2013年10月6日川崎球場第三試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
鹿島ディアーズ KD 

3

10

3

3

19

アサヒビール・シルバースター SS

0

3

0

0

3

Q TEAM TIME  PLAY  TFP

1

KD

3:03

 #14青木39Yard FG    

2

SS

2:11

 #39井ノ口41Yard FG    

2

KD

7:23

 #7加藤→#11前田58Yard Pass   #14青木Kick

2

KD

12:00

 #14青木39Yard FG    

3

SS

10:53

 #14青木,37Yard FG    

4

KD

9:43

 #14青木26Yard FG    

シルバースターはこの試合QBを4人使った。
最初は#17古川、満を持して#19東野、しかしその東野が怪我をしたので古川と#13高橋のタンデム、しかし後半から古川のみとなり終盤に#7安藤。
それが良いか悪いかは深い問題では無くて。ただただ、東野以外の不安定さをどうにかしてあげたくて、それが若手の成長につながるだろうと思う訳で。

基本、この2試合を見て思ったのは、シルバースターの攻撃に、「核」がないのである。
つまり「若手が困ったときに、ベンチが救いの手をさし出すかのごとく入れる、シンボルのようなプレー」、例えばスラントだろうがヒッチスクリーンだろうが、ブラストだろうがオプションだろうが、そのプレーが入ったら全員が死にものぐるいでそのプレーを実行できるような、そんなプレーが、ない。
チームによってはそれがパスのホットラインかもしれないし、エースランナーのダイブかも知れない。
でも、それがない。
パスについては手駒がそろっているのに、それがない。
ランが出ないからプレーもコールされない。だから簡単に手詰まりになる。

どうもそんな感じ。言っちゃ悪いが、攻撃は一昨年くらいに戻った上に惰性のような印象が残る。

無論、古川にせよ高橋にせよ、センスは感じるし伸ばせばいいQBになれる。今の手駒でも、日本トップクラスになれるだろう。
ただ、それを助けてあげられる攻撃の組み立てが、ない。
いや、多分そういうアナライズも出来ていない。そこまで手が回っていないのかも知れない。
※選手の怪我などで、そういう方向に舵が切れないのかも知れない。

とにかく、シルバースターの場合、守備はかなり良くなってきた(とは言え、今度は世代交代という難題が待っている)ので、攻撃のポリシーをしっかり決めて、それにあわせて組み立てていけるようにななるしかないと思う。

鹿島については、実際去年からそう大きく変わっていない。このままではどこかで行き詰まる可能性も、と思っていたところ、今年はQB加藤がかなり調子がいいので、山城とタンデムする事で色々出来るのでは無いかと思えてきた。
最終節が愉しみである。