「日本大学有志の会」加盟問題について

これについて決定事項なのであまりほじくり返すのはどうかという気もするのだが、アメフト関係を謳っている以上遅れてでも取り上げざるを得ない。

今回、連盟が取るべき選択肢は大きく分けて
①参加を認めない
②規定通り「最下部に準加盟」から
③実力を査定してか2部以上のどこかから
④廃部の背景(大学が突然運営放棄をした)を鑑みて、「休部」と同等の扱いをして2年活動していなかったとして自動降格2回として2部から
⑤実力を配慮してBIG8から
があった訳だが、結論として「表現は③だが実態は④」という決着だった。

まあこれとて連盟内部で紛糾したという話は漏れ伝わっているし、未だ「参加を認めるべきではない」論があるのも理解はする。
その中でこの着地点で妥協した連盟執行部の並大抵ではない尽力には頭が下がる思い出ある。

ではあるが……本当にこれでよかったのかというと、どうも。据わりが悪すぎる。

以下個人的な意見だが、「しっくりくる」案を考えた。

Step1 2025シーズンは「準加盟」とする。従って公式記録は残らない。
Step2 2025シーズンは実力査定シーズンとしてBig8登録チームと8試合を実施する。
Step3 シーズン最終節の順位順列は「日大戦を含んだ」結果とする。
Strp4 この結果順列上位2位までにいた場合はチャレンジマッチ出場。
    なお順列で日大が8位以下の場合は自動降格、残った順位順列で7位8位相当が入替戦
    日大が入替戦に該当しない場合、9位が自動降格で7位8位相当が入替戦
Step5 翌年から昇降格後の結果を準用して加盟とする

まずStep2から説明するが、「学校事情で休部相当」と見なした場合、休部した期の最後に所属していたカテゴリの1つ下(新年度でカウントした休部の年度数下に落ちる)から再開する、という考え方である(この場合、廃部届けを出した時が12月なので、Top8在籍とみなして、その1つしたBig8から)。
ただし実力査定シーズンとして公式戦にはしないので、原則公式記録には残らないし翌年のBig8の順位順列には影響しない(これがStep1の理由)
よってシーズンの結果Big8に残留した場合の2026年の順位順列は8位となる。

よく復帰決定前に「2部とか3部とかだと対戦相手が壊れる」とか「対戦相手が棄権する」とか謎の言い分を吐き出した輩がいたが、そういうのも含めて黙らせるにはこれが一番いい方法だと思っている。

この方法は「廃部・休部から復帰する場合の、すべてのチームにおいてシステマティックに準用できる」理屈になる。

もしこれなら以下の騒動も発生しなかったと思う。


この騒動の最悪なのは、シーズン開幕直前に仲裁希望を出したことで、覆っても対応不可能(つまり訴えの利益がない)という点。
もともと彼は高校時代(日大三高らしい)の事を考えると、日大に進学しなくてもよかった訳で(以前篠竹さんともめて推薦が消えた時期に他大学とのチャンネルが出来ていたし、現在も東西の有力大学に推薦入学している)、そこからわざわざ日大を選んだという事は相当強い意志があったのだろうけれど。
でも申し訳ないが「新興カルト宗教不死鳥団の二世信者」みたいに見えてしまったのと、こういう人は就職しても「俺サイコー」で完結して周囲に迷惑をかけるだろうし、そして来年下級生に厄介者扱いされる可能性が高くて、捨て身の自爆攻撃がハイリスクハイリターンで終わってしまった感が強い。
そういう意味で、今回の再加盟は少し問題がある対応だったように思うのである。

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