1月後半の登録書籍

忘れないうちに。評価したものだけが掲載されていますが、時折評価しない登録もあります。新刊購入時は評価なしになりますが、最近買って即登録はしていません。1/17の登録

月長石の魔犬 (講談社ノベルス)
ASIN:406182192X

秋月 涼介
講談社(新書/231頁)
一刷刊行日:2001-06
定価(税込):¥ 798


踊る狸御殿
ASIN:4488023576

朝松 健
東京創元社(単行本/279頁)
一刷刊行日:2001-12
定価(税込):¥ 1,365


マンハッタン・オプI (ソフトバンク文庫 ヤ 1-3)
ASIN:4797341734

矢作 俊彦
ソフトバンククリエイティブ(文庫/328頁)
一刷刊行日:2007-10-18
定価(税込):¥ 735


マンハッタン・オプII (ソフトバンク文庫 ヤ 1-4)
ASIN:4797341742

矢作 俊彦
ソフトバンククリエイティブ(文庫/328頁)
一刷刊行日:2007-10-18
定価(税込):¥ 735


理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)
ASIN:4488473016

似鳥 鶏
東京創元社(文庫/252頁)
一刷刊行日:2007-10
定価(税込):¥ 609

1/19・20の登録

スタジアム 虹の事件簿 (創元推理文庫)
ASIN:4488431011

青井 夏海
東京創元社(文庫/322頁)
一刷刊行日:2001-04
定価(税込):¥ 651


赤ちゃんをさがせ (クイーンの13)
ASIN:4488012213

青井 夏海
東京創元社(単行本/291頁)
一刷刊行日:2001-10
定価(税込):¥ 1,890


赤ちゃんがいっぱい (創元推理文庫)
ASIN:4488431038

青井 夏海
東京創元社(文庫/296頁)
一刷刊行日:2003-04
定価(税込):¥ 672


殉教カテリナ車輪
ASIN:448802355X

飛鳥部 勝則
東京創元社(単行本/301頁)
一刷刊行日:1998-10
定価(税込):¥ 1,890


敵は海賊・正義の眼 (ハヤカワ文庫JA)
ASIN:4150308934

神林 長平
早川書房(文庫/306頁)
一刷刊行日:2007-06
定価(税込):¥ 651

技術とニーズと偏った意見についての考察

HD DVD事業終息、東芝が宣言

この記事(および発表直前の複数の記事)で納得いかないことがある。
正直、BDにしろHD DVDにしろ、今のDVD用途から見て必要なものだとは思っていない。
※エンコード技術の方の問題で、高画質高圧縮低ライセンス料金な圧縮アルゴリズムとチューナー機能があれば良い。

そもそもメディア劣化による情報損失は光ディスクで避けて通れないものだ。個人ユースの記録メディアとしてはどんなにツールでも良いというのが個人的な感想。

だからと言って「真の勝者はHDDだ」とかいわれちゃうと「おいおい、勘違いもいいかげんにしなさい」と思ってしまう。

高品質高性能新規格戦争の話題として、一般にはVHSとベータで比較している。でも忘れて欲しくないのは、いまでもビデオのマスターにはベータが使われている事で、一般消費者には「低価格・大容量・可搬性」という方が大切だっただけである(つまり、3倍録画モードが勝利の鍵ということで、別にコンテンツホルダーがどうこうという話ではない)。

でも、CDの後継企画の時の議論で、ユーザーがMP3を選択したのは、実は容量の問題とは全く関係ないという事実をご存じだろうか?
もともと民間人が普通の生活環境でジュークボックス風に気軽に「メディアチェンジせずに」「大量の音楽を」「自分の好きな順番に」かけられるのが魅力だった所に、メモリカードの低価格化が加わり、再生専用に作り込んだ時に小型で携帯性が良い物が作れたという所にある。
つまり「騒音の中で音割れしても良い、ロック・ヒップポップの類が携帯に便利だから選択した」のである。

じゃあ動画はどうか? 確かに最近のハードディスクは低価格が進んでいるけれど、持ち運びにはまだまだ不便だ(衝撃には弱いし熱にも弱いし重いし大きい)。だいたい大量のアーカイブを構成するには電気容量がとんでもなく必要となる。
シリコンメモリはどうかというと、はっきり言うが書き込み回数に限界があり、やはり熱と湿気に弱い。弱いどころかVTRに比べてどちらも壊れやすい。

確かにコンテンツとしてはネット配信というものが主流になるだろう。
でもそれは、昔のような「アーカイヴ系」利用者より「ちょい見ポイ捨て」系の人がそうなるだけの話であって、子供の成長の記録や旅行の記録、そしてスポーツのアーカイヴにおいてはまだまだ「大容量安定型」のディスクは残ると思っている。

見ているといいだろう。おそらく大見得を切ったデジタル配信信者は、5年後に自分の発言を見て赤面するから。
光ディスクは残る。それも高い確度でね。
デジタル配信は、彼らの思うほど上手くいかない。
長いものをかぶりつきで見るには、フラッシュ系の画質では耐えられないから。

同じような愚論に「Windows MobileとiPhonを比較して前者をくそみそにいう」というもの。そりゃそうだ、iPhoneはそれようにカスタマイズされた、ハックされることを前提としない、ソフトウェアモデルではない製品(つまりハードウェアとそれに併せて開発された汎用性を欠いたソフトで構成されたもの)なのだから。
使い勝手が良いというより「そういう使い方しかしないように」という前提の製品なのだ。
ところがWindows Mobileは違う。こちらはプラットホームなのだ。その上に何をのせるかは使う人の自由なのである。
※だから、逆にマイクロソフトはもっともっと標準機能を削り落としまくるべきなんだけどね。

このへんにおいて、デジタルアナリストの大半の言うことを久保田は嘲笑しているのである。
おそらくPCというツールは今後も長生きするし、ケータイはあくまでコミュニケーションツールに過ぎない。ネットは通信手段として日常に溶け込むが、社会インフラとして絶対必須にはならない。というより絶対なれない(視力の衰えた老人にネットは酷である)。
デジタルアナリスト達が何を言おうと、絶対的なものは「対面活動」と「紙による記録」なのだ。
少なくとも、あと30年は続くね。

でなければ、電子書籍はもっと競争による改良を受け、著作権保護を含めた一大産業になっていてもおかしくないのに、そうじゃないからね。
※電子書籍・ダウンロード書籍・ケータイ小説のいずれも、あくまで傍流。文書は最後に紙で読むというのは、たぶん変わらないだろう。

忘れてました。スーパーボウル雑感

その後仕事でどえらい地雷を踏み抜きましたり、組合活動でクーデター同然のパージくらいかけたりしてむすっとしていので(いえ、後者は単に若手の勇み足なんですけど)書くの忘れてました。

今回のスーパーボウル、というよりNFLプレーオフは、プレーオフで怪我した方が負け、という至極当たり前なプロセスを通しただけでした。
無論、ペイトリオッツのパーフェクトシーズンの期待、というものあったのでしょうが、試合を見ていてシーズン11週目以降はひたすらにスケジュールに恵まれた事(何せ勝ち越しチームがスティーラーズとジャイアンツ。あとは皆大きく負け越している)、プレーオフでは相手が常にエースを負傷で失っていた事、など幸運続きだっただけで、ずーっと綱渡りしていたのである。

それに対してジャイアンツは、もともと守備が安定してきた所に突然のエリちん(イーライの事。彼のスペルがELI、ローマ字読みしたら「えぃ」ですが、日本人はこういう音を「えり」と発音してしまいます)覚醒によってアレよアレよという間に(おまけにダラスもグリーンベイも攻撃が守備の圧力に根負けして自滅した訳で)勝ち上がった訳です。

そもそも今期のペイトリオッツは、ランデイ・モスのお陰で実力以上の攻撃力を出していた(これがチャド・ジョンソンだったらこうはいかなかった。T.Oならこれくらいの成績は残した)という所があり、個人的にブレイディが局面を打開できる能力に長けているとは思っていないので-つまり今年はモスにマークか集中したからミドルゾーンやショートレンジが開くのだ。パスラッシュが強くなった時に兄マニングよりも劣ると思っている-怪我した時点でやばかった筈。
さらに中盤からジャイアンツ守備が強烈なフロントラインを活かした攻撃的な守備を展開すると、話にならなかった。
ところが、逆転した直後に少しだけ守りに入ったジャイアンツの隙を突いて、かつペイトリオッツの基本的に持ち合わせた力を存分に発揮して、逆転した訳で、ここは素直に力通りであるといえる。

ただ、そこから先がエリちん大爆発だった、と思っている。
あのラストドライブは、はっきり言って「勝ちたいという意欲」が生み出した実力以上の力だと思う。
でも、それは「奇跡」ではない。火事場のクソ力なのである。
往々にしてそういう所をスーパーボウルは見せてしまう。
その後伸び悩むQBが多数いるように、エリちんは「やっちゃった」のかも知れない。
少なくともエリちんが局面を打開した訳ではない。誰か個人の力ではなかった。
不甲斐ない攻撃陣を支えてくれた接戦に持ち込んだ、守備陣がいたから、彼らの努力に応えたかったから、全員が集中したんだと思うのである。

まあ、シナリオを平気で書いては火事場のクソ力がブチ壊す最近のNFLの展開として、KYジャイアンツとGB戦後に揶揄された(ファーブが花道を飾ってペイトリオッツのパーフェクト阻止、という筋書きをブチ壊した)のに、見事に花道で大見得を切って喝采を浴びたエリちんと、それを見事に支えたストレイハンやユメイオラといった守備フロントに、実に見事であったと拍手を送るべきなのでしょう。
でも、怪我さえなければチャージャーズが勝っていたと思うしねえ。

サーバアップデートの予告

気がついたらFreeBSDの最新版(6.3)がリリースされていました。

日本公式サイトか完全に沈黙している現状では、コアなユーザーがこつこつ利用しているだけで、新参者や私のような中途半端な自宅サーバ派はLinux(それも情報量の多いFedraCoreか日本ユーザーの圧倒的な数であるVineLinuxあたり)に流れてしまうんでしょう。

私は基本的にソースコンパイルとかrpmパッケージが好きではなく、portupgradeで更新できるFreeBSDを愛用しているのですが(笑 それではいかん、というコアユーザーの嘲笑が聞こえてきそう)、最近は日本語情報量が少なくて困ってます。

何でも2月中に7.0が出るようで、しかも7.0がかなり安定しているらしいので、2月下旬から3月上旬にかけて-もしかしたら3月中旬かも-サーバの全面停止+メンテナンス+OSアップグレードをすることになると想います。
当然、7.0で。

想えば安定していた4系統から、あまりに迷走した5系統を経て、安定した筈の6系統が、どうして6.3リリースに半年以上かかって(かつ途中でリリーススケジュールで見ると状態が差し戻された)しまったのか判らないのですが、これでしばらく安定したサーバになって(セキュリティ改善版だけのリリースになって)ほしいものです。

帰ってまいりました

お通夜は自宅で。
隣組の皆様にはお世話になりました。

朝早くから焼き場に行き、お骨上げ。
寒かったなあ。その後本葬で斎場に。

びっくりしたのは、お寺の和尚様(通夜に来たのは息子で、ここで言うのは住職さんの事)が祖父の葬儀、14年前のことを覚えていて。
「おばあさまが、おじいさまの旅支度の物を拒んでうっちゃったで、気をつけなさいよ」
と和尚様に言いつけていたとか。
さらに典礼さん(葬儀社の社長。祖父の時は、社長の父がとりしきってくれた)も覚えていてくれて。
「会長(社長の母親)、駄目じゃないか。おばあちゃまはおじいちゃまが大好きだった歌を三番まで歌ったんだから、その曲をかけてやらにゃ」
あわてて「あざみの歌」のテープをひっくり返して探してくれて流してくれて。
弔辞も、仲人した中でももっとも慕ってくれた旅館の女将さんが素晴らしいのを頂戴できて。
これもおじいちゃんの人徳(注:祖母はきつい性格だったので、一応祖父をたてます)、おばあちゃんもいい想いで旅立てたのではないかなあ。
おじいちゃんの命日が26日で、おばあちゃんは28日。父が挨拶で言ったけど「もういいから、寂しいからこっちおいで」とでも言ったのかも知れません。

でも。だからって帰る日にこれはないでしょうに、これは。
目が覚めたら大雪。
中央道は諏訪~小淵沢、相模湖~八王子が通行止め。
仕方ないから中津川までチェーンつけて、東名から帰ってきました。
おばあちゃん、いくら帰ってほしくないからって、こういうのは駄目だよ。

かなりグロッキーです。これから色々片付けて、寝ます。