授かり婚と出来婚の違い

Yahoo!のトップページに出ていた雑誌an・anの「授かり婚特集」。

いえ、本文は一行たりとも読んでいません。

ただ、以下はくぼたさんの決めつけでございます。

基本的に結婚・入籍前の妊娠という事には、反対でございます。というのも、「その相手が失敗だったら逃げられなくなるよ」という一点においてなんですが。
これは、本来「結婚して二人で独立して、アラも嫌味も知り尽くしてから将来の為に子供を産み育てる」というのが家庭を築く為に必要なプロセスだ、と思っているからであって、シンママなどと気取っても基本は自分を御せないワガママ母親な訳ですからね(←発言小町などに汚染された暴論ですけど)。※真にやむを得ざる事情で離婚し子育てをすることになった方は、自分を「シンママ」なんぞとは言わないと思います。そんな軽薄なもんじゃないでしょう。

でもまあ、最近ここ20年くらいの傾向として「相手の家に入ったつもりはない」という意見も大勢を占め(いやじゃあ逆にあんたも家から出て対等だろう、と言う意見が黙殺されている発言小町の妻たちは何様なのか理解しがたい)ている訳で、結婚=一つの戸籍として国家に納税義務を果たす単位である事すら必要ない時代になりつつあるというのも判るわけです。
だから「結婚しなくても、いまの距離感でいいじゃん」という男が増えても仕方ない訳です。ってか25年くらいかけてそういう風に思わせている訳です、女側が無自覚にも。

これは、パラダイム・シフトに失敗しただけの事で、是非を問うつもりはありません。

ただ、出来婚と授かり婚は全く別である事を理解しないで、出来婚状態で「授かり婚」と行って歩く人が増えるようなら、困るなあと思うのです。

出来婚というのは、将来を全く設計すること無く(双方が結婚という物をイメージしていない状態で)妊娠してしまい、互いに世間体と生活の打算の元で結婚式して婚姻届を出す人たちの、無計画的なものを言います。

授かり婚というのは、将来をある程度設計するも家庭形態に対して一致点が見いだせない人たちが、妊娠をきっかけにして同居・婚姻を一つの家庭形態にするものです。

つまり、後者は「事実婚という選択肢で、子供がいなくても問題が無い」という結論に達することもあるだろうし、ちょっとした計算違いで子供が出来ちゃったけど、やがてはそうなることも不自然と思わないカップルの婚姻の事なのです。
出来婚とは訳が違います。

と、結婚など希望すらしていない男が偉そうに言うことではないのかも知れませんが、脳天気で自己中心的なバカ女のご都合主義には振り回されないぞ、と心に誓うのでありました。