遠くへ行きたい ’12春(3)

最終日は快晴でしたが、朝のニュースでバスの事故が(この件についての主観的な意見は4/30参照のこと)。

気をつけないと、と背筋を伸ばして今日の日程を再検討。
・チェックアウトぎりぎりまで読書して、あとはそのまま帰る。
・さっさと出て松島で観光。
の二択。というのも、松島って行ったことがないのよ。仙石線も乗ったことがない。
軽く逡巡して、松島行き決定。ついでにお昼も牛タン定食で決まりである。

まず、くぼたさんと東方方面の関係。
・中二の夏、一筆書き旅行で上野-北上-秋田-新潟-柏崎-直江津-大宮 というルートで旅行。
この時、台風直撃なのに夜行で出かけて、大幅に遅れた上に仙台の車庫に拉致られる(当然ながらこの当時は牛タン定食なんぞ知りもしない)。リトライ時に初めて松島海岸を遠望。
・中三の春休み。友達と卒業旅行(三陸鉄道全通前にそのへんを乗りつぶし、その上で途中で友達と別れて秋田から新潟に出て上越新幹線で帰る)。
・大学時代に北海道ワイドの行程で、何度か通過。ただし行きも帰りも日が落ちてから。
・就職後、祖父が死んで介護の手が離れた母の希望により、八幡平・小岩井、盛岡・花巻、青森・奥入瀬など数回訪問。
・アメフトで現ユアスタに3回(仙台グリーンボウル、第1回東日本王座決定戦、鹿島のオープン戦)。

だから松島には一度しっかり行っておきたかった訳です。というのも、いつか夏休みに稲葉が映える象潟へ行き、芭蕉が行った「松島は笑うがごとし、象潟は恨むがごとし」という景色に思いをはせるのですよ。緑の海に浮かぶ小島。ああチャリで廻って昔島だったと思われる丘でお昼寝して井上陽水の「少年時代」がエンドレスで脳内にかかって……
はっ、いかんいんか。そこまでドリームしちゃ駄目だって。

ところが、震災報道とかいろいろ見ていると、どうしても松島より上、石巻の方まで行く勇気がない。
そこで仕方ないので、湾内一週の方で行こうと(湾内一週は塩竃発着。松島からは塩竃行きが出ている)。

で、仙台には11時に到着。昼には早いのでさっさと遊覧船乗り場に。

でもね。「津波はここまで来ました」っての見ちゃうと、どうしてもねえ。ちょっとメランコリックになるなあ。
俺なんかがこんなところで遊んでいていいのかなあ。ろくに仙台にお金落としてないしねえ。

という訳で、遊覧船に乗ったんですけど、ここで大ちょんぼ。カメラ忘れました。
もうすこし心の整理がついたら(メランコリーにならないくらい心の整理が出来たら)もう一度行きます!

帰りにインター近くの牛タン屋(チェーン店ですな)に寄って牛タン定食にありついたのが午後2時。

あとは流れが悪くなっても関係なく、ひたすらに家に帰るだけでした。

ちなみに家に帰ったのは夜9時ちょっと前。

翌日一日お休みして体調を整え、5/1出勤したときにはもう綺麗さっぱり心が洗われておりましたので、業務には影響が出ませんでした。