2014年6月7日川崎富士見球技場第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
u富士通フロンティアーズ FF 10 7 0 28 45
リクシル・ディアーズ LD 0 0 0 28 28
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 10:50  #11西村30Yard FG    
1 FF 13:07  #3キャメロン→#81中村 7Yard Pass   #11西村Kick
2 FF 14:28  #3キャメロン→#81中村26Yard Pass   #11西村Kick
4 FF 0:09  #3キャメロン6Yard Run   #11西村Kick
4 LD 1:07  #9加藤→#11前田 77Yard Pass   #14青木Kick
4 LD 5:47  #9加藤→#11前田 54Yard Pass   #14青木Kick
4 FF 6:39  #3キャメロン→#1強 25Yard Pass   #11西村Kick
4 LD 10:24  #29丸田1Yard Run   #14青木Kick
4 FF 11:54  #29ゴードン26Yard Run   #11西村Kick
4 LD 12:18  #9加藤→#25岩井2Yard Pass   #14青木Kick
4 FF 14:43  #29ゴードン5Yard Run   #11西村Kick

さてこっちは 、前半と後半、もとい3Qまでと4Qで全然違う試合をしているというか、フロンティアーズ守備の気持ちの切れ方というか、まあそういう印象になっちゃう試合ですよね。
この試合に関して言うと、#3キャメロンのすごさが改めて判ったというか、まだまだ彼の本領が発揮出来ていないというか(見ている限り#81中村とはかみ合うが、それ以外はまだまだという感じか。宜本兄弟ともフィットしているようにも見えるが、彼らの勝負ゾーンにディアーズの強力LB陣がいたせいか、苦戦していた)。一部の人が言うように、確かにクラりんとは格がちょっと違った、という感じか。
RBも高野橋とゴードンがかなりいい感じで来ている(そのせいか金と神山の出番がない……)。
だが、守備はどうよ。
DLのプレッシャーがかかる間は良かった。4Qになってちょっと緩むと、LBゾーンで前田に勝負されて捲り差し状態になり、そこがあれよあれよとノーガードの打ち合いになって。
おいおい勘弁してくれよ状態。
なんか、これまでのチームのイメージそのまんまな守備だったように思う。それ、ここでやっちゃだめでしょうに。
そんな感じの終盤しょっぱい試合でした。

2014年6月7日川崎富士見球技場第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
ノジマ相模原ライズ SR 7 3 0 0 10
オービック・シーガルズ OS 7 7 7 0 21
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 SR 3:27  #3 佐久間121ard Int.Ret   #16出澤Kick
1 OS 10:30  #20古谷 8Yard Run   #1金親Kick
1 SR 14:55  #16出澤30Yard FG×    
2 SR 9:53  #16出澤 25Yard FG    
2 OS 14:36  #6菅原→#85萩山 24Yard Pass   #26長尾Kick
3 OS 13:00  #6菅原→#85萩山7Yard Pass   #1金親Kick

ま、ぶっちゃけな話、層の厚さという面において、 ライズが見劣りしたというべき結果なんだろうなあ。
見所は、「ライズOLがどこまでシーガルズ守備のプレッシャーに勝てるか」と「シーガルズOLがどこまで仕上げてくるか」だった訳で。
そういう意味では前半はライズ守備がシーガルズOLを圧倒し、シーガルズ守備がハイスピードプレッシャーに行けなくて、という展開だったと言える。
最初、ライズがリターン。しかしこれは敵陣41Yardでパント。敵陣に入ってからパスがやや手詰まり。
その返しのドライブ、シーガルズは#12畑が先発。しかし2プレー目、右サイドのパスをDBに読まれ、フックした瞬間にその前に入り込みINT、そのままリターンTD。
次のドライブもポケットが壊されたり潰されたり(サック1回)散々な畑。
しかしまあ、ライズもみっともないことをしでかす。それは1Q9:03、パント。この時シーガルズのイリーガルフォーメーションとライズのホールディングがあり相殺、再度パントとなったのだが、この時の風雨のせいかライズのリターナーがボールを確保出来ず(とれると思ったんでしょうが)それをシーガルズが押さえて、ここからドライブして同点。
と、ここでライズに異変が。タンデムで起用されていた#2宮幸がサイドラインに下がったまま、#25東松がテールバック単独で連続起用になる。
そのせいというより、オーソドックスなプロIの多用でレシーバーがタイトカバーになったのが原因だと思うが、パスの精度が下がるライズ。
しかしまたここで、畑が木下に投じたパス、ダブルカバーしていた DBがパスコースに入り込みINT。ライズは敵陣36Yardからの攻撃となるがフォルススタートなどもあり攻めきれずFG、これが失敗。

2Qに入るとお互いにパント。そこかせ5:34から自陣14Yard開始のライズのドライブが、とどまるところを知らずに攻め込む。途中ギャンブルに出たところをシーガルズのホールディングに助けられ、また開いてオフサイドに助けられ、という展開だが最後の最後で攻めきれずFG。
次のシーガルズのドライブからQBを菅原にスイッチしたシーガルズ、しかしその菅原も相手プレッシャーに押し込まれあっさりパントに。しかしその返しの攻撃をシーガルズ守備が止め時間を残して菅原の攻撃。相手の交代違反もあったがサックもされるなど、ライン戦の攻防で「これはこのままでは」と思った瞬間、この日それまで全く目立ってなかった萩山へのパスが決まり(いや、本当に狙い澄ましたかのように決まった)、シーガルズ逆転。

この後、後半に関して言うと、出島を怪我で欠いてしまい、かつ東松も負傷して少し下がってしまったのだが、その事で攻撃に迫力がなくなったライズは、後半になってハイプレッシャーに出てきたシーガルズ守備を止めきれず攻撃ラインが半壊状態になり、追撃が出来なくなる。
逆にシーガルズは、得点こそTD1回となったが、相手守備ラインのプレッシャーを受け流すことが出来るようになり、比較的安定した試合運びが出来るようになっていった。
だからこの試合、実際に収穫があったのはシーガルズの方だったと言うことになる。よもや実践でここまで仕上げられるとは、というところか。
ライズは、エース・ナンバー2までは揃ってきたものの、その次が出てきてない。レシーバにしても井本・出島・大滝・出澤と駒は揃ったが、その次のターゲットがまだ弱い。RBも宮幸と東松はいいとして、その次あるいは違うタイプのRBを戦術的に投入出来ていない。
秋までに改善出来れば面白い結果を生むことも可能だが、さて……。

とにかくあの雨の中、選手の皆さんご苦労様でした!