2023年9月10日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 アサヒビール・シルバースター SS 28 
 胎内ディアーズ TD 10  24 
Q TEAM TIME   PLAY  TFP
1 TD 2:19   #1宮幸1Yard Run   #14青木Kick 
1 SS 7:14   #12柴崎→#15フィリップス34Yard Pass  #4梅垣Kick
1 TD 10:45   #14青木34Yard FG  
2 SS 2;16   #12柴崎→#15フィリップス4Yard Pass  #4梅垣Kick
2 TD 11:37   #9加藤→#3井上38Yard Pass  #14青木Kick
3 TD 5:30   #9加藤→#84井田9Yard Pass  #14青木Kick 
3 SS 10:54   #10安藤→#6川村3Yard Pass  #4梅垣Kick
4 SS 7:01   #10安藤→#15フィリップス47Yard Pass   #4梅垣Kick 
  アサヒビール ディアーズ
1stDown(Run-Pass-Foul) 10(3-7-0) 14(6-8-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 19-42-0 27-96-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 30-21-2-237-4 28-16-1-151-2
Total(ATT-Yard) 49-279 55-247
反則(Att-Yard) 00- 1-5
Punt(Att-Yard) 5-187 5-176
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-00–2 2-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 5-0-79-0 3-0-74-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 1-1
攻撃時間 23分18秒 24分42秒

試合はシルバースターの攻撃でスタートするが、いきなりディアーズがショートパスを狙い澄ましてインターセプトした所から試合は混沌としていく。
まず知るハースターだが、QBでロックレイがスタイルしていなかった。その為柴崎先発・安藤リリーフの形になったが……
正直フィリップスに助けられたというか何というか。
実は柴崎のプレーセレクションは極端に偏っていて、パスは左側しかほぼ投げていない。厳密には①プレーだけ右にセットしたフィリップスに投げているが、右ストロングの場合はRBにハンドオフ、左ストロングの場合は左レシーバーの誰かに(センターより左側での)パス、ロールアウトも左のみ。乱暴に言って右側のセーフティはパスカバー棄てて左側にマークしていれば前半もっとディアーズは楽が出来たのではないかとさえ思えた。
またシルバースター守備は、ランで時々大きな穴が空いてロングゲインを許してしまう。結果3Q序盤までそれを軸にディアーズに攻められた。

ところがディアーズはこのプランに固執しすぎた。3Q中盤から完全にそこはギャップが出来ないようになって手詰まりになってしまった。
さらにシルバースターはQBを安藤にスイッチすると、左右バランス良く投げられてしまい、結果としていいように攻められてしまった。
その結果として4Qの大逆転なんだけど。

けど。
ディアーズに関してはいつもの加藤のハイペースクイックヒットではなく、どっしりじっくり攻める新しいスタイルを確立していたし、相当練りに練った前半だったと思う。
ようするにベンチ(スポッター)の手腕がクォーターアジャストに追いついていなかったという事なんどゃないかな。
シルバースターは本当にフィリップス様々な所が出たが、特にインサイドのラン対応に成功したハーフタイムアジャストは見事だったと思う。

2023年9月9日MKタクシーフィールドエキスポ第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 パナソニック・インパルス PI 13  30 
 ノジマ相模原ライズ SR 10 
Q TEAM TIME   PLAY  TFP
1 PI 4:38   #16佐伯35Yard FG  
1 PI 8:12   #16佐伯51Yard FG   
1 PI 9:29   #8石内→#2フィールズ36Yard Pass   #16佐伯Kick
2 PI 12:00   #16佐伯44Yard FG   
3 PI 6:11   #8石内→#18桑田22Yard Pass  #16佐伯Kick
3 SR 10:25   #7竹内36Yard FG  
4 SR 3:18   #6パランデック→#23伊藤51Yard Pass  #7竹内Kick
4 PI 7:22   #12荒木→#7長沼9Yard Pass  #16佐伯Kick
  パナソニック ノジマ相模原
1stDown(Run-Pass-Foul) 16(6-10-0) 13(7-6-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 30-84-0 17-58-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 31-20-0-310-3 36-20-1-213-1
Total(ATT-Yard) 61-394 53-271
反則(Att-Yard) 11-96 6-50
Punt(Att-Yard) 3-152 3-114
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 3-0-6 3-0-16
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-27-0 5-0-133-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 2-2
攻撃時間 27分45秒 20分15秒

花ソニックは久しぶりに国内出身QBでプレーする事になったのもあってか、かなり攻撃が「じっくり」という印象を受けた。恐らく戦力的には「暴力的なまでに圧倒的な攻撃」も出来たとは思うが、敢えてどっしりの構えてプレーした、という所じゃ無いかな。
時々石内が見せる「ドローフェイクで、RB共々フリーズ状態で存分に相手をジラしてからおもむろにディープパス投げる」奴が結構ダメージとなった気がする。
翻ってライズは全面的に仕上がり不足。レシーバーの落球、トスプレーでコントロールミスでのファンブル、パント乱れ……そこからパランデックがなんかムキになってプレーしていた感じしかしない。底力的にはもう少しなんとかなった感じはするが……
終始パナソニックがペースを握っていた試合だったと思う。
※ワンポイントでいいからパランデックを落ち着かせる為のQB交代なども検討すべき。

2023年9月9日MKタクシーフィールドエキスポ第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 エレコム神戸ファイニーズ EF 14 
 富士通フロンティアーズ FF 14  10  31 
Q TEAM TIME   PLAY  TFP
1 FF 4:45   #2ニクソン51Yard Run   #5納所Kick 
1 FF 11:55   #18高木→#83柴田22Yard Pass   #5納所Kick
2 EF 6:06   #16谷川48Yard FG  
2 FF 8:40   #18高木→#84神6Yard Pass   #5納所Kick 
3 EF 10:11   Safty(エンドゾーン内でダウン)
4 EF 4:56   #16谷川37Yard FG  
4 FF 5:16   #21三宅2Yard Run  #5納所Kick
4 EF 8:23   #5ピンデル→#26永見36Yard Pass  #5ピンデルPass×
  エレコム神戸 富士通
1stDown(Run-Pass-Foul) 19(8-11-0) 12(2-8-2)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 30-113-0 18-121-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 34-23-1-268-1 17-12-0-138-2
Total(ATT-Yard) 64-381 35-259
反則(Att-Yard) 8-40 4-40
Punt(Att-Yard) 2-68 2-78
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-0 1-0-1
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-35-0 4-0-106-0
Fumble(Att-Lost) 2-2 0-0
攻撃時間 33分12秒 14分48秒

試合としては「点差が付いたので早めに若手にスイッチしたが、思った程若手が試合で相手を圧倒できなかった」富士通と、「ずっといいようにピンデルを制御されてしまった上にターンオーバー3回で自滅した」エレコムという試合でした。
ようするに富士通は「やればもっと大味になるけど引き離せた」し、「3Q4Qであんなに時間奪われたりしなかった」とは思う。
それに対してピンデルが投げあぐねた前半と要所で攻撃が寸断されるエレコム神戸という図式が固まってしまった。
なお富士通が満を持して投入した#28香川がかなり重めの怪我で退場している。少し気になった。

ところで昨年同様バックスタンド50ヤード付近に4~6人分の場所取り(試合中不在で、ハーフタイムにチアの写真を撮る時だけカメラマンが固まる)が発生していた。
この次の試合の時には居なかった事、そのエリアに富士通チアスタッフがいた事などを考えるに、チーム関係者が強行したという事だろう。
次回の関西遠征は富士通がいないので、同じ状態にならなかったら富士通チア関係者の暴挙であると断定するので覚悟なさい。