で、試合はもう、さすがオール日大という試合だった。

っつうより、序盤に一発ポーンと得点しちゃってから日本代表が修正できてないままにダラダラ前半浪費した試合だったというのが正しいんじゃないのかな。

そこには当然、コンビネーションを見るという事も目的にあったのだろうけれど、正直守備が酷かったなあ。
２Ｑからだいぶ良くなったとは思うけど、社会人が入ったオール日大には特に学生のエンドが振り回されていた。

ハーフタイムに近くの客が「こんなんじゃ絶対勝てないよ」とボヤいていたが、本当にその通りである。後半にスタミナ切れしたオール日大に対してパスが効果的に決まったように見えるのだけれど、ランプレーとかコンビネーションブロックの面ではまだまだ（というか、まだまだでは困るのだけれど）。
正直壮行試合の段階では最終メンバーになっていて欲しかった。でないと無理がある。
（そうでないなら、地方大学選出メンバーをもう少し残すべきでしょ、競技の発展のためにはね）

結局、ロングバスどかん、のチームでしかなくて、チームがドライブ感を演出していないまま、試合は終わっちゃったという感じ。多少無理してでもランプレーはもっとしていいし（確か#38佐藤のボールキャリーは2回で、あとはパスプロ。石野と古谷と宮幸が殆どのボールキャリーで、あとは丸田・金が２～３回。如実に内定出してるようなもんじゃないですか）。

守備は、前半が若手中心で終盤にベテランが中心という構成だった。だから３Ｑ途中までＤＬ／ＬＢに学生が１～２名入っていたが、実際問題としては「あんま機能してないよね、学生さん」という感じ。

個人的にはこの苦戦というのは（点差ほどの差はない）ありがたい苦戦だと思う。少なくとも散漫になっていた部分が引き締まった訳だから。
ワールドカップほどに緊張感が無く、あの時より確実に力が゜落ちているような感じがする中で、いい刺激になったと思う。
しかし、それではあんまりである。甘いタックルでＮＦＬＥ経験者はロングゲインをしやすい中で、ドライブ感が出せないのはひたすらにラインの責任である。
これから2週間でどこまで調整できるのか、が課題である。

もうちょっと、ぴりっとした試合見たかったなあ。