駅弁大会に思う妙なこと

ちょっとしばらく、新宿に通うことにしました(一二月に引きこもっていた為に生活状況がグタグダになったまで、まずそこから直そうと思いましてね。)

で、10日から通い始めて、京王百貨店の所で行列出来てて、それで「ああ、駅弁大会か」と気づきました。
その晩の帰りに寄り道初めて、今日の昼間もちょっと顔を出したんですよね。

まず、駅弁って、「長時間列車で移動するとき、昼食や夕食を車内で取るもの」で、「冷たくなったものを熱いお茶で誤魔化して食べるもの」だというものと割り切ってますので、正直「海鮮丼風」みたいなのって、そもそも駅弁じゃない訳で。
冬場のガンガンのヒーター効いた車内で1時間は放置されても傷まないのが原則だから、生もの入れるのへんだし。

さらには(買ったんですけど)「横手やきそば弁当」に至っては電子レンジ推奨! それって車販カフェテリア用だろうが、駅弁じゃないやい……。まだ「ひも引っ張って暖かくする奴」の方がましだ。
さらに「ワンピース駅弁」とか、目も当てられないよ。

まあ、そこはいい。
ただ嫌なのは「駅弁大会を販促にしたいがために、特別なもの・新作をそこに持ち込んで媚びを売る」のは、なんかもう、筋違いというか。ってか、それって本末転倒!?

もっと嫌なのは、行列して買っている人の、一体何人が「じゃあ、そっちに旅行に行こう。行った時列車で行こう。列車に乗ったときはこの駅弁を買おう」と思っているか、だよね。
稚内とか根室とか、絶対列車で行きそうにないじゃん、こういう人たち。
そーゆー所に、今は違和感を感じます。
それこそまだ、町の商店がこぞって取り組む「B級グルメ」の方が健全な気がします。

とはいえ、単に「うまい弁当実演販売」と割り切ってしまえば、しばらくは夕食の食卓は華やかですな(汗)