5/5第一試合結果

メインスタンドが混んでいたので、バックスタンド側で見てました。
                 1Q 2Q 3Q 4Q Total     
オンワード・オークス    (OK)  6 17 13  7 43
オール東京ガスクリエイターズ(TC)  7  7  0  0 14
Q TIME TEAM PLAY
1 8:24 OK  #13冨沢-#31杉澤 8YARD PASS / TFP # 1西村KICK×
1 8:38 TC  #33桜井 92YARD KOR / TFP #85鈴木KICK
2 2:05 OK  # 1西村 35YARD FG
2 9:11 OK  #31杉澤 13YARD RUN / TFP # 1 西村KICK
2 10:24 OK  #13冨沢-# 7井本 11YARD PASS / TFP # 1 西村KICK
2 10:37 TC  #33桜井 85YARD KOR / TFP #85鈴木KICK
2 11:57 OK  # 1西村 37YARD FG×
3 4:17 OK  # 4菅原 13YARD RUN / TFP # 1西村KICK
3 11:48 OK  #20杉原 39YARD RUN / TFP #80吉野RUN×(ホルダーのファンブルからのキープ)
4 6:52 OK  #16本間-#11井上 82YARD PASS / TFP # 1 西村KICK

コイントスで勝ったオンワードが後半のチョイスを選んだので、東京ガスのリターンから試合開始。
オンワードは#13冨沢を前半、#4菅原を3Q、#16本間を4Q。東京ガスは#14室田。
一言で言うと、「個々の能力ではオンワードが圧倒している」訳で、点差的にもそういう試合である事はよく判るわけで。
でもすごく見てておもしろい試合でしたよ。
というのも、オール東京ガスが最後まで真摯にプレーして、精度の高いプレーをしていたから。
最初の頃はパス主体だったオンワードに対して、ゾーンだったのかやたらとミドルレンジでフリーになる選手が出て、冨沢のパスもいい精度で距離を稼ぐ。でもTD後のTFPでディレーするのはいただけないし、それが結果的にキックブロックになったのはさらにお粗末。
それに対して#33桜井のリターンでTDを奪いあっさり逆転してしまう。
その返しのドライブも比較的調子よく(キックオフの際にキックの距離が出なかったことでいいポジジョンから始められたこともあるが)進んだのだが、TD狙いのパスがインターセプトされる。
このへんから、パスカバーがマッチし始めたのか、QBへのプレッシャーが届くまでレシーバーを捜すようになる。
ただ、オール東京ガスの攻撃はラインがどうしてもDLを止めきれない。室田はどうしてもプレッシャーがかかるとパスが乱れ、ここというところでパスが決まらない。
また、2Q2:22のショベルパスのように、押し込んだDLの所に渡してしまう(あの場合、ショベルパスではなく捨てた方が傷が浅かったと思う)上にDTがそれを弾いてDEにINTされてしまう。
ここから2ドライブ連続でTDを奪った訳だが、3Qからまた攻撃がオーバーパワー。
これは、セットバックからのトラッププレーで守備を上手くビックアップした所にオークス自慢のRBがぶいぶい言わせる訳だから仕方ない。
それでも、最後まで心が切れていなかったから、見るに堪えられる試合だった、と思う。
やはりオール東京ガスはライン強化が必要。室田は少し余裕があればいいプレーを連発していたのだから、もう少し辛抱出来れば伸びると思うのだけど。
オンワードは、もう完成されたパターンの中で試合しているからねえ。余計な反則がいくつかあった(ディレーの事です)のを改善しないとね。

4/26大井第2 第二試合結果

私は声を大にして言いたい。
「ついに公式パンフなしかよっ、メンバー表は各チームのコピーかよっ」
なさけねえぞごるぁ

                 1Q 2Q 3Q 4Q Total     
IBM BIG BLUE  (IB)  7  7  7  7 28
オール東京ガスクリエイターズ(TC)  3  0  7  9 19

Q TIME TEAM PLAY
1 5:24 IB  # 2片岡 3YARD RUN / TFP #11井田KICK
1 9:27 TC  # 1一木 42YARD FG
2 7:52 TC  #85鈴木 40YARD FG×
2 11:26 IB  #15岡村 – #83サンプル 11YARD PASS / TFP #11井田KICK
3 2:45 TC  #12田 1YARD RUN / TFP #85KICK
3 11:09 IB  #15岡村 2YARD RUN / TFP #28崔KICK
4 2:45 TC  #85鈴木 24YARD FG
4 8:56 IB  #24中野 1YARD RUN / TFP #28崔KICK
4 11:28 TC  #14室田 14YARD RUN / TFP #14室田 – #87中島 PASS×(#22中山INT)

天候的には雨が降ったり、風か冷たかったりしたのですが、試合は後半に盛り上がりました。
先発QBはIBM#15岡村(4Qから#10柴田、ラストドライブのみ#16春日部)、東京ガスが#14室田(負傷時のみ#3原、後半は#12田、最終ドライブはまた室田)。
前半はIBMリターンで試合開始。
だいたいIBMの組み立てはショットガンからクイックのアウトとか、縦に釣った手前とか、比較的浅いゾーンでのパスが多くて、そこに時折ドローを入れる程度。シンプルなんである。
前半は東京ガスCBがクッションとりすぎて、その手前でLBが両方カバーする羽目になってしまい、ここぞというところでパスが通されてしまう。
対する東京ガスはオプションとQBのロールアウトを織り交ぜるが、どうしてもランが思ったように出ないし、パスも不安定。
結局決め手を欠いて両チーム前半終了。特に2Q中盤から岡村が投げられない場面多数というのは、完全にカバーされた時に、誰かか個人の力で打破するという所に乏しいから、なのか。
東京ガスの後半で、#12田が出てくると、攻撃が一変する。最初のパス(失敗)が効いているのか、DBが下がる傾向があり、そのせいか(ついでに田にオプションさせても怖くないというのあってか)スプリントドロー系のプレーとそのプレイアクションでぶいぶい言わす。
もっとも、終盤には押し込まれてどうしようもなくなった面もあるのだけれど。

両チームを総括すると、IBMには圧倒的な存在感が不足している。リクルート(現オービック)の中野・河本のような「絶対的なディフェンスブレイカー」がいないというのが原因だろう。
東京ガスは攻撃ラインが見劣りする。もう少し堅く(QBを守ってあげるという意味)スタミナが持てば、今回のようなシステムで機能するだろう。逆に、今から底上げが望めないなら、最終版に見せたショットガンというのもアリだ。見ていて存在感があったからね。東京ガスの守備はもうすこし早く相手攻撃をアジャストしていたら、このこの試合で勝てたかも知れない。

いずれにせよ、ライン強化は必要かな。

試合には関係ないが、相変わらず大井第二のメインスタンド中央通路は立ち見の客がうようよ居て、邪魔。これは完全に欠陥スタジアム。なんとかしないと駄目だ。
だいたい、芝生席が雑草畑だし(駒沢第二は、土の露出が多いけれどちゃんと手入れされてた)、エンドゾーン裏の柵は壊れてるし。

4/26大井第2 第一試合結果

明治安田パイレーツの防具が到着しなかった為、棄権となりました。

詳細はパイレーツのブログに掲載されていますが、運送会社が配送時間を間違えた為との事。

まじめに考えれば、パイレーツはペナルティが待っています。
でも、この損失に関しては、運送会社に損害賠償請求すべきでしょう。
そして、同時に他人便りにするのではなく、自分たちが2トンをレンタルして搬送するような、そんな方法を考えないと駄目でしょう。

しかし、Xの公式サイトにはなーーんも出てないんだよねえ。

春の観戦予定

4/26 パールボウル 明治安田 vs 富士ゼロックス  / IBM vs ALL東京ガス
(4/27は、急遽会社OBの葬儀に出席する事になり、観戦できません)
5/5  オンワード vs ALL東京ガス / 鹿島 vs 富士ゼロックス
5/6  オービック vs ハリケーンズ / 富士通 vs ROCBULL
5/18 富士通 vs ALL三菱 / オービック vs アサヒビール

あとは予定が立っていません。

バイバイ、ブレット

ついにその日が来ましたか。
ブレット・ファーブが引退

ご苦労様、だ。
本当にご苦労様。

2度の薬物中毒回復プログラム、父の死、妻のガン、その他色々な運命を共にしてきた。
プレーオフのテキサス・スタジアムで闘志むき出して異様な雰囲気の中でプレーしていたのに、サイドラインでコーチがプレーに巻き込まれて意識不明になって担ぎ出された時、その事で動揺してしまい精彩を欠いた所も人間味があった。
結局、あのラストプレーのインターセプトで、限界を感じたのだろう。

お疲れ様、ブレット。じっくり休んで、それから新しい道に進もうよ。

パールボウル・Jr.パールボウルの日程が出てました。

Jr.パールはYahoo!掲示板に、パールボウルはIBMのサイトに出てました。

パール編成(P)
Aブロック 富士通 ALL三菱 ROCBULL
Bブロック オービック アサヒビール ハリケーンズ
Cブロック オンワード IBM ALL東京ガス
Dブロック 鹿島 明治安田 富士ゼロックス
Jr.パール編成(J)
Aブロック ユニシス ダイノス ウォリアーズ
Bブロック バーバリアン 警視庁 東京電力
Cブロック ハスキーズ 電通 SONY
Dブロック ブルザイズ OX ブルーサンダース

4/12(土) 川崎球場
 (J)11:00 OX vs ブルーサンダース
 (J)14:00 電通 vs SONY
4/13(日) 川崎球場
 (J)11:00 ダイノス vs ウォリアーズ
 (J)14:00 警視庁 vs 東京電力
4/26日(土) 大井第二
 (P)11:00  明治安田 vs  富士ゼロックス
 (P)14:00  IBM vs  ALL東京ガス
4/27(日)  大井第二
 (P)11:00 ALL三菱 vs ROCBULL
 (P)14:00 アサヒビール vs ハリケーンズ  
川崎球場
 (J)11:00 バーバリアン vs 警視庁
 (J)14:00 ユニシス vsウォリアーズ
5/4(日) 川崎球場
 (J)11:00 ハスキーズ vs SONY
 (J)14:00 ブルザイズ vs ブルーサンダース
5/5(月) 川崎球場
 (P)11:00 オンワード vs ALL東京ガス
 (P)14:00 鹿島 vs 富士ゼロックス
5/6(火) 川崎球場
 (P)11:00 オービック vs ハリケーンズ
 (P)14:00 富士通 vs ROCBULL
5/17(土) 川崎球場
 (J)11:00 バーバリアン vs 東京電力
 (J)14:00 ハスキーズ vs 電通
5/18(日)大井第二
 (P)11:00 鹿島 vs 明治安田
 (P)14:00 オンワード vs IBM
 (J)17:00 ユニシス vs ダイノス
川崎球場
 (P)11:00 富士通 vs ALL三菱
 (P)14:00 オービック vs アサヒビール
 (J)17:00 ブルザイズ東京 vs OX
5 /31日(土) 大井第二
 (P)11:00 Dブロック1位チーム vs Cブロック1位チーム
 (P)14:00 Aブロック1位チーム vs Bブロック1位チーム
6/ 7(土) アミノバイタル
 (J)時間未定 Dブロック1位 vs Cブロック1位
 (J)時間未定 Aブロック1位 vs Bブロック1位
川崎球場
 (P)11:00 Dブロック3位チーム vs Cブロック3位チーム
 (P)14:00 Aブロック3位チーム vs Bブロック3位チーム
6/ 8(日) 川崎球場
 (P)11:00 Dブロック2位チーム vs Cブロック2位チーム
 (P)14:00 Aブロック2位チーム vs Bブロック2位チーム
6/14(土) 川崎球場
 (J)14:00 決勝戦
6/17(火) 東京ドーム
 (P)19:00 決勝
個人的には5/17と5/18の川崎は逆だろうと思うのですけれど。
ただ今年は5/10頃に北海道行くかもしれないので、どうなるか未定です。

忘れてました。スーパーボウル雑感

その後仕事でどえらい地雷を踏み抜きましたり、組合活動でクーデター同然のパージくらいかけたりしてむすっとしていので(いえ、後者は単に若手の勇み足なんですけど)書くの忘れてました。

今回のスーパーボウル、というよりNFLプレーオフは、プレーオフで怪我した方が負け、という至極当たり前なプロセスを通しただけでした。
無論、ペイトリオッツのパーフェクトシーズンの期待、というものあったのでしょうが、試合を見ていてシーズン11週目以降はひたすらにスケジュールに恵まれた事(何せ勝ち越しチームがスティーラーズとジャイアンツ。あとは皆大きく負け越している)、プレーオフでは相手が常にエースを負傷で失っていた事、など幸運続きだっただけで、ずーっと綱渡りしていたのである。

それに対してジャイアンツは、もともと守備が安定してきた所に突然のエリちん(イーライの事。彼のスペルがELI、ローマ字読みしたら「えぃ」ですが、日本人はこういう音を「えり」と発音してしまいます)覚醒によってアレよアレよという間に(おまけにダラスもグリーンベイも攻撃が守備の圧力に根負けして自滅した訳で)勝ち上がった訳です。

そもそも今期のペイトリオッツは、ランデイ・モスのお陰で実力以上の攻撃力を出していた(これがチャド・ジョンソンだったらこうはいかなかった。T.Oならこれくらいの成績は残した)という所があり、個人的にブレイディが局面を打開できる能力に長けているとは思っていないので-つまり今年はモスにマークか集中したからミドルゾーンやショートレンジが開くのだ。パスラッシュが強くなった時に兄マニングよりも劣ると思っている-怪我した時点でやばかった筈。
さらに中盤からジャイアンツ守備が強烈なフロントラインを活かした攻撃的な守備を展開すると、話にならなかった。
ところが、逆転した直後に少しだけ守りに入ったジャイアンツの隙を突いて、かつペイトリオッツの基本的に持ち合わせた力を存分に発揮して、逆転した訳で、ここは素直に力通りであるといえる。

ただ、そこから先がエリちん大爆発だった、と思っている。
あのラストドライブは、はっきり言って「勝ちたいという意欲」が生み出した実力以上の力だと思う。
でも、それは「奇跡」ではない。火事場のクソ力なのである。
往々にしてそういう所をスーパーボウルは見せてしまう。
その後伸び悩むQBが多数いるように、エリちんは「やっちゃった」のかも知れない。
少なくともエリちんが局面を打開した訳ではない。誰か個人の力ではなかった。
不甲斐ない攻撃陣を支えてくれた接戦に持ち込んだ、守備陣がいたから、彼らの努力に応えたかったから、全員が集中したんだと思うのである。

まあ、シナリオを平気で書いては火事場のクソ力がブチ壊す最近のNFLの展開として、KYジャイアンツとGB戦後に揶揄された(ファーブが花道を飾ってペイトリオッツのパーフェクト阻止、という筋書きをブチ壊した)のに、見事に花道で大見得を切って喝采を浴びたエリちんと、それを見事に支えたストレイハンやユメイオラといった守備フロントに、実に見事であったと拍手を送るべきなのでしょう。
でも、怪我さえなければチャージャーズが勝っていたと思うしねえ。

ライスボウル雑感

結論から言うと、関学の後半のアジャストが見事だったのが印象的な試合だった。

実際のところ、攻撃の得点だけなら同点だし、後半だけ見れば関学が勝っている。
(細かいスタッツについては別途考えたい)

ここまで高田は、W杯の後に経験を生かした成長をしていると思っていた。事実、プレーの反応も判断も、数段良かった。ところが、負傷退場する少し前から、去年までの判断の悪い高田になってしまっていた。
特に後半は関学がゾーン中心にした守備でパスラッシュを多く仕掛けた為に捨てるしかない場面が多数出ている。

だから、正直言ってしまえば「ここぞというところでインターセプトしたりサックしたりファンブルロストさせた電工守備の凄まじさ」という事が、試合の流れを決定づけた訳である。
その守備を逆手にとるショベルパスの多用には唸らされたし、センスから見ても関学攻撃は素晴らしかったとは思う。
実際問題、パスで500ヤード以上獲得している三原と、途中負傷退場してしまった高田と、MVPの冠はどちらが正しいか考えたとき、自分は高田に手を挙げるには躊躇してしまう。
出来るなら、ファンブルロストを決めた山中にMVPあげたかったと言うのが本音ではあるが(このへん、攻撃しか目のいかない記者が投票しているのというのが、よく解る)。

いずれにせよ、肉体的な強さと精神的な強さでチャンピオンになった松下電工インパルスの自力は確かなものである。あとはいつも失敗する世代交代を、どうやってスムーズに進めるか、だと思うのだけれど。

12/17 Japan X Bowl について

あんまり書きたくないっていうか、
試合以外のところでかなり盛り下がりっていうか。

試合は、まあ自力の差。体幹の差というか、そんなもんでしょう。特に富士通守備が当たり弱いとさえ見えるほど、松下電工は体のつくりが違いすぎました。
もう、それが全てです。

でね。
盛り下がり1
バルコニー席(SS)が改修中なのか、使えない。それでベストポジションが取れない。
盛り下がり2
そのせいもあるが、大動員がかかった富士通側、人があふれて立ち見が沢山(どうも松下側もそうだったようだ)。実際には非常に不愉快な組織的場所取りで、ベストポジションは富士通の関係会社が通路に「うちの関係の席」と張り出していた。
それなら、はっきり言って一般客入れないで欲しい。富士通の企業大運動会として実施して欲しい。
本来日本社会人協会のファンが最優先されるはずなのに、だ。
盛り下がり3
ドームの誘導がなっていない。
立ち見が出ているのに通路階段に入ってあたりを見回すやら立ち話するやら、試合が見えないっつうの。
※あるグループは一度怒鳴ったら、次から自分のところで立ち話する人に注意してしゃがませました。これは、とてもすばらしい対応だと思います、たとえ私が嫌なやつだと思われていたとしても、です。
だいたい試合中にちょろちょろすんなっつうの、前半の時点で。
→後半になって混雑感が減ったので、かなり義理の人が帰ったという事か。
だいたい昨年のライスボウルでは急遽2階席解放したといのうに、何故今回はやらなかったのか。

まあいいです。一晩じっくり頭を冷やしてから、書くかどうか決めます。

甲子園ボウル(地上派放送)雑感

っていうか。ズタズタにカットされてはいたけれど、要所はきっちり入れてくれてました。
すげえ試合だけど、日大は「まだ早い」と思っていたので、まあ順当な結果だったと。
それにしても日大4年生は凄かったですわ。関学は普通(関立戦を見ての印象)だと思うんですが、普段の自分を超えたのは日大サイドじゃないですかね。

で。
幾つかとんでもない発言がネット上に出ていたので。
個人的にツッコミ入れたくてね。

「一時期は西高東低といわれた学生アメフト界ですが、立命と切磋琢磨する形で法政が力をつけ、その法政を追う形で日大と早大が力をつけました。見ごたえのある試合が東西で増えたと思います。」

これはYahoo!掲示板で出ていた勘違いコメント(と久保田が思っている)です。
正直西高東低の原因は
1.関西3強に対して平成ボウルという、アメリカトップの情報を生で受け入れられる機会が提供されていて、その格差が15年ほど(New ERA BOWLを含む)続いていた為、関西は知識がついた。ところが関東でIVY SAMURAI BOWLというNew ERA BOWLと同内容の機会が持たれる事となり、知識習得の為の格差が平準化された。従って関西3強がフットボール知識が以前ほど高くなくなった(相対的なレベルダウン)が発生した。
これは近大などに2強がしばしば苦戦するケースで証明されるし、京大が3強から転落した(3竦みを形成できなくなった上に他大学に星を落とす事が多くなった)頃が平成ボウル終了と見事に重なる事でも明らか。
2.立命はリクルートとトレーニング背環で圧倒的な自力の差を見せた。従って法政のようにサンデーコーチに頼れない為に学生主導でトレーニングなどを行うチームが切磋琢磨出来る訳ではない。切磋琢磨とは春に定期戦関係を持っている中で成立する。
3.日大は関東優勝から遠ざかっていた17年間のうち、最初の4年間で資産を食いつぶし、空白の8年間を内田監督就任後に必死で取り戻しただけである。すなわち、実は20年ほど前から付属校との絶縁、コーチ造反に繋がる監督周辺の取り巻きの問題などで、日大コーチ陣OB陣の結束があまりにももろく、選手を満足に育成させることすら出来なかった事にある。事実、空白の8年間に付属校から来たのは日大高と千葉日大が主であり、強豪である鶴ヶ丘や三校は入部していない。また、一時期大学の強化指定を解除されていた事もあるなど、あきらかに異常事態に陥っていたのを、正常化しただけである。
つまり、別に法政と切磋琢磨した訳ではなく、昔の日大に戻っただけである。別段法政と切磋琢磨していた訳ではないし、そんな余裕はどこにもなかった。

という事で、関西で実情を知らない人が妄言を吐くのは辞めていただきたいのである。接戦が続いているのではなく、質の低い試合が多かったのである。

それから、赤と青論争。(ビジターチームは白ユニフォーム着用、という公式規則に対して、オールドファンから日大の赤ジャージ対関学の青ジャージという昔のスタイルを希望する声が強く出た、という話)
次回日大が出たときのために規定改定するらしい。
一応、日本選手権に出場する為の試合なのだから、日本選手権と同じ規則で試合をするべき。
じゃあ何ですか? 日大以外は白でなきゃ嫌とか言う訳ですか? そういう特定チームに対するえこひいきを許すシステムを作っていいんですか?
立命と日大だったら? 関学と早稲田だったら?
絶対ノーと言うんでしょ?伝統じゃないとか言って。
そんなふざけた試合に、ライスへの出場権与えていいんですか?
そんな改訂をするなら、関東学連は順位にかかわらず日大だけを派遣して、そのかわりライスボウル出場は認めないと言うべき。逆に関西2位を招致し、東日本王座決定戦と統合した新たなボウルゲームを作り、ライスにはそっちの勝者を推挙する、とまで言うべき。
伝統なんて、時と場合でいくらでも変質するもんなのだから。
※故に、解説の人(多分宍戸さん)が「新しい伝説を作っていく」と言っていたのが正しい結論なのである。