2025年9月14日富士通スタジアム川崎第一試合

 

  1Q 2Q 3Q 4Q Total 
 富士通フロンティアーズ FF 14  28 
 ノジマ相模原ライズ SR 12  29 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 8:09  #21三宅1Yard Run   #5納所Kick
1 SR 9:49  #6パランデック55Yard Run   #7竹内Kick
2 FF 1:48  #18高木→#11木村3Yard Pass   #5納所Kick
2 SR 6:02  #7竹内22Yard FG   
2 FF 8:22  #18高木→#85松井24Yard Pass   #5納所Kick
3 SR 1:58  #6パランデック→#19カニンガム30Yard Pass   #7竹内Kick
3 SR 11:54  #7竹内46Yard FG×    
4 FF 4:31  #2ニクソン13Yard Run   #5納所Kick
4 SR 7:56  #6パランデック→#9宜本29Yard Pass   #6パランデック→Pass×
4 SR 11:12  #6パランデック→#19カニンガム6Yard Pass   #28吉澤Run×
4 FF 12:00  #5納所53Yard FG×    
  富士通 ノジマ相模原
1stDown(Run-Pass-Foul) 22(2-16-4) 21(8-12-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 17-44-2 24-176-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 34-28-1-285-2 38-31-0-240-3
Total(ATT-Yard) 51-329 62-416
反則(Att-Yard) 4-50 7-71
Punt(Att-Yard) 1-66 2-83
PuntRet(Att-Yarrd-TD) 0-0-0 0-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-27-0 0-0-0-0
Fumble(Att-Lost) 1-1 1-1
攻撃時間 24分15秒 23分45秒

 

表現は悪いが「運も実力のうち」というか何というか。
いやこれは
「結果を左右したのがオンサイドキックの、ある意味ラッキーバウンドにしっかり対処したライズがすごい」
という話であって、そこまでに至る拮抗した試合とフィニッシュしきった実力あってのことなので、そこは間違えないようにしなくてはいけない。

特にこの試合においてはパランデックがカニンガムと宜本というスーパーレシーバーによって富士通守備(フロントのマシスと宮川がベンチ入りしてなかったとはいえ)を拡散し、そこにRBへのパスをからめて止まらない攻撃を演出した事が大きい。
いや去年なんか特に「投げきれない時がある」「レシーバーを見てしまう」「ラッシュに弱い」といった欠点を持っていたんだけど、特にカニンガムの呼吸がぴったりになった事で非常に小気味よい展開をした事が最大要因。

翻って富士通は、ニクソン無双が無かった(年齢的なものか?)り、OLが少し世代交代に入ったのかライズのフロントにコントロールされて、特に#5田中が自由に動けていて、これは相当研究されたなという(研究したライズを褒めるべきだが)印象で、ランを出す為のパス狙いなのか手詰まりでパスハッピーになったのかは不明だが、例年の富士通と比べていささかバランスが悪い。

それにしてもやっぱりこの試合は「ライズの4Qのオンサイドにつながる一連の攻撃と、オンサイドを決めてから攻めきる一連の攻撃」という実力と、「あのカバーに行った富士通の選手の前で大きく跳ね上がったオンサイドキックと、あたかもわかっていたかのように走り込んでキャッチしたカニンガム」という、殆ど計算された奇跡のようなプレーのコンビネーションが生み出した結果なんだよね。

 

2025年9月3日横浜スタジアム第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total 
 東京ガス・クリエイターズ TC 13  34 
 IBM BigBlue IB
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 TC 3:14  #16徳島10Yard Run   #7高橋Kick×
1 TC 4:56  #4谷口→#ホッブス13Yard Pass   #7高橋Kick
1 IB 11:24  #11福岡22Yard FG    
2 TC 2:42  #10松本29Yard Run   #7高橋Kick
3 TC 2:34  #16徳島5Yard Run   #7高橋kick
4 IB 2:25  #10水嶋→#84近江30Yard Pass   #10水嶋→Pass×
2 TC 5:08  #16徳島7Yard Run   #7高橋Kick
  東京ガス IBM
1stDown(Run-Pass-Foul) 11(6-4-1) 19(12-7-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 27-138-4 27-217-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 20-14-0-174-1 36-20-1-152-1
Total(ATT-Yard) 47-312 63-369
反則(Att-Yard) 4-20 5-50
Punt(Att-Yard) 4-141 2-29
PuntRet(Att-Yarrd-TD) 2-31-0 3-14-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 3-0-52-0 6-0-149-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 1-1
攻撃時間 24分39秒 23分21秒

 

うんまあ、出だしで躓いたIBMが、詰めのところでミスって大惨事に至ったという試合です。
最初のパントブロックなんて論外だし、続けてファンブルロスト。どっちも失点につながり大ダメージ。

東京ガスはルーキーの#4谷口が、プレッシャーのかかる(相手守備フロントに対してサイズ的にもスキル的にも一段劣るOLの元で)中で切れの良いタイミングパスを通して前進するし、ショートヤード専用で出てきた#16徳島のオプションカウンターにIBM守備が反応しきれず(バック団の森分と星野に気を取られすぎている)

スタッツを見てもらえばわかるけれど、IBMの攻撃が劣っていたわけでは決してなくて、特に政本のハイテンポ攻撃そのものは非常に見応えがあったんだけれど、それ以上に2Q以降6回のドライブ中にギャンブル失敗4回インターセプト1回(驚くべき事に、この返しの東京ガスの攻撃はパント4回前半終了1回で、得点していない!)というのはいただけなくて、少なくとも攻守ベンチ共に「かみ合っていない」状態だったといえる。
それと同時に、自陣に入り込まれてからの守備に圧巻の仕上がりを見せた東京ガス守備は見事というほかなかった。
問題はスタミナなんだよな。