X1リーグ戦終了とパワーランキング

11/27にてX1Areaのリーグ戦が終了したので、X1Super第一ラウンド(全チームが試合をした)終了とあわせてパワーランクを作って見ました。
ただしSuper6試合Area7試合と歪です。

PT(パワーランクポイント)は、そもそも前年度「全国1部リーグパワーランキング」から、対戦相手と自分のチームの値を取り出して、当年の試合得点率で案分したものの試合平均を、当期成績で補正した値になります(従ってSuperとAreaでは持ち点にそれなりの差があります)。

どうしても大敗が続くとランクが下になる傾向がありますが、この結果で見てもるしSuper10チームArea8チームが試合規模として適切だと言う気がします。

そもそもPTは勝敗、総得点、総失点(いわゆる規定の得失点差ではない)を使用していますので、PT差×0.65くらいが最大点差、うまくはまればパイレーツがノジマ相模原に最大TD3~4本差、上手くはまれば勝つチャンスがありそうな感じがする差にはなる訳です。
ましてや今季はコロナ禍によるフットボール環境(就業環境・支援環境・選手の経験値の喪失など)体力が削られていた所があるので、5~6年かけて再構築すれば、もうすこし上下の差はなくなるんじゃないかなと。

そういう意味で今季+4チームにしたのは「あんまり上手くなかった」という事かもしれません。

2022年11月20日横浜スタジアム第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 富士通フロンティアーズ FF 21  14  10  53 
 アサヒビール・シルバースター SS
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 1:26  #2ニクソン3Yard Run   #5納所Kick
1 FF 4:54  #18高木→#85高木5Yard Pass   #5納所Kick
1 FF 10:29  #30高口2Yard Run   #5納所Kick
2 FF 1:29  #21三宅31Yard Run   #5納所kick
2 SS 5:24  #2梅垣40Yard FG   
2 FF 11:09  #18高木→#81坂本14Yard Pass   #5納所Kick
3 FF 1:06  #99高橋27Yard Fum.Ret   #13高津佐Run
3 SS 3:48  #2梅垣47Yard FG×    
4 FF 1:55  #5納所48YardFG   
4 FF 8:39  #21三宅31Yard Run   #5納所Kick
  富士通 アサヒビール
1stDown(Run-Pass-Foul) 19(7-11-1) 6(3-3-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 29-189-4 28-62-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 31-18-1-242-2 25-4-1-52-0
Total(ATT-Yard) 60-431 53-114
反則(Att-Yard) 1-5 4-15
Punt(Att-Yard) 4-145 10-355
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 7-1-3 3-2-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-9-0 7-0-75-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 1-1
攻撃時間 23分58秒 24分2秒

もうね。2Q途中から4Q中盤まで、睡魔に襲われてうたた寝しましたよ、あの雨の中。
※一緒に見ていた4人のうち3人がうたた寝したと言っていた。

原因はシルバースターの無策ぶりというか。無策と言うよりもあまりの差にどうしようというくらいの凄惨な出来の悪さ。
メンツ的な面から言えば「ここまで酷くなる要素はなかった」筈。ここまで堕ちるのは完全にチームとしてのベクトルが崩壊しているとしか言えない。
なんかもう、順位決定戦に出てて欲しかったわシルバースター。一度坂道を転げ落ちると止まらないんだね本当に。

2022年11月20日横浜スタジアム第三試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 オービック・シーガルズ OS 21 
 ノジマ相模原ライズ SR
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 SR 3:33  #37佐藤26Yard FG   
1 SR 6:43  #37佐藤26Yard FG×    
1 SR 9:00  #37佐藤39Yard FG    
2 OS 8:53  #6スミス→#84西村10Yard Pass   #96高坂Kick
2 SR 11:23  #37佐藤41Yard FG1    
3 OS 8:11  #6スミス41YArd Run   #6スミス→#81中村
4 SR 0:07  #37佐藤45YardFG×(Block)    
4 OS 4:27  #96高坂37YardFG    
4 OS 9:16  #96高坂36YardFG    
  オービック ノジマ相模原
1stDown(Run-Pass-Foul) 13(7-6-0) 13(4-8-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 30-87-1 26-39-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 27-17-0-134-1 31-17-1-204-0
Total(ATT-Yard) 57-221 57-243
反則(Att-Yard) 6-39 6-25
Punt(Att-Yard) 4-136 3-117
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 3-0-13 2-0-5
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 3-0-71-0 2-0-74-0
Fumble(Att-Lost) 2-2 1-0
攻撃時間 24分4秒 23分56秒

ちょっと評価に困る試合ではあるが、結論から言うと「どちらも本来の軸であるランプレーが殆ど機能せず」という中で「守備がどれだけふんばれるか」という所にかかってしまった訳で、ガルズ守備が自陣25Yard以内で完封してしまったというのが何にも増して凄い事だったと言える。
いやもう一回富士通と当たったとき、この守備からTD取れる気配ないもの。
ライズ守備も素晴らしかったとは思うが、いかんせん攻撃が流れを持ってこれない。これはしんどいよお、マジで。
天候うんぬんは同等の条件で、両チームの守備が必死の努力で相手の勢いを殺しまくったという意味で好ゲームだったと言えるんだけど、両チームのOLの出来が決して良くないという事実が横たわっている訳で……パナに勝てるかなマジで。

2022年11月20日横浜スタジアム第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 IBM BigBlue IB 15  25 
 エレコム神戸ファイニーズ KF 14  14  35 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 KF 6:21  #24白神1Yard Run   #16谷川Kick
1 IB 9:44  #11丸山44Yard FG    
2 KF 7:11  #28前田1Yard Run   #16谷川Kick
2 KF 10:35  #5ピンデル→#7内田48Yard Pass   #16谷川Kick
3 IB 3:53  #26プレスリー2Yard Run   #11丸山Kick
4 KF 0:09  #5ピンデル→#1フィリップス14Yard Pass   #17谷川Kick
4 IB 2:14  #2政本11Yard Run   #11丸山Kick
4 KF 5:59  #5ピンデル→#1フィリップス22Yard Pass   #16谷川Kick
4 IB 7:51  #26プレスリー1Yard Run   #2政本→#85鈴木Pass
  IBM エレコム神戸
1stDown(Run-Pass-Foul) 13(7-6-0) 23(15-8-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 22-159-3 44-175-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 17-12-1-117-0 21-16-0-214-3
Total(ATT-Yard) 39-276 65-389
反則(Att-Yard) 10-53 3-8
Punt(Att-Yard) 2-67 1-34
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-3 1-0-11
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 5-0-61-0 5-0-57-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 0-0
攻撃時間 15分46秒 32分14秒

正直、IBMは白神のランを潰せばエレコム攻撃の飛車角を落とすくらいの状態になる、というのは富士通戦で露呈していたし、エレコム攻撃の詰めが甘いのは東京ガス戦で露呈していたので、機運はIBMかな、と思っていたのであるが……あるが……!!!!!!

この試合、1Qは守備プレッシャーがピンデルにもう一歩という所までかかったところで逃げ切られてスクランブルパスやキープを許したあたりからIBM守備が廻らなくなってきた。
2Qあたりから、プルアウトを多用してブロッカーの人数的に勝つ試合展開に持ち込んだ事で白神が自由に走るようになったあたりから、スタンドがざわつき始めた。
※元々DBが弱い側面があったので、クッション取り過ぎた傾向もあるんだけど。
翻ってIBM攻撃はと言うと「プレスリーのランが出てしまったので、そこに前半拘ってしまった」という印象で、以前からのパスハッピー的な展開が全くなくなり、なんかモゾモゾしてしまった。
これが結果的に悪いリズムから脱却できなくなった要因だと思う。攻撃は3Q4Qの破壊力が高かっただけに、特に2Qのリズムの悪さが悔やまれて仕方ない。
また、3Qのエレコム攻撃で時間を使い潰されてしまったのも痛い。修正が全く出来ていなかったというべきか。

ただなあ。次節エレコムは富士通との再戦でしょ。どうなんだろうなあ。

2022年11月19日横浜スタジアム第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 胎内ディアーズ TD 13  14   41 
 otonari福岡SUNS FS 14  30 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FS 6:26  #19高木40Yard FG    
1 TD 9:33  #9加藤→#7小川3YardPass   #14青木Kick
2 FS 0:43  #22ワイス2Yard Run   #6吉野Kick
2 TD 2]51  #14青木37YardFG    
2 TD 5:52  #9加藤→#85鈴木37Yard Pass   #14青木Kick
2 FS 10:05  #22ワイス1Yard Run   #6吉野Kick
2 TD 11:44  #14青木52Yard FG    
3 TD 6:20  #24川村3Yard Run   #14青木Kick
3 FS 9:53  #11西山→#7横山33Yard Pass   #6吉野Kick
3 TD 11:23  #12大和田3Yard Run   #14青木Kick
4 FS 2:27  #11西山→#7横山30Yard Pass   #6吉野Kick×
4 TD 7:28  #12大和田→#13杉田22Yard Pass   #14青木
  ディアーズ otonari福岡
1stDown(Run-Pass-Foul) 20(6-13-1) 19(2-12-5)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 35-67-2 20-54-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 37-24-1-408-3 42-18-2-240-2
Total(ATT-Yard) 72-475 62-294
反則(Att-Yard) 14-101 2-11
Punt(Att-Yard) 2-68 2-74
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 0-0-0 2-0-2
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 6-0-133-0 8-0-187-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 2-1
攻撃時間 26分33秒 21分27秒

壮絶なシュートアウト合戦をディアーズが制してX1Super残留を決めた訳だけれど、非常に迫力有る試合だった。
試合の趨勢を大きく分けた1つは「青木の52Yard FG」だったと思うのね。あれで溶く点滴だけでは無く精神的にもディアーズが優位に立てた、と思っている。
そしてもう1つ大きかったのは「後半にQBが変わった、かつプレー選択も変わった」という事。
前半は両QBともにパスハッピーなスタイルで攻撃していのだが(はっきり言って加藤はムキになってパスに固執しているように思えた)、後半ディアーズは思い切ってQBを大和田に変更した。これが怪我によるものなのかどうかは不明だが、これが一番効いたかもしれない。
というのは加藤の場合ハイテンポクィックスローなプレースタイルであるが故に手詰まりになると沼から抜け出せなくなることが多いが、大和田の場合スローテンポ(歯切れが悪いとかのろま、という意味ではない)で序破急がしっかり生まれる事、ベースがランプレーである為に緩急の付いたフェイクが使える事など、前半の対応に揃えていたサンズが虚を突かれたようにゲインを許してしまっていた。
逆にサンズはランがほぼ機能していない。西山のパスに頼り切ってしまったことで(いやまあ通んだよね確かに)、アジャストされるとパスが通らなくなり、後手に回る。控えQBの伊藤は今のところ入ってもランのみだし、アクセントが無いのである。
それが終盤に手詰まりになってしまったのだろう。
※とは言え、あの青木のFGが無ければ見事にぴったりくっついていた訳で、本当にあのFGが精神的に支えになっていたと思うのでありひやひやものひやひやものだったんだから。

なお、この試合後の抽選でオール三菱が12位(エリア1位と対戦)サンズが11位(エリア2位と対戦)になる事が決まった。

2022年11月19日横浜スタジアム第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 東京ガス・クリエイターズ TC 10  13 
 オール三菱ライオンズ ML
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 TC 7:57  #32森分16Yard Run   #17高橋Kick
1 TC 10]29  #17高橋49Yard FG    
2 TC 12:00  #17高橋21Yard FG   
4 ML 0:25  #5キブスJr→#19吉田14Yard Pass   #8木村Kick
  東京ガス オール三菱
1stDown(Run-Pass-Foul) 9(4-3-2) 12(6-5-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 26-65-1 27-117-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 13-10-0-68-0 20-12-2-86-1
Total(ATT-Yard) 39-133 47-203
反則(Att-Yard) 4-45 9-65
Punt(Att-Yard) 5-199 3-94
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-12 5-1-5
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-18-0 3-0-48-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 1-0
攻撃時間 24分6秒 23分54秒

どちらも最初のプレーが反則で、東京ガスに至っては3回もファーストプレーがやり直しというグダグダ感溢れる試合を、さらにぐたぐたにしたのは審判のメカニックだったので、あれはないだろうという。
問題の場所は2Qの「不正なフォワードパス」。当該ドライブはオール三菱が反撃に出たドライブで、自陣45Yardからギブスがスクランブルしてスクリメージを越えた所でタックルを受けた瞬間、横にピッチをして敵陣41Yard付近でダウン更新……というプレー。
まず、審判が協議して「バックワードパスであるという判定」を下した。そしてチェーンクルーが移動した。ハドルは解いてレディフォープレーがかかる瞬間に「ビデオによる検証」が入る。
結果の説明が「47ヤード地点で離れたボールが48ヤード地点で捕球されたのが確認された」という……どこのプレーかわからんがな。(見ていた側は敵陣に入ってピッチしたと思っていた)。
さらにそこからずっと審判が協議しっぱなしであれ5~7分は試合止まった上に元の位置が確認出来ずに何度もチェーンクルーの位置を修正……。

まずね。今季に至ったてはビデオレビューやりすぎ。まずレビュー対象は「インフィールドのジャッジ間で疑義が生じた時」「ターンオーバーの確認作業」「得点の成否の確認作業」「ターゲティングの確認」と「チャレンジ」に限定すべき。もの凄く手際が悪い。
その上で「インフィールドでは主審がプレーの結果をシグナルする前に確認の申告を行う」として(チャレンジは「ダウンマーカーの移動が完了するまで」くらいの猶予はあっていいが)、ダウンマーカーが移動したら審判間の疑義でも受け付けない、くらいにしないと。
さらに説明不足やら時間がかかった審判の合議についても説明しないのはアウトでしょう。
結果、相当オール三菱は不利になった訳で。

そういった不幸はさておき、とにかく後半のオール三菱は素晴らしかったです。実際2Q以降は3-7で、出だしにバタバタ進まれた所を除けば出来は良かったですわ。
ただ、自分たちが思ったようなランプレーが出来なかった事が痛かった。

東京ガスは今季もそうだけど、「QB連れてくるよりラインを指示できるQBコーチ連れてきた方が良い」というか、ようするに自分たちのチームに見合った外国人選手を獲得しないと。特にここはOLが「小粒でぴりり」という(最初のコンタクトに当たり勝ってRBの能力でゲインするタイプ)感じなのに、強めのラインで勝負するタイプのQBばっかり連れてくるから機能し不全になるのよ。

11/13迄に決まった事柄と、11/19以降に決まること(1部リーグのみ)

決まったこと
・関学がリーグ優勝(まだ同率の可能性アリ)
・日大がBig8との入れ替え戦出場
・横浜国大がBig8自動降格
・金沢大が選手権1回戦突破し、次節は西南学院大と
・東北大が選手権1回戦突破し、次節は中京大と
・X1エリアで、電通とパイレーツが昇格入れ替え戦出場
・X1エリアで、TRIAXが2部との入替戦出場
来週以降決まること
・11/19 X1スーパーの入替戦出場チーム確定
・11/19・20 X1スーパーのプレーオフ勝ち上がり
・11/23 関東学生Top8優勝決定
・11/26・27でX1エリアの入れ替え戦出場チーム確定
(残1枠は名古屋とブルザイズ。名●ブ○の時の名古屋、それ以外はブルザイズが入替戦)
・同 関西のトーナメント出場チーム確定
(関学○の時関学、立命○関大●の時立命、立命○関大○の時は抽選-評判悪いけど-)
・同 全日本学生2回戦勝敗確定。
・11/27 関東Top8の降格・降格入替戦出場校決定
(桜美林と慶應の直接代決の勝者が入替戦、敗者が自動降格)
※個人的には中京×東北という今まで無かった組み合わせに注目。
BIG8は次節の勝敗次第で2部自動降格が決まるかもですが、昇降格入れ替え戦出場チームは12月に入ってから確定するんじゃないかな。
 
この結果により11/26・27は観戦お休みとします。

2022年11月13日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 警視庁イーグルス KE
 電通キャタピラーズ DC 10  23  40 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 DC 1:58  #18エリス→#19生駒30Yard Pass   #6廣田Kick
1 DC 8:58  #6廣田41Yard FG    
2 KE 4:43  #21富澤3Yard Run   #50山口Kick
2 DC 7:20  #6廣田34Yard FG×    
3 DC 2:56  #11伊藤20Yard Run   #6廣田Kick
3 DC 6:43  #18エリス→#80河波36Yard Pass   #6廣田Kick
3 DC 10:12  #30遠藤15Yard Run   #6廣田Kick
3 DC 10:17  Safty(キックオフのボールに触れ、そのボールがOBに出た為) 
4 DC 2:40  #30遠藤1Yard Run   #6廣田Kick
  警視庁 電通
1stDown(Run-Pass-Foul) 8(4-3-1) 15(4-11-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 23-82-1 30-93-3
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 25-10-3-74-0 31-13-1-194-2
Total(ATT-Yard) 48-156 61-287
反則(Att-Yard) 6-45 2-10
Punt(Att-Yard) 5-201 2-72
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-4 3-0-3
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 5-0-60-0 3-0-69-0
Fumble(Att-Lost) 2-1 1-1
攻撃時間 23分3秒 24分57秒

※この日は途中気圧の谷が通過した関係で体調が優れず、第1試合で失礼しました。
コイントスで後半をチョイスした電通が、いきなりオンサイドキックだったのはビックリした。
警視庁の場合、前半は最少失点に抑えて(どんなに進まれてもだ)ハーフタイムアジャストで盛り返して突き放すスタイルだが、この日は1Qにすっかりやられてしまった所でよく踏ん張ったという展開に落とし込んだのだが……

どうもエースRB富澤がTD以降出てきていない。結果として主軸になる筈のランプレーが殆ど出ない上に3Q初っぱなの失点からパス偏重になり自滅していった感がある。
しかも後半2本目のTDのあたりで守備の緊張が一瞬切れ、フルボッコになってしまった。

なお背後のOBが気になる頓珍漢発現を幾つかしていたので補正しておく。
①警視庁セイフティの場面
リターナーがインバウンズで捕球時にボールに接触して後逸、エンドゾーン奥で転倒しながらカバーしようとするも手に付かずやむなく手でアウトオブバウンズに掻きだした為にセイフティとなった。
このプレーは「リターン時のエンドゾーンでのファンブル」とは違い、カバーしても外に出してもセイフティになるので、しっかり確保出来ない場合は相手にカバーされないよう(されると相手のTDになる)外に出すのは正解で、OB氏がしきりに「ルール判ってない」を連呼していたのが間違い。
②既に25点差ついている4Q序盤に自陣5Yardから4thギャンブルを試みた時も「フットボール判ってない」を連呼していたが、残り10分でTD4本取らねばならず、相手がランプレーで攻めて来るのは判っているからここでダウン更新して得点しなければ意味が無い状況である事が理解出来ていなかったOB氏の方が判っていない。

結果だが、これにより電通が入れ替え戦出場権を手にすると供に警視庁は昇格降格ともにない、という結果になった。

2022年11月6日横浜スタジアム第三試合

 

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 アサヒビール・シルバースター SS 10 
 胎内ディアーズ TD 0   7 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 SS 7:05  #11ロックレイ→#83林2Yard Pass   #2梅垣Kick
2 SS 3:59  #2梅垣35Yard FG×    
2 TD 8:18  #9加藤40Yard Run   #14青木Kick
4 SS 10:41  #2梅垣22YardFG    
  アサヒビール ディアーズ
1stDown(Run-Pass-Foul) 19(9-10-0) 10(2-7-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 37-119-0 18-60-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 27-17-1-254-1 19-12-1-100-0
Total(ATT-Yard) 64-373 37-160
反則(Att-Yard) 8-55 3-11
Punt(Att-Yard) 3-79 5-188
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-0 1-1-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-7-0 3-0-80-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 0-0
攻撃時間 31分40秒 16分20秒

第一試合と同様「この獲得距離・攻撃時間で、何でこの点差なの」という、競っていて良い試合の筈なのに、第一試合よりも塩っぱい試合になってしまっていた。

これを「要所を締めたディアーズ守備」と呼ぶのか「ちまちまもたもたしただけで各個人の能力が攻撃として反映されないシルバースター攻撃」と呼ぶかは自由だが、ま2:8位の割合だったなあというか。
いや辛辣に言うと「どっちもプレーオフ出ちゃ駄目なレベル」という感じ。

2022年11月6日横浜スタジアム第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 富士通フロンティアーズ FF 21 
 オービック・シーガルズ OS 12  18 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 OS 4:05  #12山﨑18Yard FG    
1 OS 6:40  Safty(パントのスナップがホームラン) 
1 OS 9:28  #29李1Yard Run   #12山﨑Kick
2 FF 1:03  #18高木→#85松井24Yard Pass   #5納所Kick
2 OS 5:08  #6スミス→#85ハフ25Yard Pass   #15小林Pass×
3 FF 7:15  #2ニクソン6yard Run   #18高木→#19小梶Pass
4 FF 3:15  #5納所28Yard FG    
4 FF 12:00  #5納所41Yard FG    
  富士通 オービック
1stDown(Run-Pass-Foul) 19(10-7-2) 12(6-5-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 38-123-1 21-106-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 19-12-0-132-1 20-14-2-154-1
Total(ATT-Yard) 57-255 41-260
反則(Att-Yard) 3-40 7-45
Punt(Att-Yard) 5-149 5-228
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-1-2 4-0-26
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-36-0 5-0-111-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 1-0
攻撃時間 26分24秒 21分36秒

正直、最初の富士通攻撃の場面を見て「こりゃ勝てないわ」と思った。それほどまでにシーガルズ守備は完璧に仕上げてきた。2シリーズ目のパントスナップの乱れあたりはもう為す術なかったからなあ。あのまま続けば、というのは1Qの感想。
そしてシーガルズの凄かったのは「ハイプレス守備でQBグダグダ」から「とにかくハフで要所を仕留める」という方向に切り替えた事で、スミスへのプレッシャーが減った所である。
とにかく要所でハフが止まらないので、前半はドライブを継続されてしまう。
逆に富士通はもう「困ったときのニクソン様頼み」に突入する。だってランパス併せて29キャリーって、全プレーの半分越えてるんだからもう。
ところが後半からシーガルズの攻撃が止まり始める。これは最初のダウンのランプレーが下げられてしまい、3rdロングという判りやすい状況にしてしまった為だと思う。同時にそれは富士通の守備が狙い所を変えてきた事に起因する。

シーガルズの方は、逆にニクソン無双を止められなかった。エースターゲットの松井とセカンドターゲットの小梶はそれこそ「良く抑えた」と思うが、要所で柴田を止められなかったのが痛かったかな。

とにかく、前半の嫌になるほどの不安が後半に感じられなかったのは、オービックがまだなにか隠しているのか伸びしろか有るという事なのか。プレーオフが楽しみである。