョンAとディビジョンBを隔週で開催し、第5節を3週分散で両方実施し、プレーオフに入るパターン(実際に一時期やっていた)だ。

ただ、いずれの方法も、はっきり言ってしまえば観客目線で言えば間延びするのである。間延びしない為の日程としては、今回の素案のものが恐らく最適解になると思われる。
……でも、折角今まで築いてきたものをマイナス方向に振るような改革が必要だったのかといわれると、疑問しか湧かない。
※チーム数の問題では無く、試合数の問題ね。
ようするに、最終戦開催がJXBより2週間後ろに倒れたメリットは完全に潰しちゃった日程なんですよ。
他の球技が「オープンウィークありだが、毎週試合」という形で観客の気持ちを暖めて日程を消化し、1月上旬にピークをもって来る作りだというのに、ね。
選手の健康状態を考えたら、隔週というのは間違っていない。あとはチームがどれだけ観客の気持ちを暖められるか、なんだけど、多分現在の各チームの姿勢を見ると、そこまで考えが廻るとは到底思えない(そこまで手が回らないチームの方が多い)。

有り体に言えば、昨今の経済情勢で各チームのスポンサードが今まで以上に削られている事が影響しているのは想像に難くない(実際問題として、アサヒ飲料がメディア露出を強めているが、大抵こういう動きをしているときはスポンサーが身を引きつつある時なのである)。

そういう意味では、今回の4チーム昇格という荒技についても、アサヒ系2チームが昇格できる仕組みだと揶揄されても文句は言えない訳で、恐らく協会協賛を含めて厳しい内示があったという妄想が出ても文句言えないですよね。

これらの事を考えてしまうと、これならもう1シーズン、Super8チームでやっても良かったのではないかとさえ思う。

まあ今後、チームの方針として「手弁当の範囲で日本一」という姿勢のチームがリーグから離脱する事になる(か、そういう人たちがリタイアする事でチームの方針が変わるか)と思う。
というのも、昨年オフシーズンあたりから「2023年までにX1昇格を目指す」というチームが複数現れた事で、X1AriaとX2東の改革が2024年にあるのではないかという気配を感じている。
そこに目指してリーグ運営も変化する事が予想されるので、そこに期待することにしましょう。

なお、X1AriaとX2改革については、別途時間を取って書きます。