2016年12月12日東京ドーム第一試合 Japan X BOWL

Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 5:26  #11西村24Yard FG    
2 FF 5:45  #11西村27Yard FG    
2 FF 11:22  #11西村30Yard FG    
3 OS 6:31  #49星野19Yard FG    
3 FF 11:22  #29ゴードン 4Yard Run   #11西村Kick

確認したいことがあるので、詳細は録画で見直してからとします。
気にしているポイントは、「オービックが、一人のDLが負傷退場したからと言って、守備戦でああなるのは何故か」と「#23バイロン・ビーディー・ジュニアの守備ポジション」。そもそもオービックの守備ラインはローテーションを含めハイプレッシャー型だった筈なのに、この試合BJは半分以上引いていた(あるいはゴードンをスパイしていた)と思われる点について。

ぶっちゃけBJかせパスカバーしなきゃいけないほど浅いゾーンにパスがあるチームではないので、どう書いていいか悩むのでありますよ。

ここで一つだけ触れておくが、後半KJ#36北村(録画で確認したら間違ってました)が取られたパントキャッチインターフェアについて。理屈上は「補給体制に入り姿勢の崩れた選手に頭からヒットに行く事で確保動作を妨害した」という事になるのだろうが、あれは厳しすぎる。ボールを捕球できない状態でフェアキャッチシグナルが確認出来なかった捕球者が低い位置でお手玉したのを、ボールを確保しに身体ごと向かっていく行為は決して問題がある訳ではない。
誤審というと語弊があるけれど、安全面に偏りすぎた判定だったと思う。

(2016.12.13追記)大変申し訳ございませんでした。ネット上で「公式規則第6篇第4章第1条b項の適用ではないか」という意見がございました。
以下抜粋

b. レシーバーがボールにタッチする前に,Aチームのプレーヤーが,レシーバーの両肩の幅で
正面1ヤードのエリアに侵入した場合は,妨害の反則となる。疑わしい場合は,反則である。
(A. R. 6−4−1−Ⅹ~ )

つまり、以前あったいわゆる「2ヤードルール」が廃止された後、キャッチ直後にタックルしようと高加速で突っ込んだ場合、真っ正面から(ボールの軌道を隠してしまう可能性のある角度で)1ヤード以内(ボールが隠れてしまいそうな距離)に入ってしまった場合、確保の妨害に当たると認定される。
かつ、その判断が微妙であった場合は「推定有罪」としてキャッチの保護を優先する、という事。
ちなみに公式規則解説に於いて今回と全く同じ条件が記載されていたので転記します。

Ⅲ. ニュートラル ゾーンを越えたキック チームのプレーヤーA1が,空中にあるキックと相手
側プレーヤーB1との間に立っているか,あるいは走っていて,(a)飛んできたボールが
A1に当たった。その時,B1はボールをキャッチできる位置にいた。(b)キックをキャッ
チしようとしているB1がA1にぶつかった。 判定:キックをキャッチする機会の妨害。
罰則−(a)および(b):反則地点から15ヤード。

Ⅵ. B25はBチームの35ヤード ラインでパントをキャッチする位置にいた。ボールが下降して
いるときに,A88はB25のすぐ横を走り抜けたため,B25はボールをキャッチする前に位
置を変えた。A88はB25に接触しておらず,B25の正面1ヤード以内に侵入することもな
かった。 判定:A88によるキックをキャッチする機会の妨害の反則。罰則−反則地点
から15ヤード。B25はボールをキャッチしたが,A88の行為によってB25は元の位置から
動いたため,A88はキックをキャッチする機会を妨害したとみなされる。

後ほど確認しますが、オーロラビジョンで確認した時には、選手がマフッたボールに対して反応しているリターナーと接触しているように「見えた」。確かにファンブル後である事を考慮すると、接触は正当なリカバー案件ではあるが、上記2つの判断からみて「プレーの連続性」で反則になったとも言えます。
なので、審判は正当な判断をしたと言う事が出来ます。

※ボウルゲームでは露骨なものと悪質な物でなければ、反則は取らないようにしているとは聞いたことがあるが、いささか微妙なホールディングと微妙なパスカバーはあったと思っている。ただ、それは攻守共に高い次元でのプレーの結果発生してしまったものなのであると思う。
試合本文は、長くなるので畳みます。

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