TEAM |
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
IBM Big Blue |
IB |
13 |
7 |
3 |
7 |
30 |
ノジマ相模原ライズ |
SR |
3 |
3 |
6 |
6 |
21 |
Q |
TEAM |
TIME |
PLAY |
TFP |
1 |
IB |
1:25 |
#3クラフト→ #17小川 1Yard Pass |
#8小田倉Kick |
1 |
OS |
4:52 |
#8出澤49Yard FG |
|
1 |
IB |
8:13 |
#3クラフト→#40スタント40Yard Pass |
#8小田倉Kick |
2 |
IB |
4:26 |
#3クラフト→ #16 16Yard Pass |
#8小田倉Kick |
2 |
SR |
9:29 |
#8出澤33Yard FG |
|
2 |
SR |
11:56 |
#8出澤27Yard FG |
|
3 |
SR |
2:05 |
#8出澤47Yard FG |
|
3 |
IB |
5:08 |
#8小田倉36Yard FG |
|
3 |
SR |
9:41 |
#8出澤 18Yard FG |
|
4 |
SR |
1:42 |
#2 宮幸3yard Run |
#5木下Pass× |
4 |
IB |
4:10 |
#3 クラフト→#10末吉3Yard Pass |
#8小田倉Kick |
正直に言うと、このグラウンドは「プレーする人」向けであって観戦を前提とした試合には不向きだ。
正しいかどうかではない。単に、トップリーグの有料試合をするのに適していないというだけの話で、市民運動会や中高生の県大会レベルであれば、実にいい会場なんだろう、と思う。
ただし、それはそういう場であってこその輝きであり、少なくともアメフトやラグビーのように展開をじつくり見てこその競技の、有料会場としては適切ではない、と思う。
それというのも、スタンドが1メートル低い。多分等々力硬式と同じくらいか、やや低い程度。
さらにハイブリット・ターフであるが故に既にフィールドラインが引かれていて(多分サッカーとラグビー)、アメフトのフィールドの線が薄くて全く見えない時もあるくらいだ。
しかもメインスタンドはハーフウェーに更衣室への出入り口があり、そこにスポッター用の櫓が組まれていて、視界があまりよくない。
もう1メートル嵩上げしたらいいいんだけどなあ、とは思うが、そこまで贅沢は言えまい。
あと、今回の開催について市長さんの挨拶聞いて思ったこと。はっきりいって行政の関心が薄い。
たとえばライズの相模原開催。相模原市が他の都市に対する劣等感の払拭(これは政令指定都市化の際にネットで言われていた事である)の為にスポーツなどで一体感を出そうというフリを持っている事が後押しになっている。
たとえばシーガルズの習志野開催は、浦安と千葉に挟まれた環境がそうさせたと言ってもいい。
ところが八千代市はそういうベクトルがあるのか? スポーツイベントに積極的か? という点から見て、そういう感じはしない。
そもそもこの試合だってIBM側が働きかけたものの、環境整備の遅れで開催できるかどうか不明だった、とか言われちゃうとね。
もうちょっとなんかね。市民の皆様にもこっち向いてほしいよね。
蓋開けてみたら相当な来客だったのでビックリという感じなんだろうけど、そういう意味では「ホームゲーム」ではなく「巡業」に終わってしまったという感じ。巡業が本割りに格上げされるかどうかについては、今後のチームと地域との関わり合いにかかって来るんだろうなと思う。
また、試合開始前にライズやシーガルズはイベントがあったけれど、この試合は周辺が図書館造成中という事もあって手狭で何も出来ず。
正直前2会場が「商店街青年部がコンサル入れてやった商店街活性化イベント」だったのに対して今回は「高校生の文化祭の模擬店」に終わってしまった感じで、すっごくもったいない。
来年以降、場所が整ったらもっともっと密接にやって言ってほしいですね。
追記:Facebookの方でX公式と復興会議の方にも投稿したんだけど、頼むよX League公式サイト。手抜きとしか思えない。
これじゃ協会が復興の足引っ張ってる一方じゃんよ。擁護したくても、やるべき最低のラインが出来てないんじゃ擁護できないよ。
1.23日のリクシル対ブルズ、27日深夜にツイッターで指摘されるまで出てません。俺、23時半に該当するファイルパス直打ちして中身が空だったのむ現任してますから。
2.そもそも試合結果の一番下が21日のシルバースター戦。ちゃんとチェックしろって話ですよね。
3.27日の試合、IBMのサイトがスタッツ出してますが公式サイトはまだ。だいたい過去試合終了後4時間以内にはゲームスタッツ上げてきたのに、この所ひどすぎやしませんか?
そりゃお忙しいだろうし自分の生活削ってるんだと思いますが、ネット上において全ての核となるのが公式サイトじゃないんですかね?
来場者はみんな関係者で、ファンなんて実在しないとか思ってません?
本当に広める気あんのかね。なんかもう、情けないよ
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試合結果は9点差で、獲得ヤードは60ヤードほど差があり、負けた方が7分も時間を多く使っているという試合ではあるが、実際にライズの敗因としてあげておくべきは2つの判断ミスであろう。ただそれはIBMの勝因とは一致しない。
試合はコイントスに勝ったIBMのリターンから始まり、QBクラフトのハイテンポオフェンスで(但し、春のように自分のパスに固執している訳ではなく、自陣21Yardからの攻撃で、パスはわずかに2回のみ)あっさり先制する。この際、ライズはラン守備がほとんど機能しない。
この返しのドライブでライズは自陣38Yardからの攻撃となるが、#25東松のランが思ったように伸びない。結局FG。
返しのドライブもIBMはパス主体で攻め、またもあっさりTD。
で、ライズはランが出にくいと判断してパスで責め立てるが、なんと敵陣深くに投げ込んだパスがDLラッシュのせいでコントロールが乱れ、相手にINTされてしまう。で、このINTで自陣28Yardからの攻撃も、パス主体でガンガンにせめて、1Q終わりに敵陣8Yardまで攻め込み、これはもう一方的になるかな、と思った次の瞬間、#10末吉が痛恨のファンブルロスト。
とはいえこのドライブでライズはパント。その返しでリズムよく攻めてあっさりTDにしてしまうIBM。とにかくここでもランが止まらない。
返しのドライブで、#2宮幸のランと、#5木下のランで局面打開に出た(パスが通ったこともあって、だが)ライズ。しかし攻め切れずにFG。しかしその返しの攻撃のパス、ラッシュがきつくて投じたパスを#40スタントがはじいて、後ろにいたDBがINT。だかここね攻めきれずにFG。とにかくランが出ない為にリズムに乗れないライズは、出澤の長短FGで必死にねばっているが、相手守備のラッシュがきつくてもがくのが精一杯というところか。
後半のリターンをしたライズは、2プレー目に#89東へのロングパスが決まるがここも攻めきれずにFG。
その替えとのドライブも好調なパスで攻め込むIBMがFG。しかしこのへんから中央付近のランが出なくなる。
次の攻撃はお互いにパントとなるが、このIBMのパントがミスパントで、飛距離が出ずIBM陣47Yardからのライズの攻撃になる。木下のスクランブルの後宮幸、井本へパスが決まり連続ダウン更新の後宮幸が1Yardまで持ち込み、しかしやはり攻め切れずFG。
いやさ、この4th2Yard、ギャンブルでも良かったような気がする。
本当の判断ミスはそこではない。
この返しのドライブ。パスインターフェアでダウン更新するも、パント失敗の影響か何を思ったが4thギャンブル。
ここで質問です。ラッシュがきつくて無理にディープに投げたパスが、手前に失速しました。レシーバー利前に体を入れたDBがすることは何が正でしょうか?
1.インターセプト。戻せなくてもインターセプト。
2.パスをはたき落としてダウンによるターンオーバー。
……リターン出来る距離を考えると、ショートパスならインターセプトでもいいが、ここでははたき落とすが正しい。なぜなら、この場合自陣19Yardからか49Yardからかで、戦略的な面でまるで違うのだ。事実、パスで苦戦した。
ケツか敵にはロングパスが通りTDには行ったものの……
ここが第二の選択ミス。何故ここで2ポイント?
1ポイントでも2ポイントでも、その差は実はあんまり関係なかった……残り時間を考えれば。ここは蹴って、23-22にして次のドライブ如何で勝負を選択すべきだったのではないだろうか。結果はパス失敗。
その返しのドライブでパスがまたさえを照るIBMがあっさりTDで突き放す。
返しのドライブをギャンブル失敗で終えるライズは、その後の攻撃をパントに追い込むが、返しのドライブをINTで断ち切られて万事休す。
IBMは話題のDL#34ブルックスもさることながら、バックサイドから強烈なスピードラッシュを見せた#5トゥファーガの存在が大きかった。前半はブル付く酢の驚異はそれほどでもなかったが、その逆サイドから攻めてくるトゥファーガが止められずパスが乱れることが多かった。これがまずIBMの勝因1。
勝因2はクラフトがかなり我慢してきた事。春のような「俺が俺が」ではなく、バランスを考えた戦術で攻めていた。それがノーハドルの店舗にも繋がり、ライズ守備が反応しきれない局面を生み出した。
中盤にアジャストした筈のライズ守備が、あの4QのTDドライブで為す術なく下がっていったのは、見事というほかないのである。
逆にライズは、ハイテンポオフェンスに屈したという感じもするが、それ以上にその幻影に踊らされた2つの判断ミス(もしINTでなかったら、3QのうちにTD返せたかもしれない。もし2ポイントでなかったなら、その直後のTDドライブの考え方も違っていたかもしれない)が気になる。
まあ、それ以前に助っ人頼みの補強というのもいかんともしがたいんだけどね……。