2015年10月3日富士通スタジアム川崎第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
富士通フロンティアーズ FF 7 9 7 14 37
ノジマ相模原ライズ SR 0 3 0 7 10
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 5]39  #3キャメロン→#87水野 14Yard Pass   #11西村KIck
2 FF 5:05  #11西村27Yard FG    
2 FF 10:53  #35竹内 14Yard Fum.Rec   #4宜本Pass×
2 SR 12:00  #29望月 25Yard FG    
3 FF 00:57   #22宜本→#25成田 19Yartd Pass   #11西村Kick
4 FF 4:36  #3キャメロン→#17秋山 31Yard Pass   #11西村Kick
4 SR 5:52  #14アンダーソン→#83下段 2Yard Pass   #29望月Kick
4 FF 9:50  #29ゴードン 3Yard Run   #11西村Kick

まー、富士通ファンの身として有り体に言うと「先に当たってくれていた、オービック・シーガルズさんありがとう」な訳ですよ。

 ぶっちゃけ攻撃に関しては、「投げさせれば怖くない」し、「走らせてもいいカタチを作れました」というかなんというか、まあとにかくそういう訳で、「攻撃で前進が思ったように出来ないから、そこそこいい場所から攻撃出来たもんで、失点機会がすっげえ少なかった」というオチになりました。

ところで、この試合の刮目すべき点は前半のライズDLの活躍による富士通ラン封殺とプレッシャーの凄さ、そして後半それにアジャストしたところ、なんである。
と、言うよりNTにセットしたライズ#44小宮の存在感が凄い。多分この試合でライズが用意した守備プランとして、DLの小宮とLB#12ロウレルのスピード・パワーによるプレッシャーと、特にインサイドに来る宜本兄弟への対処、をメインに据えていたと思うのよ。
実際には宜本ではなくルーキー#87水野がインサイドでは目立ったけれど、それでも中盤からかなりキャメロンがイライラしていたのが判る。それは前半に強烈なプレッシャーを印象づけた小宮の存在があってこそだと思う。
その結果、というかこの試合に於いて、キャメロンと#1強は完全にコンビネーションが狂っていた。
では前回ガルズ戦で目立っちゃったポラマルもどきことナティカウラはどうだったかというと、原則中村(途中から秋山)のマークが多かったものの、かなりディープに気を取られていて、浅いゾーンに上がったのは記憶にない。で、吊られて開いたところをよく狙われたという。

逆に富士通は久しぶりに「走れない」。相手フロントが圧力あるので、いままでのようには行かなかった。そこをキャメロンのパスで切り崩したという点では興味深かったけれど、後半になって相手ラインの圧力が目立たなくなった(アサインを変えたのだろうか)のにキャメロンがかなりイライラしていたのが気になった。本当はインサイド攻めたかったのか、もう1タイミング待ちたかったのか、どっちかだと思うんだけどどうだろう。
守備は特に文句言うことなし。

逆にライズQBアンダーソン。2Qと4Qの得点に繋がるドライブのパス成功は圧巻だったんだけど、それ以外がなんとも。「投げさせれば怖くない」が健在なんだよね、本当に。で、かと言って宮幸のランに偏重する訳にもいかず(というか東松の出番がほとんど無いのは何故?)というお家事情もあるのだろうけれど、「くさび」のプレーが単発なんで、怖いとは思えなかったというのが正直なところ。
ただ、かなり無理しているとは思うんだよアンダーソン。自身のスタイルと違うと思われるポケットにとどまってのパスとか、初戦より精度が上がりつつあるし。
 

2015年10月3日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Bullsフットボールクラブ Bu 7 10 7 17 41
HUrricanes Hu 0 7 6 6 19
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 Bu 4:56  #4菊池 29Yard Run   #14木下Kick
2 Bu 0:53  #14木下 27Yard FG    
2 Hu 10:17  #25佐々木2Yard Run   #3岩崎Kick
2 Bu 11:17  #4菊池2Yard Run   #14木下Kick
3 Bu 6:11  #6藤原→#88吉田 27YardPass   #14木下Kick
3 Hu 7:43  #25佐々木→#9近藤69Yard Pass   #3岩崎Kick×
4 Bu 0:45  #14木下 31Yard FG    
4 Bu 6:11  #6藤原 11Yard Run   #14木下Kick 
4 Hu 10:32  #25佐々木 1Yard Run   #36法官Pass×
4 Bu 11:47  #1猿渡 3Yard Run    #14木下Kick 

この日も(4日第一試合記載内容参照のこと) 駐車場難民で、試合開始直後のハリケーンズのドライブは見ることかなわず。

うーん。相手スタミナ切れとラッキーパンチとで得点出来たハリケーンズ、という印象が強くて。
※ハリケーンズの得点:2Qはバックサイドのラッシュに気付かなかった藤原が足下にヒットを受けてバランスを崩した際にファンブルロストしてハリケーンズ敵陣37Yardからの攻撃。しかも途中4thダウンFG狙いの所をホールダーが横にはじいてしまい、たまたまキッカーの前に転がったのをタイミング良く拾い上げて右スクランブルでダウン更新(狙ってやったんだったたいしたもんだけど)の結果。3Qは左クイックを相手がタックルミスして独走。4Qはブルズ守備の足がそこそこ止まったから進めたと見ているのだけれど……。

ただ、こんな事を言ってはいけないのかもしれないけど、もし前年秋から勧誘ちゃんとやって春からプレー合わせや基礎トレ出来ていたら、もうちょっと違った結果になっていたかもしれないという気がする。というのも散見されたのが攻守ともに「足が揃って棒立ち」。例えば#49和田が目立ったので例に出すが(前半終盤にいいプレーがあったので申し訳ないんだが)、RBが右オフガート付近に言ったとき、相手守備がラインと拮抗・あるいは守備側が押し込んだときに、進路を変える為に両足揃ってからカット踏むのね。よく格言で言うけど「ボールキャリアは最後まで足を掻け」というのは、常に足のステップを踏むことで次の移動を容易にするという意味で、両足揃うとそこで移動加速度0になってからだから、動いている相手につかまりやすいんよ。(例えばブルズの#1猿渡なんかがいい例だ。対戦相手に凄いいい霊が存在する訳で)。あの2Q終わりのパワーで決め打ちラン見ると「こういう使い方すればもっと破壊力出るのに」と思って勿体なくてね。
※守備でもLBが似たような反応するんだよね。両足揃うの。
そういう基礎をもっと高められたら(そのトレーニング中に膝とか壊さないでよね!)、ここまでの戦績、かなり違うと思うのですよ。

ブルズは、終盤に見事にスタミナ切れしたけど、ここ数年では一番の出来。かなり可能性は薄いけれど(攻撃に比べて守備が弱いので)もしかしたら、もしかするかも……わずかでも可能性は見えるよね。