12/16大井第二 第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total OT
ブルザイズ東京 BT

0

3

0

3

6

6

警視庁イーグルス KE

0

0

3

3

6

6

Q TEAM TIME  PLAY  TFP

2

KE

7:13

 #56原嶋 23Yard FG×    

2

BT

14:47

 #11早川 31Yard FG    

3

KE

9:31

 #56原嶋27Yard FG    

4

KE

5:37

 #56原嶋30Yard FG    

4

BT

14:26

 #11早川26Yard FG    

OT

BT

1Top

 #11早川36Yard FG ×    

OT

KE

1bot

 #56原嶋33Yard FG    

この試合でイラッとしたこと2点。
ブルザイズのPA。音がシャープな上にボリュームが大きいから、スピーカー側の耳がクラックラしましたわよ。後半に指導入ってボリューム下げたみたいですが(特に大井第二は屋根で響くのよ)。ついでに楽曲にメリハリが無く、単に順番にまわしているだけなので、全くノれませんわ。たとえば「ツッバリハイスクール・ロックンロール」はキックオフとかパントリターンの時、「セーラー服を脱がさないで」と「ヘビーローテーション」はもっとロングバージョンにしてタイムアウトとクォータータイム、「江南スタイル」はビックプレーが出たとかダウン更新とか、みたいにすることで、「今調子いいぞ」「今やばいぞ」という気合いの入り方が違うのにね。逆に言うと応援しているんじゃなくて、演技のルーチンなだけってこと露呈している訳ですよ(ディレクターの責任ですね、これは)。
次に審判。反則の判定に時間がかかるはレフリーがコールしてからもごちゃごちゃしとるはレフリーの音声場内に聞こえないは、とにかく要改善!試合前半のもたつき感はここにも原因ありますっ!

で、もう試合としては「しょっぱい」っつうか「しおしお」っつうか。もうね。これは言っては悪いけど「トップリーグの座を賭けた試合としてはどうなのよ、ええ!? 悪いけどゼロックスとブルザイズの対戦相手逆ににして欲しいよ」というぐたぐだでボロボロでルーズな試合でしたわ。
結果から言うと「手持ちの駒で最大のパフォーマンスを引き出し、勝つために労を惜しまなかった(けどしょっぱい)」警視庁が「自分たちの基本的な教科書に殉じてフットボールの手順を繰り出してドツボにはまって身動き取れずにズブブフになった(けどしょっぱい)」ブルザイズに勝てちゃったということですわ。
負傷者の都合か、警視庁のQBはなんとDL登録の#97才丸……ええ!?DL登録の、才丸ぅ!? サイドラインには#12荻田の姿はあったけど、プレーせず。
※もし生粋のQBがいたら、去年同様「自分たちのフットボール」に固執したかも知れないけど……

結果として、ラン52回という極端な、というか「飛び道具は無視」という攻撃手段しか取りえなかった警視庁に対して、「特に何か仕掛けた訳でもない」ブルザイズ守備、そして「パスにもろさが垣間見えた」警視庁守備に対して「何故かラン主体のままズブズブに攻撃した」ブルザイズ、というもうどうしようもない千日手に近い状態。
だいたい、警視中は序盤に2回もロケットファンブルしながら、ラッキーカバー。無理して投げたパスも敵陣深くではあるけれどインターセプト。
とにかく1Qは帰ろうかどうか悩むほどしょっぱい展開。
試合が動いたのは2Q4:05。警視庁のパントを、なんとブルザイズがファンブルしてロスト。攻めきれずのFGは失敗するが、なんかこのへんからしょっぱいなりに均衡が崩れる。
12:12の警視庁のパント。
ここからパス主体で攻め込むが、最後に攻めきれずFGで先制。
だが一度グラグラした均衡は後半になるとどうしようもなく崩れ続ける。しょっぱいまま。
後半最初のブルザイズ攻撃を止めた警視庁、途中ファンブルなどもあるが自陣46Yardまで(自陣からのドライブでは最高到達点)攻めると、ここで3Yard残しのパントで、フェイクしてキープというギャンブルに出る。が、これはホールディングで下げられる(ダウン更新したのだが、その先で発生。発生地点から10ヤード下がると自陣43Yard)。
このパントで自陣21Yardからの攻撃で、不用意に投げたプルザイズのパスを、警視庁がINTかまして一気に敵陣17Yard。が、攻めきれずFGだが、これで同点。
さらにぐらぐら崩れる試合の均衡。次のブルザイズの攻撃を止めた警視庁は、リバースからのフリーフリッカーで自陣20Yardから敵陣22Yardまで一気に!(ただのリバースがDL入って崩れたように見えたんだけど、倒れながらのタックルをステップでかわしての見事なプレーでした。ここだけはしょっぱくないっス!)
が、敵陣13Yardからの攻撃でしょっぱくファンブルロスト(そりゃないぜ、いくら不慣れだからって才丸クン、相手を褒めるというより、しょっぱいよやっぱり)。
たがここから4Qに入り(32Yardまで進んだのにホールディングで下げられて)23Yardからのブルザイズのパントが、なんとブロック喰らって25Yardからの警視庁攻撃。しょっぱいけど、俄然両チームスタンドに火がついた。
結果的にはこれでFGになるんだが、ここで警視庁が一気呵成にボールコントロール(しょっぱくないよ、このドライブ! 気合い張った地上戦だったよ!)。
ってか、これを為す術無く5分くらいドライブさせちゃうんだよね、ブルザイズ。
で、残り3分ってところから尻に火のついたようにパスで攻めて、残り36秒でFG。でもこれ、失敗していたと思うんだけど、警視庁がタイミングずらす為の意味アウト入れて、無効。
再度蹴り直して、ブルザイズが薄氷を踏む同点劇!

でもタイブレークのコイントスで負けて表の攻撃となったブルザイズ、ダウン更新出来ずFG失敗。裏の警視庁もダウン更新出来なかったが、FGは決まって、勝負あり。

いやー、救いがたくしょっぱい試合をしたブルザイズ。主将が最後「僕が外して負けました」って絶叫したけど、そうじゃないんだよ。相手の出方に合わせることが出来なくて負けたんだよ。
チェスマッチにならなかったんだよ。キックの責任じゃ無くて、明らかに「勝つための取り組み」になってなかったことが原因ですよ。
正直パスカバーゆるくしてでも警視庁のオプションを止めることに専念すべきだった守備。もっと相手がパス守備で苦戦していることを見抜いて攻めるべきだった攻撃。
そういう所が届いていないんだよ今回。
今年、メンバーの大半を入れ替えたことにより、チームの核がぼけてしまったのかも知れない。第一試合の2チームと違って、なんて言うか、魂が感じられなかったのですよ(勝手な言い分でごめん。でも、明らかに、勝ちたいという姿勢が感じられなかったです。勝ちたいという気持ちは感じたけど、それが姿勢につながっていない)。

逆に警視庁は、QB不在で、もう思いっきり割り切って「出来る中で最大限のことをする」ことに徹した訳です。退屈に見えたけど、それでもそこまで割り切って愚直に取り組んだ結果がこの勝利だったと思うのですよ。
ただまあ、補強が思うように出来ないというのもあるのでナンですが、これで1部で満足に戦えると思ってもらっては困るのですわ。ってか、ボロ負けする覚悟でいないと話になりませんわ。それほどまでに1部中位との実力差は大きいと思いますよ。

あと、シーズン中にサミットとか重大事件とか起きなければいいんですが。