2025年5月24日富士通スタジアム川崎第二試合(PerBowl交流戦)

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 IBM Big Blue IB 14 
 オール三菱ライオンズ ML 16 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 ML 4:35  #92溝口92Yard FG  
1 IB 9:05  #5水嶋→#86熊井12Yard Pass  #16東Kick
2 ML 0:37  #11山中→#9福田15Yard Pass  #92溝口Kick
2 IB  6:40  #16東 24Yard FG×  
3 ML 9:18  #34松田Fum.Rec(エンドゾーン内でリカバー)  #92溝口Kick×
4 IB 7:07  #5水嶋→#83天田23Yard Pass  #15曽木kick
  IBM オール三菱
1stDown(Run-Pass-Foul) 16(7-9-0) 8(7-1-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 25-112-0 40-133-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 37-19-2-163-2 7-4-0-26-1
Total(ATT-Yard) 62-275 47-159
反則(Att-Yard) 5-44 2-15
Punt(Att-Yard) 5-196 8-339
PuntRet(Att-Yarrd-TD) 4-12-0 4-8-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 4-0-95-0 0-0-0-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 0-0
攻撃時間 24分26秒 23分34秒

雨天を嫌がったので前半で帰りましたが……

いやIBMの攻守ラインがひどい。
正直オール三菱は山中に無理をさせないでパントで押し込む戦術を徹底していたのだけれど、それに対する攻守ラインの「覇気」がない。あの覇気のなさは普通じゃない。
あれだけのサイズがあって、元々の素質は高いのに、ほぼ「肉の壁」、圧がない。昨秋の出来のわるさがさらにひどい事になっている。
政本が最初の2ドライブで下がって水嶋に委ねたけど、水嶋の出来とかそういうんじゃなくて根本のライン戦で、存在が負けてる。

これはもう相当なショック療法でもしないと駄目というレベルで、外国人がいるいないの問題ではない。気持ちの問題だ。

逆にオール三菱は、パスがもっと使えるようにならないと厳しい。守備が疲弊しない程度に攻め込める武器として使えるようになりたい。

2025年5月24日富士通スタジアム川崎第一試合(PerBowl交流戦)

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 OrientalBioシルバースター SS 10  17 
 富士フイルム海老名 Minerva AFC FM 10  10 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FM 1:56  #10石田32Yasrd FG×  
1 SS 6:14  #4梅垣41YardFG×  
2 FM 1:54  #10石田30YardFG  
2 FM 8:20  #37篠生2Yard Run  #10石田kick
2 SS 11:23  #4梅垣43Yard FG×(Bock)  
3 SS 10:13  #6佐々木→#15フィリップス37Yard FG  #4梅垣kick
4 SS 6:40  #4梅垣25YardsFG  
4 SS 10:37  #3岩田2Yards Run  #梅垣kick
  OrientalBio 富士フイルム海老名
1stDown(Run-Pass-Foul) 19(10-7-2) 9(3-5-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 42-143-1 28-55-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 15-9-2-177-1 20-8-1-114-0
Total(ATT-Yard) 57-320 48-169
反則(Att-Yard) 3-35 5-31
Punt(Att-Yard) 1-27 4-118
PuntRet(Att-Yarrd-TD) 4-22-0 2-1-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 1-0-23-0 4-0-80-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 0-0
攻撃時間 26分31秒 21分29秒

どっちも課題多すぎる試合で、収穫があったのは富士フイルム。シルバースターは収穫以上にダメージが大きかった。

まずシルバースターのだめだったところ。ほぼすべて。スタッツ的に優位に見えるがこれは3Q後半から富士フイルム守備が勝ち逃げ狙いのプリベント守備に入ったためで、その間隙を縫うようにフィリップスが非常にいい動きでDBを完全に外してしまった(DBが併走しているにもかかわらず選手を見失った)ことで攻め込んだからである。
何より主戦QB2名(アイソン軽傷→安藤担架退場→アイソンハードヒットからのおそらく脳しんとうで退場)というのは、完全にOLの来の悪さ。あれだけラッシュかかったら怪我するわさ。佐々木が運良く(本当に運良く!)大事に扱われてしっかりプレーコールで対処できたのが儲けものという程度だと思う。
守備にしても富士フイルムのQB吉田が負傷退場したことの影響であって、決して褒められたことではない。

富士フイルムは基本としたいランプレーが全く機能しておらず(ってか2年続けて基軸のプレーが出ないなら思い切ってスタイル変えるべきなんだけど、関口さんはそれができなそうなタイプだからなぁ)、その中でパスに活路を見いだそうとしているんだけど、どうにもQBが。
吉田は判断がいいけどテンポが遅い(鈍くさいとかではなく、動きが大振りなので動作に時間がかかる)、相馬は制球難(多分プレッシャーがかかった時に肘か手首の回転が雑になってコントロールが乱れる)なので。どちらかが一皮むけて初めて対等かな、他チームと。
守備は腰が引けるのが早すぎた。あとフィリップスもそうだけど、外国人レシーバーの微妙なチェンジ・オブ・ペースに対応できないと上位との対戦は厳しい。
ただし3Q中盤までの守備は見事の一言である。