2015年9月13日相模原ギオンスタジアム第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total OT
オービック・シーガルズ OS 3 0 6 8 17 0
ノジマ相模原ライズ SR 7 3 7 0 17 3
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 SR 4:58  #14アンダーソン→#32金子10Yard Pss   #29望月Kick
1 OS 8:10  #29長尾23Yard FG    
2 SR 2:11  #29望月47Yard FG    
OT OS 2:24  #12畑→#20古谷17Yard Pass   #29長尾Pass×
3 SR 4:36  #6ティナカウラ40Yard Int.Ret   #29望月Kick
4 OS 4:10  #43望月2Yard Run   #6菅原→#85萩山Kick
OT SR 1Bot  #29望月27Yard FG    

正直に言ってしまうと、ライズは勝っていない。負けなかっただけ。
ただし、シーガルズは負けた。
そういう表現が正しいんじゃなかろうか。

というのも、アンダーソンの率いる攻撃について言うと、2Q後半以降ほとんど機能していなくて、全く怖くない。
これはおおよそプレーを入れているコーチ側にも責任があって、実際この試合に関して言うと、シーガルズのDTのところは宮幸がかなり距離を稼いでいた。従って序盤はそこを軸に、ブーツレグやネイキッドといったランパスオプションが効いていた。にも関わらず、後半そのプレーを封印、ひたすらに左右に動くかポケットにとどまるパスかの二択。結果としてDEのパシュートやラッシュに追い詰められてゲインが出来ずに自分を追い詰めてしまっていた。

じゃあ逆にシーガルズの攻撃はどうだったかというと。
昨年来のパスハッピースタイルに磨きがかかっているのはいいんだけれど、ざっくり言うと「パスルートが単調」。出来の悪いラン&シュートがドツボにはまった印象で、要所で守備バックがベタマークしかけた時にコンビネーションルートで引きはがす事が出来ない(OTのインターセプトはその典型例で、投げられず無駄に時間がかかってパスプロが崩れて当たられながら無理投げしたらボールがお辞儀した)。
その上でさらに意図的にヒッチスクリーン(バブルスクリーンを含む)でワイドにしようとした時に、結構ブロッカーを置かない方に投げる事があり、3Qのインターセプトはそこを見破られてのもの。そりゃあんだけ時間がかかるパスなら、潰しに行ってプレーを切り替えられても仕方ない。
いやさ、あのプレーはそこを読み切ったティナカウラを褒めるべきで。もうマジポラマルもどき。君のツイッターアカウントは「fake_polamaru」に違いない。(余談だが、ツイッターアカウント「fake_jobs」の訳が「偽ジョブズ」というのは日本語センスがなさすぎで、「ジョブズもどき」と訳すべきだと思うのは俺だけかね?)
さらにQBに選択権があるパス攻撃の時、菅原は確実に木下→萩山の順で見る。だから木下にベタ付き萩山に密着が出来れば、多少はがされてもパスカットが狙いやすい(実際対ミングが少しずれても、捕球時に当たられて落球しているプレーが両名に限らず全般に多い)。
ノーハドルとかアップテンポ攻撃とかもいいけど、そのプレー開始のタイミングを早めたり遅くしたり(それこそクラフトのプレーみたいにね)して相手の心理的な勇み足を誘えないと、単に単調で逢わせやすいプレーに成り下がってしまう。

ただ、ここで一つだけ注意が必要なのは、ライズ守備のスタミナである。今までは3Q終盤になると一杯一杯でプレッシャーもかからずカバーもゆるくなりがちだったのが、この試合は終盤までしっかり対処出来ていた。
これはある意味驚異である。今までプレッシャーがかかった状態で無理してスタミナ切れ、という傾向が強かったので、相手チームは焦らず左右前後に振り続ければ良かったのだが、これからはそれだけでは厳しそうだ。

ともあれ。シーガルズは久しぶりに9月で敗れ、ライズは現チームとなって初めてシーガルズに勝った。
ここで立て直せるかどうかがシーガルズのキモであり、富士通戦まで引っ張っていけるかどうかがライズの鍵である。