選挙

まー、想像以上でしたわ。

60年間続いたズブズブの官僚利権体制に4年間で出来ることなんてごくわずかだと言うことが判ってない国民が、コイズミ人気の受け皿として勝手に流れ込んできた民主党に見切りをつけて戻った先が自民党ですか。

そして、自民では目立てないと飛び出した人たちが民主でもまずいと思って飛び出したら、そこは見事に狙い撃ちされて落ちたと。

で、政治家と官僚と御用会社だけが濡れ手に粟がいい、という選択ですか。それが国民の意思と。

だいたい橋本龍太郎より後に、まともな政治した奴おるか、自民党で。みんな自分の利権からみじゃん。派閥の中でもまとめられないし、派閥を超えることすら出来ず、それもあくまで数の理論の為の利権エサにしただけで。
コイズミがなにしたよ。郵政民営化以外、ろくに何もしなかった。それって評価も出来ないじゃん。

野党に転落してからは、政策論争では無く足の引っ張り合いに終始したよね。その為の政治混迷なのに、民主党にだけ責任があるように言う。
そういうのってどうよ。

つまり「政治や施策に興味が無い」人がわんさといるということな訳で、こういう国では二大政党制は駄目ですな。この後民主(多分政権担当政党に戻ること無く消滅するとは思うが)と第三極が、いかに自民を切り崩していくかにかかってますよ。ここから8年間の仕込み(コイズミ直後の自民ボロボロにするところ)が、本当に大切なわけで、地方議会とかからしっかり足場つくって、利権体質を赤裸々にさらすことから始めていかないと、自民の牙城は崩せませんわ。

維新は、国政への準備不足で似たような連中がボロボロ出て足の引っ張り合いを見せた上に烏合の衆としての民主党を見ていた人たちに、思い切り嫌われたという所でしょう。

はっきり言うと、維新は4年早すぎた。4年間のうちに、草の根維新グループを構成し、地方議会を席巻しつつ、徹底して勉強会で意識を統一してコアとなる人を各地に配置して行けば良かったのですよ。
そうしなくて浮かれ上がって国政に出たのが失敗の元(今後のダメージは計り知れない)。しかもよりによって石原とくっついちゃったら駄目でしょう。完全に底の浅さ見せちゃった。

対して未来は、完全に第三極ブームに乗った失敗政党。準備もなんもなく勢いだけで大失敗。
小沢一郎とつるんで大損ということよりも、そもそもこの政党に存在価値ないから。

かくして政治不信は続くのですよ。