2022年9月10日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
富士通フロンティアーズ FF 21 21 7 0 49
東京ガス・クリエイターズ TC 0 0 0 0 0
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 2:13  #2ニクソン30Yard Run   #5納所Kick
1 FF 4:20  #2ニクソン2Yard Run   #5納所Kick
1 FF 7:53  #18高木7Yard Run   #5納所Kick
2 FF 1:56  #18高木→#89福井6Yard Pass   #5納所Kick
2 FF 7:16  #18高木→#4サマジー38Yard Pass   #5納所Kick
2 FF 12:00  #18高木→#4サマジー1Yard Pass   #5納所Kick
3 FF 2:48  #15野沢→#83柴田6Yard Pass   #25大塚Kick
4 FF 4:19  #25大塚27Yard FG×    
4 FF 9:37  #25大塚37Yard FG× 
  富士通 東京ガス
1stDown(Run-Pass-Foul) 25(11-12-2) 9(1-7-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 27-214-3 23-24-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 36-29-0-254-4 29-13-3-113-0
Total(ATT-Yard) 63-468 52-137
反則(Att-Yard) 5-40 5-36
Punt(Att-Yard) 1-38 8-260
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 4-1-1 0-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 1-0-36-0 3-0-25-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 0-0
攻撃時間 26分7秒 21分53秒

得点差とかで「だからがーがー」という人が増えそうな試合でしたが、その要因が何処にあるのか、と言う事と「QB外国人連れてくればいいのか論」の問題を整理しないといかんのである。
元々東京ガス自体、長いことOLとDLが決して強いチームでは無かった。それをセンスはあるが肩の弱いオプションQBと肩は強いが走力が一枚欠けるパサーQBのタンデム、そして「人に強いエースRB」で何とかブロック内2勝というチームだった訳である。
それが何故Superに存在できるかと言うと、単にアンドレ・ホワイト無双でBattle9で圧倒してプレーオフに出られたから、なのである。
ところが、その後がチームの補強ポイントを「パス強化」にしたはいいが、足下のラインの整備がおいついていない……というのが現状の攻撃。
守備も当たり外れあるが、基本ラインが弱いのでLBがサポートに入る為、第一線を抜かれると後ろがピックアップされてフリーランニングを許してしまうという状況である(守備タックル数でDBが多いのはそのせい)。
また富士通攻撃陣の体幹の強さにLBが負けているというのもある。サマジーとか松井には完全に引っぺがされたもんね、タックル。

ところが、試合会場にいると不思議と「シーズン後半はもしかするかも」と思わせるところがいくつかあるんだよね。
まず攻撃。QBの順列として#7リース>#18若林>#16中井となっていたが、まずリースはもっと自由に走らせていいのではないか。押し込まれるパスプロの中に残っているより左右に動いたりスクランブルした時に、チームのアクセントとしてかなり良い攻撃に繋がっていた。
次が中井。後半の相手が選手を落として来た時の出番として、そこそこなプレーをしていた。序列が上がるかもしれない。
そしてこれはレシーバー団としても#19ノアはかなり仕上がっていたし、彼がマークされたときに#1加藤がいい仕事をしそうな気配を漂わせていた。

何より後半メンツを落としてるしFG2回失敗しているとはいえ富士通を7点に押しとどめる事が出来たのである。4位争いに絡んできそうな、そんな予感がするのである。

で、富士通だ。後半の出来がどうもしっくりこない。1本目・2本目はいいとして、それ以下になるとどうもねえ。こうなると1節まるまる外国人なしでチームを組み立てるくらいしないと控えの成長がないと思うぞ。