2016年10月8日富士通スタジアム川崎第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
東京ガス・クリエイターズ TC 7 0 14 7 28
Bullsフットボールクラブ Bu 0 0 0 0 0
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 TC 7:29  #22尾花3Yard Run   #10金親Kick
2 TC 11:40  #10金親27Yard FG×    
3 TC 0:12  #8徳島60Yard Run   #10金親Kick
3 TC 5:42  #18静谷1Yard Run   #10金親Kick
4 TC 1:05  #14室屋 2Yard Run   #10金親Kick

最後まで諦めずに全力で戦うブルズのすごみというのは、見る者を引きつける何かがある。

あるんだけど、この試合に関して言うならばDLの力不足であったと、もっと言うとDTが相手にサイズ負けしてそこのギャップを突かれた結果こうなった、というべきか。

そこに層を厚くすると、徳島に走られてしまう。

ただ、されでもDTは必死に食い下がるのよ。押し込まれても、必死に他の選手を巻き込むまいとふんばるのよ、それが功を奏して2Qは失点なしだった訳で。もっと失点していても不思議がなかった訳で。

 東京ガスはこの試合の勝利で、残り1勝すればプレーオフ圏内、2勝すれば確定になる。だが、もしエッジの効いたDEがオプションの走路を潰しにかかったなら……そこを乗り越えられる力があるかどうか、特に残り2試合の相手が相手がそういうチームだけに、たいへん興味深い。

2016年10月8日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
明治安田ペンタオーシャンパイレーツ MP 7 7 7 7 28
警視庁イーグルス KE 0 0 0 0 0
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 MP 9:10  #8田上12Yard Run   #44赤津Kick
2 MP 3:42  #21海島60YArd Fum.Ret   #44赤津Kick
3 MP 6:42  #2西澤12Yard Run   #44赤津Kick
4 MP 11:44  #8田上 7Yard Run   #44赤津Kick

雨対策の準備をしていたので出遅れ、席に着いたときに丁度パイレーツが先制。

すごい雨でした。 いやもう両チーム可哀想になるくらい、いやスタッフが一番可哀想か。

途中、反対サイドのサイドラインにいる選手の背番号がよみとりにくくなるくらい凄い雨で、RaspiNoteが壊れるんじゃないかとビビったくらいでしたよ(それはともかく)

そうなってくると、足場の悪い中でギリギリの戦いをさぞるを得ない警視庁が後手を踏んだというか。特に2QのパイレーツのTDは、FGのスナップが乱れた結果だったから、もし失敗でも蹴れていたら、後半のキャッチアップの際の展開が多少違ったかも知れない。

が、この試合で一番気に入ったシーンはそこらではない。

パイレーツ4Q8:28のプレー、リードを奪っていたパイレーツはランプレー中心の展開でQBが左にスクランブル、何度かパスを投げようとしてからスクランブルでフェイントを入れて、もう先に出られないと思ってサイドラインを自ら割った際のこと、かなりルーズにボールを持っていて、それを見た主将#41蔀がサイドインを駆けながら「ボールちゃんと持てよ!」と怒鳴って活を入れてに行ったシーン。

これ、すごく大切な事で。無意識のうちに腰から下にだらーんとした手でボールを持っていると、なんかの弾みでボールがスッぽ抜けたり、後ろから叩かれたりするので、危険なのである。こういう慢心プレーにすぐさま喝が入るというのは(言われた選手は面白くないかも知れないけれど)とってもとっても重要な姿勢だと思うのである。

残り2試合、パイレーツは全勝すると4勝チーム内での「対戦相手の総勝ち数」で2位以上(ライオンズが東京ガスに勝つと2位、負けると1位)になるので、アズワンと東京ガスが全勝した場合を除きワイルドカード出場。一敗でもしたらアウト。
そういう厳しい中で、こういう自分たちを律する発言は素晴らしいと思う。