特定のファン層にクラウドノイズが嫌われる理由

まあ、だいたいバブル以前の学生ファンだったり選手上がりだった人に圧倒的に多いんですよね、クラウドノイズ嫌い。
ちなみにアメフトに限らない。以前発言小町でbjリーグ(当時)のフリースローを妨害するファンに納得いかないお母さんの投稿を見たことがあって(ちなみにその人の結論は「子供たちには「人の嫌がることはするな」と教えているので、それを徹底しつつ楽しみます」だった)。

これはまあ、ものの見事に江戸幕府のでっちあげ儒教教育と明治政府の道徳教育の結果なんであって、そもそも日本の文化に「正々堂々」はないのよ。ないからこそそれを誤魔化すべく正当化する教育をしてきたのが行き過ぎた結果として妙な武道の精神論に到達して、それが全ての体育教育にいびつにひろがってしまったというのが正解。

で、その上で現在の公式規則にこういう文言があるのです。
第9篇 公式規則の適用を受ける者の行為
 第2章 スポーツマンらしからぬ行為
第1条 スポーツマンらしからぬ行為 試合前,試合中または各節の間を通じ,プレーヤー,交代選手,コーチ,正式な関係者,およ び公式規則の適用を受ける者は,スポーツマンらしからぬ行為または円滑な試合の運営を妨害 するようないかなる行為も行ってはならない。 プレーヤーによるこのような行為は,発生した時 間によってライブ ボール中の反則またはデッド ボール中の反則として扱われる。(A. R. 9−2− 1−Ⅰ~Ⅹ) 
(中略)
b. 他の禁止される行為:
(中略)
 5. バンドを含む公式規則の適用を受ける者は,チームがシグナルを聞きとれないほど の騒音を発生してはならない。(参照:1−1−6)

この文章に従えば、「公式規則の適用を受ける者」はクラウドノイズどころかチームがケイダンスを発するタイミングに「しわぶき一つたてずに固唾をのんで見守る」義務がある事は判ります。

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