2019年8月24日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
富士通フロンティアーズ FF 7 20 7 21 55
IBm Big Blue IB 3 0 0 7 13
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 iB 3:28  #11佐藤26Yard FG    
1 FF 10:48  #5バードソン→#81中村22Yard Pass   #11西村Kick
2 IB 3:19  #11佐藤33Yard FG    
2 FF 6:09  #26デレク アキラ11Yard Run  #11西村Kick
2 FF 10:16  #29グラント15Yard Run   #11西村kick ×
2 FF 11:04  #3バードソン→#29グラント18Yard Pass   #11西村Kick
3 FF 1:24  #3バードソン→#81中村19Yard Pass   #11西村Kick
3 FF 3:33  #18高木→#15成田33Yard Pass   #11西村Kick
4 FF 1:15  #18高木→#83柴田33Yard Pass   #11西村Kick
4 FF 6:02  #12平本→#19小梶34yard Pass   #11西村Kick
4 IB 8:46  #3クラフト→#84近江34Yard Pass   #11佐藤Kick

※Xリーグの公式が非常に、ひっじょーに見づらくなっているので、 関係者は今一度「何を求められているのか」「どうやったら見やすいのか」という点について再精査した上で記載方を改めて戴きたい。ス来なくとも個人記録で「AチームとBチームで、発生したプレーの位置がずれている」とか、考えられないわ。いやさ、得点記載で「そのプレーの獲得ヤードが出ていない」とか、もう何を伝えたいのか判らない状態。マジもう一度「見やすさ」とか「伝わりやすさ」とか考え直せ。
公式記録(これがあってのボックススコアなんだからさ)

  富士通 IBM
1stDown(Run-Pass-Foul) 26(12-14-0) 17(5-11-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 29-261-2 24-80-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 31-19-0
330-6
44-23-5
221-1
Total(ATT-Yard) 60-591 68-301
反則(Att-Yard) 5-57 2-10
PuntKick(Att-Yard) 4-133 3-120
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-1-2 3-1-13
KickOffRet(Att-TB-FC-Yard) 4-2-0-1-19 9-3-0-0-111
攻撃時間 21分10秒 26分50秒
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さて、本日は開幕という事で様々なイベントがありました。が、ちと出遅れて会場に入ったのが入場開始ぎりぎりだったのでアレですけど。
年パスはこの通り。今年は30番でした。

またオープニングセレモニーでは、ラルフ・ブライアント氏に元オービックの龍村がパスを投げるという始球式がありました。
※ラルフ・ブライアント氏は1980年代に近鉄バファローズで活躍した野球選手。東京ドームの天井スピーカーに打球を当ててホームランにした初めての人。

ただし、落球。しまらないわあ。

試合はコイントスに勝った富士通が後半をチョイス。最初のリターンを#81栗原がナイスリターンで自陣48Yard。
IBMは#2政本が先発。最初のプレーがパスカットされたものの、スクランブル2回て敵陣38Yard。しかしサックされ47Yardくまで下がるが、モビリティの高さを見せつけて#82白根へのパスが成功しダウン更新、敵陣29Yardまで進む。だが続けて白根にパスを通すが次のパスがDBのタックルによりドロップとなると、ここで最初のタイムアウトを消費する。
タイムアウト明けで#84近江にパスを通してダウン更新するが、そこからパスが2回失敗してFG。
とにかく政本のモビリティがキツい。また、それにあわせてラインもよく相手守備をコントロールしていた。
富士通は自陣23Yardからのドライブ。先発QBは#3バードソン。ところでRBは#29グラントが入っているが、スタンド情報では#16ニクソンが負傷治療で帰国中(レギュラーシーズンはアウトとの事)なのだそうだ。
そのせいもあってか外のシンプルなプレーを軸に展開している。ひのドライブ中に何故かIBMが2回目のタイムアウト。それが功を奏したのかパントに。
返しのドライブでIBMは政本のプレーガー冴えてあっさりと敵陣に入る。だが#40スタントンに投げたパスがキャッチ出来ず浮いた所を富士通がインターセプト。富士通陣18Yardから富士通の攻撃となってしまう。
ここからグラントへ伸ばす、グラントのラン2回で一気に敵陣29Yardまで持ち込むと、#81中村へのパスを決めて逆転。
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返しのドライブで政本の機動力で攻め込むが、スクランブルして敵陣25Yardまで進んだときに負傷交代……エモ江波ここで潮目が変わった気がする。
リリーフした#3クラフトの2回失敗となり(クラフトの場合、政本ほど動かないのでラインを処理できればなんとかなる。来日当初の食いつくネスがあれば別だが、それではパスが取れない)FG。
富士通はキックオフがタッチバックになった所から攻撃を開始。パス失敗の後に相手オフサイドで進むと、グラントへのパス、#22岩松へのパスで敵陣に入る(ここでIBM3回目のタイムアウト消費)がホールディングで一度下がる。しかしそこからバードソンのラン、デレク・アキラのランであっさり敵陣11Yard。
さらにデレク・アキラが持ち込んで追加点。
ここから富士通がきつくオフを短く蹴ってリターンさせない作戦に出る。クラフトのパスが上手く行かずにパントになる(この試合IBM初パント)のだが、パントブロックに行った#5マシスがブロッカーの前で跳躍してはたき落としに行った(ポールに当たっている)後、ブロッカーの上を越えて落下した為リーピングの反則を取られた(去年から強化されたんだっけ? パンターに接触した件についてはディフレクト成立なので反則にはならない)。
ここで政本にQBをスイッチし、スタントンへのパスで攻めるのだが3本目、スタントンが確保前にタックルされてはじいたボールをDBが確保してINT。
個の攻撃派パントになるんだが、返しのドライブで3プレー目、パスラッシュに捕まった政本が倒れながらパスを投げ捨てようとした所、たまたまその前に詰めていた選手の膝元に。それをしっかり確保してINTっておいおい(タックルボックス出ていたからスクリメージ越えればインテンショナルにはならない+相手選手に当てればスクリメージ出て無くてもインテンショナルにならない)。
このチャンスをしっかりTDに結びつけた富士通。
後半最初のドライブで得点した所でぷっつりと緊張の糸が切れたIBMに対して控え選手が手を緩めず得点を重ねて最終的にこんな点差になりました。

ちなみに2Q中盤から富士通の守り方が変化した。それまでは4メンフロントで外DE/LBが両面からプレッシャーをかけるスタイルだったのだが、それに対してIBMはノーバックにシフト刺せることでLB/DBのエリアを広げ、ライン部分で政本のスクランブルが出やすいように内の2人をしっかり取っていた(よって左右どちらかに大きな空間が出来ていた)。それを途中から3メンフロントにしてポケットを潰すような圧をかけ(したがってポケットの内側に逃げ場がない)LBの動きで相手にプレッシャーをかける方向に舵を切った途端にリズムが崩れた。
本来そこに柔軟に対処してRBのプレーを多く入れるなどすべきだったようには思うが、どうもそういう所で「自分たちのシナリオに固執しがち」という傾向が見て取れた。
また、守備もどちらかと言えば「後半は無理をしない」という印象があった。ちょっとこの先に不安を感じてしまう。

とはいえ富士通もDBの一部がやられていたからなあ。万全と言うより「敵失」のような気がする。

 

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