2025年1月3日東京ドーム第一試合 第78回Rice Bowl

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
富士通フロンティアーズ FF 10  27 
パナソニック・インパルス PI 13  21  34 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 7:53  #18高木4Yard Run  #5納所Kick
2 PI 1:41  #42立川15yAR Run  #16佐伯Kick
2 PI 7:03  #16佐伯32Yard FG  
2 FF 12:13  #5納所32Yard FG  
2 PI 14:16  #16佐伯27Yard FG  
3 FF 3:27  #5納所36Yard FG×  
3 FF 11:20  #5納所27Yard FG  
3 FF 14:16  #2ニクソン21Yard Run  #5納所Kick
4 PI 2:44  #12荒木6Yard Run  #16佐伯Kick
4 PI 5:44  #5ジャモー 2Yard Run  #16佐伯Kick
4 PI 11:19  #4ウィリアムズ40Yard Int.Ret  #16佐伯Kick
4 FF 13:53  #18高木→#4グラント 2Yard Pass  #5納所Kick
  富士通 パナソニック
1stDown(Run-Pass-Foul) 16(5-9-2) 17(8-6-3)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 23-103-2 37-228-3
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 40-24-1-216-1 23-14-0-184-0
Total(ATT-Yard) 63-319 60-412
反則(Att-Yard) 6-45 9-81
Punt(Att-Yard) 4-197 3-124
PuntRet(Att-Yarrd-TD) 2-37-0 3-42-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 7-0-51-0 5-0-83-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 1-1
攻撃時間 31分14秒 28分46秒

個人的には、3Qに逆転した富士通が時間消費を狙った攻守供に消極策に出た4Qに、それまでパナソニックが撒いてきた種が開花したプレーが試合の趨勢を決めたと思っている。
そう言うと大抵ジャボリーのインターセプトリターンがー、という人が出るんだけど、個人的にはそこではない。じゃあ立川のビックランか、というとそうでもない。

逆転TDを奪う流れの中で見せた藤本へのスクリーンパスである。

何で?という人も居るだろうが、これは立川のビックランにも通じた話なのである。
種まきは1Qから始まっていた。荒木が右サイドに長めのリードのパスを何度か投じていたのをご記憶だろうか。失敗してたパスである。
その時いやーな予感がしていたのだが(はっきりしたのは帰宅後録画を見てから)、これ、DB抜かれているのよ。
去年までアディヤミがいたとか、そういう話は置いておくが、今季観戦した試合の中ではそこは一度も抜かれていないのよ。あのブギー・ナイトですらそこのゾーンでは勝負させて貰ってない(厳密にはQBがプレッシャーで投げられないという事で、DBを背負うタイミングが多かった)という中で、あそこを抜かれてそこにパスが長すぎるとは言え飛んでいる、というのは守備側のストレスになる。
これが守勢に回るとどうなるか。つまり右サイド(というよりブレナン翼と桒田)の深い位置に人数を割り当てる事となり、その分LBが引き目になった所で立川のランが炸裂した。
これによりどうしても守る場所が片側に偏る事になり、その逆サイドへの藤本へのスクリーンが見事に炸裂したことで、守備がプランニング出来なくなった、と思っている。
その結果攻撃が負荷を感じた為にパスハッピーになったのだが、この試合富士通のパスがグラントに偏っている事から判るように、実にパナ守備が「そこに至る守備の仕方」をしていたという事になる。

結論。シーズン中にオービックと1試合いしておかないと、富士通はシーズン中に問題点を洗い出せない。なまじその下のチームに勝ててしまうとそこで止まってしまう。
パナソニックは2年連続富士通に負けた事を起点に練りに練ったプランで挑んで当たったのであって、今年も同じ結果になるとは思わないし本人達も思っていないだろう。

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