ごにょごによした結果

せっかくごにょごにょ出来るようになったので、現在CATVで放送しているアメフトはガツガツ録画しているのですが、その結果「すっげつまんねえ」という事態に陥り、結果としてアメフトがだらだらに見えてしまい、行く気がなくなってしまったのです。

ええとね。
問題はスポーツアナウンサーの質の問題だと思うわけです。
現在一番ひどいのがG+です。ひどいと言うより、さすが日テレ系というか、教育が出来てない中堅にマイク持たすな。
ある回では、解説のTDPro誌・松田編集長と完全にかみ合っておらず、画面としゃべっている内容もかみ合わず、とにかくアナウンサーが一人悦に入ってダラダラと知ったかぶった断片情報を垂れ流してたので、もうそれで見る気力が無くなった。
まあ本当に呼吸が合わない。そのダラダラ感がまた、無編集の素材の垂れ流しと相まって悲惨なことになっている。
相変わらず松本直人とか松田てつひろの「上から目線」はいらだちを覚えるし(結局それはアナウンサーの力量の問題で、かれらが「こいつばっかじゃねえの」的憐憫の目線で言うからそう取れる訳で)、読売系は撤退して欲しいよねホント。

GAORAはまだましだけど、それでもどうしてもタージンのベタベタなレイダース贔屓の回はとばしますね。チームに愛がある事と、試合の中継アナウンサーである事は別で、こういう偏向した仕切りは耐えられない。

こうやって耐えられないモノをだらだら見ていると、どうしても我慢できなくなって来るし、その悪いリズムが実際の試合を見に行く気力さえ削いでしまっているのである。

うーん、なんて言うんだろう。わくわく感が無いって言うのかな。
ついでに元ソース加工無しでやると、結構つらいのね。

その点NHKはいい。数年前までちょっと問題のある(判りやすくしようとして逆にウザかった事例はある)ケースもあったけれど、現在は解説もアナウンサーも、実に問題なく心地よい。
出来れば高野さん外して安部奈知や東海辰也、許されるなら鹿島の森ヘッドとかオービックの大橋ヘッドとか入れて欲しいし、かなうなら2時間半バージョン(放送枠2時間50分、ニュース20分のバージョン)で統一して、週4本放送にして欲しいとは思いますが。
ホント、スポーツ中継はNHKにかなうモノ無し。

TBSとかフジのように、スポーツ中継をバラエティ化(スポーツをバラエティ化しているのではなく、中継をバラエティ化している)するセンスの悪さとか、テレ朝のサッカー独占の愚(セルジオ越後はいいが、松木は嫌)を考えるに、NHKに金を払う必要は、あると私は思います。ネットメディアではこんな安心感は得られないからね。

なんか西ではとんでもない事になっているようです

いやー、たまたま関西連盟のサイト見て、目が点になりました。
関西大学、すごいじゃん!

この後のスケジュールを見ると、圧倒的に関大優位ですが、どうなんでしょう。関西の場合は「同率プレーオフ」が制度としてあるので、すんなり行くとは思わないんですよね。

どうも速報等見ていて思うのが、「結局、マンネリなんじゃない?」という事ですね。
関学なんか典型的に、おそらく過去類を見ない長期政権で(鳥内さんの是非を問うているわけではない)、立命館も基本は変わっていなくて。京大は水野さんが歳を重ねすぎた為に選手との距離が出来てしまったというのが長期低迷の理屈だと思うのです(篠竹日大末期、一時期の明治などと同じですよね)。
だから、一度衝撃を受けた関西は、来期からおもしろくなりそうです。

ただ、関大が甲子園トーナメントに出ても楽すぎるんですよね。悪いけど、仙台大あたりと勝負してくんねえかなあ、とか思ってしまうのですよ。波乱は起きやすいですよね。

 

ちなみにここの所見に行く気力がわきません。これはまた後でエントリしますが……やはりNHKのスポーツアナウンサーは凄いというか、TD編集部スタッフを解説からカットしたNHKの編成局の偉大さというか。
どんなにすてきな素材でも、調理人がヘボだとまずくなり、それが影響してしまう、という事です。南無阿弥陀仏。

Winny高裁判決と、欧州型裁判制度の限界(2)

大事なこと書いてないじゃん(笑)

今回の裁判は、アメリカだったら罪状も判決も異なる訳だが、基本刑事裁判ではなく民事裁判で損害賠償および活動制限という事になる訳ですが、日本ではそうならないので。
これは裁判の判断基準が日本を含む欧米型の「損害賠償を最優先」と言う考え方と、アメリカのように「権利の抑制による再発防止と、弁護費用のムシり取り」で行くものの決定的な差だと思うのです。

そもそもこの事件を刑事事件として扱うのは、日本では限界-つまり犯罪を規定する法律がすべて後追いのため、新たな判例を作る事を含めて法律概念が保守的という意味-があり、アメリカのように「あくまで権利侵害の認定を優先する」スタンスで社会罰を加える事とは、根本が違っている訳です。

従って今回の事件は「罪状優先型」とでも言うべき欧州型(いや、もっと正確に言うと「プロイセン型」だけど)裁判制度では、裁くことが出来ない刑事罰だったという事だと思うのです。

いや、別にだからといってアメリカ型裁判がいいというつもりはサラサラなくて。
2chの西村氏が民事で損害賠償を受けても払う気がないというのと同じで、罪を罪として認知出来ない裁判では意味が無く、同時に権利の抑制という手段が採用できない法体系に問題があるわけです。
※ちなみに、西村氏の居直りに対して裁判所は「彼が役員をしている企業に対して、その報酬を差し押さえると共に、その振込先口座の預金高を差し押さえる」事と、「その先にある未申告収入の実態を税務当局に告発」ぐらいはしてもいいんじゃないですか?出来ない理由が知りたいです。-但し、。2ch裁判については、最近考え方が変わっているので。あくまで2 chの罪は「モラル形成とその維持」が欠如していることであり、場の存在は否定しません。

先に書いたように、Winnyを制作した際に、および問題が明らかになった段階にて、法的・社会的問題のある使い方が出来る認識があった時点で、対策を一切講じず「脱法行為は違法行為にあらず、法がザルだから何やってもOK」という姿勢は、反社会的行動でしかないです。もし制作者サイドが「グレーゾーンになる部分については、権利者に最大の配慮をすることと、権利者の生活を守るためにお金を落としていきましょう」などの著作権権利者に理解を示すアジテーションを行っていたら、刑事裁判なんぞにならないし、もっと発展的に「権利者にも利用者にもそれなりにハッピーな結末が待っている」ビジネスモデルに展開できた筈なんだよね。

結局、映像音響系はピア・ツー・ピアではなくオンデマンドに推移しちゃったし、そういう意味で「技術の発展に殆ど寄与していないプログラムで、いつまで鼻息荒くしてやがる」という気持ちの法が強いし、Winnyの当時から先進的であったスカイプなどが幅をきかしている以上、この人が言うような「開発者の萎縮」は起きず、パラダイムはシフトしちゃった訳で。裁判に訴えの利益がないと思う次第です。

っつうか、裁判所はもっとITを勉強するか、知的裁判所のようなものを作る必要があるかも知れませんね。

Winny高裁判決と、欧州型裁判制度の限界

ファイル交換ソフトWinny制作者が、著作権侵害幇助の罪に問われた事件について、控訴審が無罪判決を言い渡したそうです。

これは残念ながら、「どこに力点を置いて議論を審議したか」によって答えが変わる内容ですかせ、この判決そのものについての是非は問いません。おそらく地裁側が「公共の利益」を中心に「迷惑かけた現況だから、何かペナルティを」としたのに対して高裁は「純粋に罪状に照らし合わせて是非を問うた」事になると思います。判決文読んでないから論評をベースに話をしていめに過ぎませんので、どっちがより正しいかという問題になると、「その時の風潮による」んじゃないかと思うわけですが。

ちなみに、私は「罪状はともかく、Winny開発者に罪はあるかどうか」と言われたら「あります」とはっきり言います。
と、いうのは、当時すでにファイル交換ソフトによる著作権侵害事件は相当数発生しており、またそのソフトの存在故にネットワーク帯域を圧迫していた事もはっきりしていた訳で(アメリカにおけるナップスター等の交換ソフトが引き起こした事例による)、開発時点で判っていた問題を回避するのは開発者の責務であるというのは当然の事だと思うのですが。
だから、刑法上では無罪でも、社会的には罪を背負うべきだと思いますね。

被告曰く「開発者が想定していない使い方をされただけで犯罪となるなら、殺人を犯した凶器の包丁を作った職人が殺人幇助で逮捕されないのはおかしい」であるが、「ファイル交換ソフトは著作権侵害に使われる悪いもの、包丁で人を刺し殺すのは間違った使い方」という形で通念が形成されている状態でこの主張は通らないと思いますよ。
せめて「大麻の搬送に宅急便を使ったからって、宅急便のシステムを考えた人が訴えられないのはおかしい」なら判りますけどね(モノを運ぶ=データをやりとりする、という意味で同種。ちなみに貨物運送は、法律により内容物を配送業者が検閲することが出来ない)。
ただ、確か問題になる度に「正面から解決する」事をせず「逃げ道ばかり探して改造した」ように見えるんですよね。それはおかしいだろう、と。

ちなみに、被告の言い分が正しいなら、エコナ油の発ガン性に気づかなかったメーカーは何ら責任を負わないし、森永ヒ素ミルク事件も水俣水銀事件も、作り手は一切罪も責任も負わないという暴論が成立します。
それは、おかしいでしょう。そんな当たり前の事を無視して「開発者の意欲が損なわれる」はおかしいですよ。

久保田としては、目的の機能を果たすために必要だったのは「ファイル交換ソフト」ではなく「期間限定、アップロードサイト・投稿者からの寄付で運営」というビジネスモデルだったんじゃないかな、と思うわけです。しかも、それをやるのはあくまで2chサイドが有志を募って(別に、現状の「勝手連型ログサイト」でも良いのだが、それを「はてなブックマーク」形式なりWiki形式などで公式サイトで検索可能なシステムにすれば良いと思うのですけれど)、なるべく拡散を防止していくべきだったと。

毎度のことだけど、久保田は2chが嫌いです。嫌いだけど、存在の否定まではしません(あくまでアングラ的な所という意味で、そういう存在はあっても悪くない)。嫌いな理由の一つが「増殖と暴走を制御できない上に責任の所在が曖昧だから」というものがあります。たとえば昔のNiftyServeのように、責任の所在が判りやすい仕組みの中で暴走していてくれれば問題が起きたときに大人の対応がしやすいのですが、2chはそれを否定する所から入っているようにも見えるので、そこがとても嫌なのです(有志のスタッフが問題発言に対応する、といっても、Niftyのシスオペのように研修会開いて期間内の責任を明確にするなどの行為を行っている訳ではない以上、責任と言えるモノがあるとは思えない)。
今回の件も、精度の不備を「ゆがんだ善意」の名の下に行ったものだと思うので、社会的に問われる責任という意味での罪は、開発者側に存在すると思います。
ただ、刑法的にそうであるかどうかは別ですが。

なんとなく、正面から議論する事を避けた時点で、この人は開発者ではなく「プログラムヲタクの厨房」だったように思います。開発者を名乗るには、少しおこがましいと思いませんか? すでに同じ種類のソフトで社会的に問題がおこた板にも関わらず、予見できなかった、なんて言うのは。

※実はここから、著作物に関わる対価の話に繋がらねばならないのだが。

勇気ある決断

専修大学が新型インフルエンザの感染者が増えたことを理由に、試合を棄権しました。

本来なら優勝目指して一敗も出来ない局面なのですが、それでも「チームに限らず全体に影響が出ること」という視点で棄権したのは、大英断だと思います。

選手は悔しいでしょうが、是非全快して頂いて、この後何試合欠場するか判りませんが、なんとしても勝利をもぎ取ってベストパフォーマンスを見せつけてあげて欲しいものです。

もっとも、予防管理が甘かったという事は攻められるべきですか。

五輪招致について

今週いきなり実家から「ネットに接続できない」という泣きが入り、金曜の晩から実家に行ってメンテナンスしましたので、土曜日は観戦休養しました。(ちなみに、ルーターの電源を入れ直しました。管理画面からでは効果がなかったので、おそらくフレッツ網のメンテナンスで切断された後に不測の事態が発生したのではないかと。もう5年もたっているルーターなのですが、あと8年は維持しないと-8年もすれば、両親が引っ越す筈なので-)。

で、深夜に見ていたテレビ中継で、五輪開催地の投票を見て。
まあ予想通りの結果ですが、これでまず五輪招致に必要な条件とプロセスがはっきりしたと思います。
 1.赤字を許さないだけの国家的補助の存在
 2.複数回開催する為の「レジェンド」としての価値
 3.あまりに近い距離での投票直近で開催された事への忌避
 4.都市と言いながら国で決まるロビー活動
この4点を精査しないといけないですな。

1.について。これはモントリオールによって路線が定まったものですが(大赤字で、それ故に市民が20年以上の間の増税による支払いが発生した)、今回に関してはそこが弱かった事がシカゴ落選の一因です(但し、そこがすべてではない)。

2.に関しては、確かにアテネやロンドンといった大会が21世紀に入り2度目の登場を果たしていますが、バルセロナから20年近くヨーロッパ開催がない事が影響していると思います(冬のトリノはありますが)。しかし日本開催は「長野」があり、かつアテネやロンドンのように「かつての栄光の開催地」というインパクトがないのです(それは、幾多の国際大会が開催されている事も影響していると思われるが)。

3.についてですが、平たく言うと「北京のあと8年後に東京? アジアはいらねーよ」てという感情ですね。だから、今回本気で取りに行ったというなら、そこは無能の極みという事です(2024年を狙う為のロビー活動の一環ならですが、だったら落胆してはいけないのです)

4.についてはもはやオリンピック招致は「国家プロジェクト」です。オリンピック委員会という団体の独自の活動ではない、という事につきます。それはすなわち、アマチュアリズムとはかけ離れた金権支配と権力闘争の世界です。滅私奉公型アマチュアリズムを全面にしているこの国のスポーツ界(かつ一部の人で既得権を独占するちっぽけな野心で満たされている支配層)では、到底かなう筈もありません。

でもね。個人的には「現在の五輪をとりまく環境からして、東京では絶対にムリ」と思うんですがねえ。
真夏の外気30度超・湿度檄高があたりまえの東京都心でフィールド・グラウンド競技が可能か。
選手の移動は原則専用バスだが、渋滞対策がなにもないのに出来るのか(選手に、この複雑な東京の公共交通機関を乗りこなせなどという暴論を吐くのか?)。
ゲリラ豪雨に対応できるのか。
開催期間中に他のスポーツイベント(インターハイ、インカレ、高校野球、国体)が開催出来ない。
アメリカ基準で人気競技が開催できるのか(NY時間で時差が12時間ある訳だ)
などなど。
とにかくどうして楽観視できるのか、不思議なんですわ。

まあそもそも久保田的には日本開催地が東京に決まったプロセスがとても嫌だったので、はっきり言ってしまえば「石原、ざまあみろ」なんですよね。
※主観的な言い回しですが、「福岡が立候補して着々と準備していたのに、石原慎太郎が名誉欲剥き出しに横やりを入れて、JOCに政治的な圧力をかけて報告書を東京有利に書かせて奪い取った」ようにしか見えなかったのですよ。事実かどうかは別として、石原慎太郎が政治力を行使しなければ福岡が候補地だった筈なのです-そもそも東京五輪開催に向けては、施設建設予定地の築地市場移転の問題が解決していないのに、それを無視した答申だった訳だ-。

もう、次の選挙では石原慎太郎を候補にしてはいけないのです、政党は。別に彼が右翼思想の強い人だからではなく、新銀行東京といい今回の招致といい、ハコモノ思想と名誉欲で無計画に風呂敷を広げるだけの人だと言うことが判ったから、です。そして、正直に言えば新銀行東京の執政責任は都知事にあるので、石原慎太郎は都民に対して全資産をもって追加投資分の返済をする事と、政治舞台から消えて無くなるべきです。
彼のせいで、東京は、10年を棒に振ったと思います。

ちなみに……テレビで「残念ですぅ」と脳天気に言っている街頭インタビューの人たちは、推進賛成派ではなく「単なる傍観者」です。本当の賛成推進派ならば「信じられません」と言う筈ですから。

久しぶりに本屋に買い物に行きました。

金曜日の晩に組合で飲んだんです。
正直、あまり良い呑み会とは思っていません。酒席だからといって人をいじるにも限度があるし、こと私生活については深い仲でもない限りは揶揄してはならないというのは、どんな国の文化でも当然のこと。無礼講に礼儀あり、なのです。
ぶっちゃけ話、俺が独身だろうが彼女がいなかろうが、ロリ系の趣味があろうがヲタクだろうが、おまえには何の因果も影響もねえだろう、という事ははっきり言いたい。別にそこて゜俺の立場がどうこう、という気はしないけれど、少なくともお前とは二度と呑みたくないという気持ちにだけはなれるのだ。それはこの後2回ほどある組合の飲み会で顕著に出るので、他の人に迷惑をかけるだけなのだ。それが嫌で飲み会に出ないのだから、今後とも余計出なくなるだけなのです。

でもって、まあ酒が残っていたので起きられず、土曜日は休み。結果的に見てこの2日間は完全休養にしていてもバチが当たらなかったようです。
逆に本屋に出かけて3ヶ月ぶりに本を買ったんですが、あまりに不快な本を見てげんなり。
なぜ、北海道はミステリー作家の宝庫なのか? (ISBN-13: 978-4900541818 )
あまりに不快だったのでリンクしません。

全編通した訳ではありません。実はこういう我田引水本は救いがたい面があり(生まれただけなのか、その人がどこでどういう育ち方をしたのか、という事が間引かれるケースが多い為)、手に取る事はないんです。
たとえば、高城高の場合、作家となるベースは仙台時代の生活にある訳だし、逆に佐野洋は出身地ではない札幌での記者時代に作家のベースを作った訳で、この二人は扱われ方が逆なんですけど、出身地で縛る以上は矛盾になる訳です。
まあ、そこはいいでしょう。そんなものは序の口です。
ひどかったのは佐々木丸美の扱い。
ありゃないわ。ひどいというより、あの書き方見ただけで駄本決定ですね。

現物が手元にないので正確は期しません。
「読めないのである」「登場人物が稚拙なのである」「稚拙なのにハイデカーなど観念哲学を論じるのである」
という事から「伝説と化した為に稚拙なミステリーファンが飛びついて復活したのである」という結論に達したんですよ、この人。
こういうのが稚拙な論考、という事になるのに気づかないのね。
そりゃ何も知らなきゃそう取るけれど、執筆時の「少女文学の文体」とか「視点者が見たモノ聞いたモノをそのまま記録している」とか、そういう作法を無視している訳ですわ。
正直、主人公が大抵ハイティーンである事から、それを記載する文体として昭和50年代の少女小説・ファンタジー(ここでいうファンタジーは夢想小説の意。童話等の延長)文体として大きく外れていない。その上で一人称者が哲学を論じることはまずない。それは一人称者視点の先にある登場人物の会話の中に出てくる単語に過ぎないのですわ。
ろくに読んでない人が批評するなら、担当を変えれば良い(というより、先に割り振りれを固定化した為に故意に変えていないという編集の無能ぶりの路程)のに、そういう事もしないのであれば、外すべきでしょう?
そもそも佐々木丸美の復刊についての大半は、「過去に一度読んだことのある人が、絶版で入手不可能だった事から復刊を求めた、ノスタルジーによるもの」であって、佐々木丸美独特の世界を知っている人が求めたからこそ全巻復刊に至った訳で(復刊運動のサイトなどを見れば判る話ですが、それもしてない。していたらこんな文章には絶対ならない)、とにかくろくに調べもしない読書感想文で金を取るなとはっきり言ってやりたいですわ。

という中で、さらにげんなりしたのが神林長平『ブロークンアロー 戦闘妖精・雪風』です。これもここではリンクしません。っつうかアマゾンの仕様が変わったのに、まだ対応させてないので。
雪風シリーズは、無印の頃の「機械と人間の戦い」を、無理に引っ張って引き延ばした『グッドラック』までは我慢しましたが、今回は単に「敵は海賊」でやっているネタ(世界の平行化・存在提議の曖昧さ)を雪風でやっただけで、全く別の話とした方が-『死して咲く花、実のある夢』と差のない話になりかねないですが-まだ良かったような気がする。

そして、うーん、とうなるのが河出書房新社のムックで、宮脇俊三氏のものが出ていたんだけど。
この中で原武史氏がとんでもない勘違いをしているのに出くわして、さらにげんなり(買ったけどね、ほかに読みたいのがあったので)。
そもそも『「最長片道切符の旅」取材ノート』の脚注に不満が出ているのは、脚注になっていないからですよ。
別に原さんが現状を書いた事が問題ではなく、原さんが自分の自慢げな態度をつらつら書くから問題なのですよ。
神格化がどうこうではないのですよ。神格化が怖いから現実を、なんて事を言う原さんは何様ですか、と言いたいですねえ。じゃあ「坊ちゃん」の脚注で「今はどうこう」なんて付けますか? 今に通じにくいところをフォローするというさりげなさが脚注のあるべき姿でしょ? もし原さんの言う通りにしたいなら、脚注ではなく「平成20年当時との比較」という形で2段組にすればいいわけです(本は倍の暑さになるし読みにくいけど)。中途半端に自己顕示欲-原さんがやった事は「宮脇俊三を俺色に染めたんだ」という事であり、そういう事を自己顕示欲と呼ばれるのだ-を前面に出して善行を行ったかのように言い張るのはいかがなモノかと思う次第です。

まあそれにしても、買った本としては少ないなあ、3ヶ月分としては。まあ9月末分もあるので、もう少し買いますが。

物欲ごにょごにょ

ごにょごにょ、に関しては買ったパーツから想像してください。

実は昨年、ブルーレイディスクを導入したことは12/21付で書いたのですが、なにぶんまだディスク価格が高いので、存分に活用しよう、などという気は起きなかった訳です。
ところが、買ったモノが「最低限の地デジOK」だった事から、CATV(BS含む)の番組名取得が出来ないという事実が待っていたのであります。調べたんですけど、番組名まではD端子では拾えないらしくて。
これが面倒くさかったのでCATVのチューナーをHDD対応にしました。7月の事です。
と、これが「お気に入り自動検索」がついていて、ダブルチューナーで、という事から今まで余程のことがないと録画すらしなかったG+とGAORAのNFL中継も録画することが出来るようになりました。
※実は「自動録画」という機能もあるのですが、NHK-BSとスタックするものは排除したいので使っていません。その機能は現在、アニマックスとかキッズステーションとか(ファーストガンダムと、「宇宙海賊キャプテンハーロック」。多摩テレビさんがAT-Xやってくれればもっと大活躍なのにね)しか使ってません。

と、これが結構ムーブして焼くというのが面倒くさい。いっそキャブチャして圧縮したろか、と思ったんですね。

ところがここで、問題なのはデジタル放送のコンテンツ保護信号。CATVは地上波+110度でないBSをアナログで、地デジ+110度をデジタルで流している事により、110度CS側はすべてコピーワンス信号、BSはダビング10の制約が入っている訳です。

現在私の使っているGV-MVP/IDVは、コピーガードがあると録画できない仕様なんですな。

ちなみにこの機種の利点は、インターレス除去機能付きのAVI形式(但し、一般的ではないと胃分けているカノープス方式ではあるが)で生ソースの状態で録画できる事。MPEG2で最初にエンコードされていしまうと、はっきり言って困る。困るのはDVDに保存しようとしても、ブロックノイズなしにすねにはDVD-DLクラスになってしまうのです、アメフトでは。
そこで、何度か取り上げてますが「XVD」にAVIからエンコードする事で、かなりの画質で楽しめるのです。

で、これをなんとか「XVD」で統一して管理する事で、いつでも「後追いでディスク化」「PC取り込みは夜中、エンコは日中」という事で処理したいと考えている訳ですが、何しろコピーガードのせいでそれが果たせないのです。

正直、権利者の利益を守る仕組みとして「コピー禁止」「メディア・機械の限定」というルールはあり得ないと思うし、実際に現在必要なことは「著作権を侵害した視聴サーバでの公開は、再生時にドロップされる」という方法の模索の方が大切だと思うわけですが、そこで「ごにょごにょ」という人たちが出てくるわけです。

※以下、一応畳んでしまいます。ごにょごにょについても書いてしまいますが、ここでのスタンスはあくまで「保存に適した容量と画質の問題を私的に解決する」事だけであり、それ以外の用途での使用を推奨するものではありません。著作者および権利者の権利が正しく守られることを期待しております。

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9月下旬~10月の観戦予定

仕事の都合などで以下のように変更となりました。

月 日 会  場 開始時間 試合
9/26(土) 川崎球場 10:30 専修大学-国士舘大
13:15 早稲田大-関東学院
15:45 日本大学-帝京大学
アミノバイタルフィールド 16:30 中央大学-立教大学
27(日) 川崎球場 11:45 慶應義塾-横浜国立
14:30 法政大学-東京大学
18:00 アサヒビール-日本ユニシス
大井第2球技場 14:30 オール三菱-富士ゼロックス
アミノバイタルフィールド 13:45 日本体育一橋大学
16:30 明治大学-東海大学
10/3(土) アミノバイタルフィールド 16:30 中央大学-国士舘大
川崎球場 14:30 鹿島-明治安田
4(日) アミノバイタルフィールド 11:00 専修大学-立教大学
13:45 早稲田大-帝京大学
16:30 日本大学-関東学院
川崎球場 11:30 IBM-ハリケーンズ
14:30 富士通-ブルザイズ
10(土) アミノバイタルフィールド 11:00 日本体育-横浜国立
13:45 明治大学-東京大学
16:30 法政大学-東海大学
川崎球場 11:30 オール東京ガス-日本ユニシス
14:30 アサヒビール-富士ゼロックス
11(日) アミノバイタルフィールド 16:30 慶應義塾-一橋大学
川崎球場 11:30 富士通-ハリケーンズ
14:30 オービック-オール三菱
12(月・祝) 川崎球場 11:30 明治安田-ブルザイズ
14:30 鹿島-IBM
17(土) 川崎球場 13:15 帝京大学-立教大学
15:45 関東学院-国士舘大
アミノバイタルフィールド 13:45 早稲田大-専修大学
16:30 日本大学-中央大学
18(日) 川崎球場 10:30 東海大学-一橋大学
13:15 明治大学-日本体育
15:45 法政大学-慶應義塾
アミノバイタルフィールド 16:30 東京大学-横浜国立
24(土) 夢の島陸上競技場 11:00 帝京大学-国士舘大
13:45 関東学院-立教大学
川崎球場 11:30 オール三菱-オール東京ガス
14:30 オービック-アサヒビール
大井第2球技場 11:30 ハリケーンズ-ブルザイズ
25(日) アミノバイタルフィールド 13:45 日本大学-専修大学
16:30 早稲田大-中央大学
川崎球場 11:30 IBM-明治安田
14:30 鹿島-富士通
大井第2球技場 11:30 富士ゼロックス-日本ユニシス
31(土) アミノバイタルフィールド 11:00 東海大学-横浜国立
13:45 法政大学-日本体育
16:30 明治大学-慶應義塾

変更箇所と理由です。
・9/26と27は、業務都合で休日出勤の可能性が出た為です。なお、27の対象試合を変更したのは、4チーム中3チームの仕上がりに不満がある為、それならシルバースターの方を見たいなと思った為+明治の優先順位が下がった為。
・10/3の試合変更は、明治安田の出来から、それなら中央の出来を見てみたいと思ったから。ただしここも休日出勤の可能性があるので予定に格下げ。
・10/10と10/18を予定に格下げしたのは、明治の優先順位が下がった為。10/11と12の格下げは、10日を格下げした事と組み合わせで、このへんで実家による予定を組み入れる為。ただし流動的ですが。

明治の優先順位が下がった経緯は、明治-一橋戦のたたんだ部分に記載してあります。不快な物言いがしてあるので、そーゆーのが嫌いな人は絶対に見ないか、見ても記憶から切り捨てるかどちらかの対応をしてください。

9/20アミノバイタルフィールド第三試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
明治大学グリフィンズ  

0

20

7

10

37

一橋大学クリムゾンズ  

0

0

0

0

0

Q TEAM TIME  PLAY  TFP

2

明治

2:16

 #29小谷田 4Yard Run   #25小中 Kick

2

明治

7:00

 #16田中- #29小谷田 23Yard Pass   #25小中 Kick×

2

明治

11:06

 #16田中- #5高松 4Yard Pass   #25小中 Kick

3

明治

8:08

 #7榊原 5Yard Run   #77井坂 Kick

4

明治

3:57

 #22加藤 28Yard FG    

4

明治

11:27

 #16田中- #1安田 10Yard Pass   #77井坂 Kick

正直、この試合も「どうだかなあ」という消化不良試合。
1Qの明治に自滅以外の言葉はいらない。最低、6点取れている。
最初は5:22。敵陣18Yard 4th。普通ここは35YardのFGだ。しかし、ギャンブルしてパス失敗。(パスの精度の問題)
続いて9:35に敵陣12Yard1stダウン。しかし、スイープに出たプレーで相手守備がボールを叩き出してファンブルロスト(敵がいる側の方の片手でボールを持っていた所に相手守備選手が頭突きをかましたような感じになり、ボールがはじき出された)。
この2つのプレーは完全に自滅。
このほかにも、得点機中2Qのうち2回は4thギャンブル。つまり、本当は33-0だった可能性が高い訳だ(辛辣に言うと同じ37-0でもTD数が違う、という事も考えられる)。

え、明治のチア、邪魔です。もう少し勉強して来てください。2Qに、攻撃している時にディフェンスコールという奴はもう、萎えます。※さらにスタンドにいるチアの、メインのコールが出て、それが中央に伝わるのが遅すぎ。1拍どころか、1回コールが飛ぶ。他大学のやり方を参照してもっと統一感出して欲しい。

--以下、閉じた部分は「明治に対してあまり良いことを言わない」部分であるので、はっきり言って父母会とOB会の人は絶対に見て欲しくない。今日のスタンドで、はっきりそういう意識になったので。警告した以上、見たとしてもあんたたちに腹を立てる権利も資格も義務も資格もない。ここまで言って見た以上、読んだ時点であんたたちは今後久保田のスタンスに異論を唱える権利も資格もない事を強く申し上げる-

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