試合中気に入らなかった事が3点。敢えて見える所に書くのでご容赦の程。
1.4Q、確かにそれまでに3名ほど重篤な怪我人が出ている（無理して試合に戻ってビツコひいてるシミケンも含む）が、それ以上にシーガルズの怪我人が出たときの時間のかけ方が不自然である。後述するヤジのように、選手を休ませるために判断を引き延ばしたとしか思えない。
今後このようなことが無いように、ドクター・トレーナーの診断が一定時間(1分程度か)を超える場合担架を強制搬入しフィールドの外で続きをさせる、という運用を設定した方が良い。
観ている側も不自然に時間が空くので試合に集中出来ない。
2.さて、そうやって不自然な治療タイムアウトが連続したときに、関学サイドから非常に許しがたいヤジが。「汚ねえぞ、怪我もしてないくせに。選手休ませてるだけじゃねえか。さっさと出ろ卑怯者！」だったかな？
これに対して、立ち上がった選手がスタンドに怒気を放って何か言い返し、何度もつっかかろうとし、最後はジャンプして無事をアピール。
言う側も最低だが、返す側も最低である。
そりゃ骨を直撃すれは暫く立てない程のしびれがあるし、もしかしたらヒビ入ったかも知れない。その為に時間がかかるのは仕方ないとは思うが、最後に健康をアピールしたら相手のヤジを認めたことになる。
ちなみに言った側は、その為にシーガルズに燃料投下しちゃったのだから、自分でクビし締めた訳である。品がない。
3.前半のジャッジで、関学側のホールディングが相当数見逃されていた。大きな試合では試合を壊さないように反則をゆるめに見る事がある、という話をむかーし聞いた事があるが、ちょっとひどすぎやしないか？　

それと非常に理解に苦しむことが。
Yahoo!のニュースでのコメントで「学生が純粋な気持ちで取り組んでいるのに」という妙ちくりんなコメントがついていた。
何故か。「純粋な気持ち」ってのが意味不明なのである。
オーバーセレブレイションとか、直後のパーソナルファウルとか問題視されているのだろろうけれど、それと純粋さってどういう関係？　野次って挑発した事が純粋？　お目こぼしを良いことに反則しまくった事が純粋？　事前記者会見で監督が嫌味を言った事を逆にやらかす事が純粋？　と嫌味を並べることはいくらでも出来るのであるが、正直えげつないプレーを受けて重負傷者が出ているのシーガルズ側であり、彼らの言う純粋な気持ちというのは「鎧球道」の型から外れた事を言うのであろうと、日本のフットボールの未来を閉ざすムナクソ悪い事例を見てしまったように思うのである。
そんなに鎧球道が宜しいなら、道場に正座して一喜一憂せず、試合が終わるまでしっかり背筋を伸ばしてご覧になるとよろしい。

と、嫌味をつらつら書かねばならぬほど、今回のライスはあんまり気持ちの良いものではありませんでした。