１試合目で神を見たら、２試合目でも神を見た。

そりゃあ、もう果敢に攻めたキックオフ、ダイレクトで外に出たのでもう１回蹴ったら、清水にいきなり持ち込まれて先制ですよあーた。
ちなみにこの日の富士通は#18出原と#19吉田の新加入コンビ。ただし、吉田は投げない。
いきなりの事で驚いたものの、相変わらず#28進士と#20森本は良い。
自陣23YARDから森本が一気に40YARDまで進むと、ブレナンへパスを通しさらに森本が敵陣34YARD。パスで小刻みに攻め、タイムアウトを早々に使用した後で進士が細かいカットで22YARDまで進み、パス失敗した後に進士にハンドオフ。
ボールがこぼれて、膝で蹴っちゃったよ。ターンオーバー。オービック、自陣20YARDでカバー。
しかしここで守備が奮闘(というより、オービックの攻撃が不調というべきか)、パスがあまり良くないようにも見えたが、とにかくパント。
で、ここで一発ドカンと出原がパスを決めた訳ですよ。
ここまでは神は出てこない。
次のオーピックのドライブで、インターセプトかっと思ったらインコンプリートというのがあって(確保前にボールがダウンしたのでしょうな。富士通側では背中だったので見えない)、その後なんと、パントがディフレクト。いきなり敵陣24YARDからの攻撃で、吉田のキープと進士のランを交互に繰り返して、ついにリード。
この返しのリターンで#83清水がまたも激送。敵陣17YARDまで戻してしまう(あれは#17長谷が上手く外に押し出した)。でも、ラン２回で１ヤードしか進めず、次の#20古谷のランで敵陣9YARD。しかしここでギャンブルしたオービック、清水のリバースは押し込まれてロス、ギャンブル失敗！
このドライブは富士通はダウン更新できず。パンターに吉田が入った事でオービック、ここで前半のタイムアウトを消費してしまう。
このパントリターンの清水がまた見事で、必死で外に押し出した時には1YARD!(個人的にはあれはTDだったと思うけどね)。
ここで万事休すかと思ったら、オフセットした体型でＨＢが早く動いてしまい、それでQBと接触(#17村上である)、ハンドオフしたボールがダイビングした選手に上手く入らなかったのか、そのまま後ろに大きくこぼれ、棒立ちの選手を尻目に富士通がリカバー。
この返しのドライブで出原は2Q早々ロングパスを狙うも、ちょっと長く、かつ読まれていた用でインターセプト。これまたオービック陣40YARDと絶好の位置。
しかし敵陣にはいると、スナップミスでボールが手に付かず、スクランブルに出た所でクリッピング。その後センタースクリーンを#20古谷に投じるも、なんとファンブルロスト。
このへん、絶対神がいたよね。
で、さらにこのドライブはパントでオーピック陣10YARD。２プレー目で古谷が押し込まれた後で、ポストのパスを投じた龍村、あろうことかインターセプト。
もっともここはパントに追い込むオービック。しかし次の攻撃がパスで出ず、パント。#84久保田へのパス、進士のラン、森本のランで前進し仕上げは森本。

この後、富士通の攻撃は単調となり(が、二人のランナーで時間は上手く消費)、オービックは怪我人続出(途中で利ターナーに#83清水が入れなくなったし、ラインも複数がレフリータイムで外に出されたし、最後は龍村も怪我で退いた)で機能せず、結果としてはこのままの点差が縮まらなかった。

とにかく富士通守備が凄かった。プレー数では上回れたものの、パス成功率を５０％以下、ランでも古谷に満足な仕事をさせていない。
また、オービックの側に怪我人が多かったのかも知れないが（ちょっとメンバーが見劣りしたので。若手が多かったように思う）、とにかく気合い勝ちである。
スタンドで、勝った瞬間泣き出したＯＢと思われる人がいたりした。それだけの思いのこもった試合だったのだろう。
ただ、次のシルバースター戦で、単調な攻撃(ロングバスがバレバレ)をしているようでは、先が見えてしまう。もっともっと精度を上げないと。

オービックはねえ。いや多分ショックあると思うよ。審判も時々微妙な判定していたとはいえ(個人的には清水のパントリターンはＴＤだと思うし、ブレナンへのインターフェアは攻守対象が逆に見えるんだけどね)、ライン戦で負けていたもんね、攻撃側。守備もうまくＫＪ外されていたし。
でも、まだ立て直せると思うので、終盤が楽しみである。