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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
富士通フロンティアーズ |
FF |
0 |
17 |
10 |
0 |
27 |
オービック・シーガルズ |
OS |
0 |
0 |
0 |
6 |
6 |
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1 |
FF |
3:14 |
#11西村46Yard FG× |
|
1 |
OS |
14:45 |
#29長尾50Yard FG× |
|
2 |
FF |
2;14 |
#3キャメロン→#29ゴードン20Yard Pass |
#11西村Kick |
2 |
FF |
8:25 |
#3キャメロン→#22宜本 37Yard Pass |
#11西村Kick |
2 |
FF |
14:15 |
#11西村 43Yard FG |
|
3 |
FF |
4:15 |
#11西村 33Yard FG |
|
3 |
FF |
11:17 |
#3キャメロン→#81中村37Yard Pass |
#11西村Kick |
4 |
OS |
4:27 |
#12畑→#89森 5Yard Pass |
#29長尾Kick× |
いやー、焦った焦った。家出る時間、川崎に間に合う時間と勘違いして(完全に思い込みです。場所は横浜と認識していて、所要時間を川崎の時と間違えたのです)しかも遅めに出て、車で高速に乗ったときにカーナビの到着予定時刻見て目ぇひんむいてしまいましたわ。
※よく10分前に入れたもんだわさ。
それにしても今日の横浜スタジアムはフードコーナーが貧弱で、開いている店でも扱っていない商品大すぎ。人数は今日の方が入るのに、前節より少ないなんてねえ。おかげで食べるものが無くて、第二試合前半でギブアップして出てきちゃいましたよ(結果を見ていい試合だっただけに、それはもう複雑な心境です)。
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さて、試合はどちらかというと「貧打戦」であって、それは逆に言うと両チームがダイヤグラム上で完璧に相手をコントロール出来ていたという所が大きかったという事になる。でも決して「守備戦」ではなくて、噛み合っちゃった貧打戦。
富士通はこの試合、怪我で離脱していた#6神山#81中村が復帰。ただ神山は試合勘が戻っていないようで、目立った活躍はなし。基本としてRBは#29ゴードンと#32後藤。
で、序盤からシーガルズが何をしてきたかというと。
この所キープレーヤーとしてブレイクしていた#87水野の封殺。これによりパスパターンを著しく封殺された富士通側は、ゴードンへのパスやワイドセットのレシーバーの浅いパスなどを使うことになるが、刻まされることになる。
とはいえ最初のドライブでFGを狙うまでに至ったが、痛恨のスナップミス(低く乱れたので拾い上げてボールを立てる動作に時間がかかり、ブロック)。
で、シーガルズ攻撃はどうだったかと言うと、結果的には菅原がスクランブル等自分でキープすることを自重したことが結果的に響いていた。というか、あんまりポケット内で動かなかったような。
最初こそラン2連続という入りで次に萩山へのパスでダウン更新したものの、次のプレーで強烈なスピードラッシュで捕まりかかり、無理投げをしたところをインターセプト。富士通陣42Yardまで戻されてしまう。
だかこの窮地で守備が奮闘、パス主体の富士通にシーガルズ陣16Yardまで攻め込まれたところで、オールアウトブリッツ(スクリメージ付近にほぼ全選手並べて、そこからほぼ全員ラッシュする奴ね)しかけた結果、#22宜本へのパスをインターセプトして窮地を脱する。
ここからラン主体でゴリゴリ攻める(但しサックも受けているしプレッシャーきつくてパス失敗している)が、結局こちらもFG失敗。
……えー、このまま試合は、この組み合わせで考えられない事に、「1Qに両者無得点」という、その、なんてこったい的、否、なんか変なことが起きる余地用なんじゃ無いか的な、そんな1Qだった訳で。
しかし2Q、得点は意外な形で入る。このドライブはパス主体となった富士通、途中パスインターフェアで(この判定には富士通側で見ていても疑問が残る。短いパスに対して振り向いて追走する守備選手に当たりに行ったような形で転んでいる。これを取られたら守備バックはチェイス出来なくなるがな)前進するのだがTDプレーは、ゴードンへの右スクリーン。ただこれはダウン更新用のプレーであって、シーガルズ守備がタックルミスした事で持って行けて、ある意味「ラッキーパンチ」な得点だった。
この返しのドライブでシーガルズはラン主体で攻めるもホールディングで下がったのが痛く、パント。
この返しのドライブ中にゴードンが負傷。前半戻れず(足がつけない状態で、松葉杖ついてたし)で、ここから富士通も組み立てに難儀する。ただしこのドライブで得点するのだが、このTDにしてもラッシュがきつくてスクランブルプレーになり、ほぼ無理投げだったものを宜本がナイスキャッチして走り込んだもの。相手を崩し切れた訳ではないのだ、全く!
そしてこの試合シーガルズ最大のチャンスとも言うべきプレーがこの返しのキックオフリターン。木下が一気に捲ってTDするも、ホールでイングでチャラ。
※このプレーがTDであったとしても、この後の展開はそれほど変わらなかったと思っている。
結局パントに終わったシーガルズに対して、自陣19ヤードから4連続パス(うち2回失敗。また最初の後藤へのスクリーンで一気に敵陣に入っている)で敵陣26YardからのFGで、前半で17-0とリードして終わる。
で、この試合で一番結果を左右したのは3Q最初のシーガルズのプレー。実は2QのFG以降、キックは木下と反対側(今回は#32原)のサイドに、プーチキックで蹴り込んでいる。もうリターンさせないぞ的な姿勢だ。
そして自陣41Yardからの最初のプレー、右サイドの木下へのリードパスを、DBが前に入ってインターセプト。
ちょっと球足が遅かったというのもあるが、これ明らかに狙っていたと思う。
結果的に菅原はここで交代して畑がドライブするのだけれど、これ以降シーガルズのOLがかなり崩されている。
見ていた範囲で言うと、左右のタックルが、#16トラーションのパスラッシュに耐え切れていない。気付いただけでも#51マイアバがかなりへこまされているところが見受けられた。
結果として言うと、畑のランパスオプションというかスクランブルというか、で前進はするものの、効果的な攻撃には慣れなかったシーガルズは、畑のブンブルロストから得た攻撃権、キックオフリターンの際に三宅を負傷で欠いたDBを相手に、微妙なズレを付いて中村へのパスが決まってTDとなり、ここで勝負あり。
その後畑が奮闘して1本TDを取るも、怖さが蘇ることは無く、時間消費で逃げ切ってしまった富士通の勝ちであった。
でね。前回の富士通戦あたりでも指摘したけど、結果としてパスが、木下と萩山頼みになっていて、そのり二人が外外なのね。インサイドにセットしても基本ボックスの外側。インサイドレシーバーもボックスの内側を殆ど攻めてないのね。実に読みやすくなってしまった。
しかも、現状菅原の目線は決め打ち以外は木下一択なので、ぶっちゃけインサイドレシーバーがおとりにすらなっていなくて。
そこに両タックルの問題。エンドの選手をヘルプに出すかRBをヘルプに出すと、インサイドにレシーバーが入ってこないのでかなり楽。
無論、何かは待った瞬間にドカンと爆発する可能性はあったので、そういう怖さはあったけれど、反則どうこうよりも、やはり3Q初めのインターセプトで流れが切れた事が一番大きかったんだろうなと思う。
ところで富士通は、ゴードンが後半復帰したものの再度負傷退場してしまった。現在のラインでは、バックフィールドが後藤一枚となると(スタイルしているのに#30金を出さず、#6神山も上がりが悪かった)かなり厳しいかも知れない。