2022年10月9日王子スタジアム第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q To]tal
 富士通フロンティアーズ FF 16  14  40 
 アサヒ飲料チャレンジャーズ AC
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 6:57  #5納所35Yard FG    
2 AC 0:15  #8サフロン5Yard Run   #17西岡Kick
2 FF 1:40  #5納所33Yard FG    
2 FF 6:43  #18高木→#19小梶5Yard Pass   #5納所Kick
2 FF 9:21  #18高木→#84神29Yard Pass   #13高津佐→#2ニクソンPass×
3 FF 5:00  #2ニクソン1Yard Run   #5納所Kick
3 FF 11:05  #18高木→#4グラント54Yard Pass   #5納所kick
4 FF 9:46  #21三宅11Yard Run   #5納所Kick
  アサヒ飲料 富士通
1stDown(Run-Pass-Foul) 7(4-3-0) 19(9-10-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 33-59-1 31-170-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 19-6-1-69-0 24-14-1-268-3
Total(ATT-Yard) 52-128 55-438
反則(Att-Yard) 0-0 8-74
Punt(Att-Yard) 7-246 2-77
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-1-6 3-0-12
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 5-0-73-0 2-0-75-0
Fumble(Att-Lost) 1-0 3-0
攻撃時間 25分38秒 22分22秒

前半雨で苦戦した両チームだが、気合いの入ったプレーの応酬で、第1試合より遙かに見応えがあった。
富士通の勝因はまず飲料の生命線であるランを押さえ込んだ点で、これにより飲料の攻撃は後半に手詰まりになったと言える。
逆に苦戦したのは序盤のファンブルに始まりラフィングザパサー2回などの反則による自滅であった。
逆に言うと、その状態からよく持ち直してこの点差に落とし込んだというべきか。
そして飲料守備は富士通1本目を4Qまで引っ張り出させたのだからたいした物である。

ただし、天候が晴れていたらどうだっただろう。後半にはフィールドに水が浮いている状態だったからこそこの結果だったとも言える。

 

2022年10月9日王子スタジアム第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 パナソニック・インパルス PI 21  21  13  13  68 
 アサヒビール・シルバースター SS
Q TEAM TIME  PLAY.  TFP
1 PI 3:38  #2ヘンダーソン→#96オヌワー6Yard Pass   #16佐伯(眞)Kick
1 PI 7:20  #5ビクター=ジャモー20Yard Run   #16佐伯(眞)Kick
1 PI 12:00  #2ヘンダーソン→#96オヌワー48Yard Pass   #16佐伯(眞)Kick
2 PI 5:02  #42立川1Yard Run   #16佐伯(眞)Kick
2 PI 7:26  #5ビクター=ジャモー57Yard Run   #16佐伯(眞)Kick
2 PI 11:41  #5ビクター=ジャモー20Yard Run   #16佐伯(眞)Kick
3 PI 2:32  #42立川36Yard Run   #11佐伯(栄)Kick
3 PI 6:32  #16佐伯(眞)41Yard FG    
3 PI 9:30  #16佐伯(眞)50Yard FG    
4 PI 0:40  #12荒木→#15渡邊72Yard Pass   #11佐伯(栄)Kick
4 PI 1:56  #11佐伯(栄)22Yard FG    
4 PI 6:25  #11佐伯(栄)37Yard FG    
4 SS 9:07  #2梅垣50Yard FG×    
  パナソニック アサヒビール
1stDown(Run-Pass-Foul) 25(14-11-0) 1(0-1-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 39-349-5 20-12-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 24-18-0-283-3 17-5-3-35-0
Total(ATT-Yard) 63-632 37-47
反則(Att-Yard) 6-45 1-5
Punt(Att-Yard) 1-35 9-306
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 7-0-19 1-1-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 1-0-9-0 12-0-250-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 0-0
攻撃時間 23分51秒 24分9秒

※公式記録ではシルバースターのロックレイが1プレー投げているが、出てたっけ?

素直に言ってシルバースターの「無気力試合」です。私は何の罰ゲームでこの試合を完走しなきゃいけなかったんでしょうね。
第2試合に組まれていたら、ハーフタイムで帰りましたよ。実際雨の中居眠りしましたからね。
(ぶっちゃけ、試合後半は一切メモ取ってません。取る意義が無かった。)
基本的に、攻撃が無策。ずっとラン・ラン・ロングパス。組み立ても変えないしランのバリエーションもない。ランはずっとダイブ系。それで苦しいパスになってプレッシャーに負けてアウト。
結局後半に一回ダウン更新しただけだし、これで試合通して24分使ってるって、どういう事だよと言いたい。
守備にしてもここ数年でデビュー年以来の仕上がりかもしれないビクター=ジャモーを止められないのはまあしゃあないにせよ、オヌワーをフリーにしすぎだしタックル外されまくり。
それに対して守備コーチがサイドラインで激飛ばしていたけど、選手に響いてない。そりゃこの攻撃の体たらくで守備頑張れないよ普通。

恐らくロックレイと川村は前節のダメージが抜けてなかったので、かつラインに負傷者が居たのか仕事の都合で遠征できなかったのか、こうなる覚悟の上でプラン組んだのだろうが、わざわざ見に来てくれた人に失礼だと思うよ。

あと、QBの田中は来季移籍した方がいい。こういう扱い(最初こそエースに育てようとしていたが、いつの間にか3番手扱いで、かつこういう棄て試合で無策にプレーしなくてはならない上その責任被される状況)で自分がフットボールする意義見いだせるのかはなはだ疑問だもの。鈴木がゼロックス移籍したみたいに、新しい路を見つけた方がいい。
とにかくシルバースターはQB潰すの得意だから、さっさと見切り付けた方がいいと思う。

と、言うか、これを企業チームとクラブチームの練習時間の差と決めつけているコーチの人の発言を見たが、それはこの場合当たらない。
密度の濃い練習と自意識の高い個人練習がなければ、練習回数が多いだけなら勝てない。
個人がプライベートでジム通いや公共施設での陸上トレなんかしてれば合同練習の回数なんて意味は無いし、そもそも試合に臨むに当たっての意識が「勝つために何をするか」と「自分たちのフットボールをやりきる」では「限界ギリギリの力を出す」事が出来るかどうかで大きく異なってくる。
この場合後者のシルバースターは、個の力で圧倒され何も出来ずにズブズブと沈むしか無く、チームとして持ち直す流れにはなれなかった。普段からの意識の差が如実に出てしまったという事なのであって、練習時間がどうこうは関係ない。

2022年10月8日富士通スタジアム川崎

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 オービック・シーガルズ OS 17 
 東京ガス・クリエイターズ TC 10 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 OS 3:54  #12山﨑50Yard FG×    
1 TC 11:03  #17高橋38Yard FG    
2 TC 6:44  #17高橋36Yard FG×    
2 OS 11:03  #12山﨑38Yard FG   
3 OS 1:37  #6スミス→#85ハフ58Yard Pass   #12山﨑Kick
3 OS 9:25  #12山﨑31Yard FG×(ディフレクト)    
4 TC 0:22  #39アペル16Yard Int.Ret   #17高橋Kick
4 OS 6:42  #6スミス→#85ハフ35Yard Pass   #12山﨑Kick
  オービック 東京ガス
1stDown(Run-Pass-Foul) 8(2-6-0) 9(4-5-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 25-80-0 28-64-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 18-12-4-207-2 28-10-1-78-0
Total(ATT-Yard) 43-287 56-142
反則(Att-Yard) 2-10 2-30
Punt(Att-Yard) 2-86 6-179
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 4-0-22 2-1-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 3-0-36-0 0-0-0-0
Fumble(Att-Lost) 2-1 1-1
攻撃時間 23分13秒 24分47秒

取りあえず先行して触れておきます。
この試合でガルズQBがどうこう言う方がいるとは思いますが、はっきりいってそれ以前にツイスターズ(OL)の方が問題で、このOLでははっきり言って全盛期のデショーン・ワトソンとかパトリック・マホームズくらいでないと安心した攻撃は出来ません。そもそもQB論に行く前の問題であるという事をはっきりさせましょう。
守備もDLが個の力では押し込めるものの、直前のプレーで左右に気を遣う局面が出たりすると、かなりギャップが作られます。後半こそ対応して来たものの、結構重傷だと思います。
※続きは大阪遠征の帰りに。

2022年10月2日富士通スタジアム川崎

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 電通キャタピラーズ DC 21  38 
 三菱商事CLUB TRIAX MT
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 DC 7:46  #18エリス→#80河波20Yard Pass   #6廣田Kick
2 DC 3:56  #18エリス→#88山本4Yard Pass   #6廣田Kick
2 DC 6:32  #30遠藤2Yard Run   #6廣田Kick
2 DC 10:42  #18エリス→#9生駒36Yard Pass   #6廣田Kick
3 DC 4:25  #6廣田30Yard FG   
4 MT 3:15  #31大路4Yard Run   #6村上Kick
4 DC 10:22  #11伊藤→#2佐藤8Yard Pass   #8小田倉Kick
  電通 TRIAX
1stDown(Run-Pass-Foul) 12(2-8-2) 12(10-2-)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 18-55-1 37-219-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 21-16-0-268-4 22-12-1-78-0
Total(ATT-Yard) 39-323 59-297
反則(Att-Yard) 4-15 3-30
Punt(Att-Yard) 3-141 3-91
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-1-8 2-0-21
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-44-0 5-0-101-0
Fumble(Att-Lost) 1-0 1-0
攻撃時間 21分39秒 26分21秒

スタッツだけを見ればTriax健闘、に見えるが、実際は3Qに伊藤のビックランが出た事により敵陣1Yardでフレーできた事が大きい(ここで得点していれば、次のドライブでは得点できていないと思うので結果には影響がない)。
だから実際はTriaxは完敗と言っていいだろう。
見どころなく完敗したのではないところも触れておかねばならないのだが、何分今期の電通はフィジカルが強く基本に忠実、かつQBエリスがタックルされても倒れない体幹の強さを発揮していた(ので、去年までならサックで終わっていた攻撃が逃げられてパス成功になっている)為に、そのポイントが完全にかき消されてしまった試合であった。

Triaxで言うとQB山際。パスのセンスは感じるのだが、視線のフェイクがないので、パスを狙われる(DLに叩かれたりINTされたりカットされたり)事が多くこの試合では悪い方向に目立ってしまったが、そういう指導が出来る人についてしっかり研鑽すれば化けるだろう。
※途中負傷でワイルドキャット多用していたが、その後にオプションを解禁してからの方がリズムが良かった。怪我の心配もあるから難しいが、戦略の1つとしてオプションを強調してもいいかも知れない。

電通は現時点でパイレーツと並び、Ariaでは別格の強さを誇っているのだが、思った程ランが稼げていないのが気になった。

2022年10月1日富士通スタジアム川崎

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 警視庁イーグルス KE 10 
 富士フイルムミネルヴァAFC FM 13 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 KE 9:52  #50山口25Yard FG    
2 FM 10:09  #3安達29Yard FG    
3 FM 6:18  #3安達42Yard FG    
4 FM 0:06  #12鈴木→#22桑原15Yard Pass   #3安達Kick
4 KE 9:01  #19齋藤→#15恒吉4Yard Pass   #50山口Kick
  警視庁 富士フイルム
1stDown(Run-Pass-Foul) 9(3-6-0) 11(6-5-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 19-33-0 29-103-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 25-11-1-120-1 24-15-1-124-1
Total(ATT-Yard) 44-153 53-227
反則(Att-Yard) 1-15 1-10
Punt(Att-Yard) 6-233 5-190
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 3-0-33 4-0-35
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 4-0-84-0 3-0-46-0
Fumble(Att-Lost) 1-0 0-0
攻撃時間 20分15秒 27分45秒

両チームの守備が光った試合であったが、その守備に対してどういう対処をしてどういう結果が出たか、が勝負を分けたというのが判る試合だった。
まず前半は両チーム供に守備フロントが相手攻撃ラインを圧倒し、3rdミドルより長い距離の時にロングパスを狙おうという決め打ち時には守備フロントがかなりのプレッシャーをかけて両チームともに轟沈していた。
それを最初にアジャストしたのが富士フイルムで、特に3Qの警視庁の攻撃が3プレーしか無かったというのは、攻撃におけるランの出し方を変えた事で攻撃のリズムが整った事が影響している。
逆に言うと警視庁は後半に仕込みがあっただろうが、その手札をまともに切らせて貰う事無く時間を使われてしまった、という事になる。

それでいて最終的に3点差というのは、それでも警視庁守備が機能していたからであると同時に、富士フイルムが攻撃に於いて決定的な切り札を持ち合わせていなかったという事にもなる。
今後に不安が残る試合ではあった。

2022年9月24日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
富士通フロンティアーズ FF 29 21 10 9 69
otonari福岡SUNS FS 0 7 0 14 21
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 6:14  #18高木→#85松井3Yard Pass   #13高津佐→#82藏野Pass
1 FF 8:33  #21三宅45Yard Run   #5納所Kick
1 FF 8:46  #50海﨑56Yard Int.Ret   #5納所Kick
1 FF 12:00  #18高木→#85松井54Yard Pass   #5納所Kick
2 FF 2:40  #43井本53Yard Fum.Ret   #5納所Kick
2 FF 5:27  #18高木→#19小梶28Yard Pass   #5納所Kick
2 FF 7:20  #18高木→#4グラント31Yard Pass   #5納所Kick
2 FS 11:57  #11西山→#7横山3Yard Pass   #19高木Kick
3 FF 5:36  #5納所20Yard FG    
3 FF 7:28  #21三宅93Yard Run   #5納所Kick
4 FS 1:45  #11西山→#2城代26Yard Run   #19高木Kick
4 FF 9:26  #5納所27YUard FG    
4 FS 10:58  #11西山→#18大迫5Yard Pass   #19高木Kick
4   12:00  #33高口30Yard Ruinm   (キック放棄)
  富士通 otonari福岡
1stDown(Run-Pass-Foul) 24(12-12-) 14(3-10-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 27-337-3 27-50-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 29-20-1-333-4 36-19-2-241-3
Total(ATT-Yard) 56-670 63-291
反則(Att-Yard) 7-35 4-5
Punt(Att-Yard) 1-33 7-258
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 4-0-17 0-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 4-0-72-0 11-0-191-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 1-1
攻撃時間 20分37秒 27分23秒

ぶっちゃけ「勢い込んで始めたものの全く想像とは異なる世界でバタバタして、相手のメンツが1段堕ちるまで全く話にならなかった」サンズ攻撃と、「最後まで為す術なくロングゲインを許し続けた」サンズ守備、そして「メンツ落とした途端に進まれる富士通DB陣」という試合内容でしたわ、はい。

まずサンズの序盤、DBにベタ付かれしてタイミングが狂ったサンズのレシーバー陣。ボールを確認するために振り向くと完璧に減速してしまい攻撃がその呈を為さない。
攻撃でパスが決まりだしたのは特にCBが後退して2本目になってから。多分その頃には落ち着いたのかも知れないけれど……あまりにそこの対応が遅すぎ。
またパスに偏った攻撃で、例え出なくても楔のランを伐っておくべきだと思うんだが、2ヤードでも前に出ていた方がプレッシャー少ないだろうに、と思う事は多々あった。
後半は相手守備に対してそこそこOLも当たれていただけに、ゲームプランの問題なのかも知れない。

守備は一貫してLBが機能していない印象と、特にCBが抜かれるの怖がりすぎて下がり過ぎてしまい、カット切られてどフリーとか結構あったので、LBのサポートが欲しかった。またランサポートも相当ラインに巻き込まれていたからなあ。

あとは全体的に体幹。富士通の選手を最初のヒットで止められていないのは、少し考えちゃうなあ。

富士通は春からずっと続いているDBの若手が出てきていないのが顕著。しかもそれもワイドアウトとCBが必ずマンツーマンになり、FSのサポートがない(LBのヘルプに入っていた)というのはちょっとしんどくないか? 

ところで、4Q中盤に突如鳴り響いた火災報知器はいったいなんだったんだろう。
少なくとも「火災発生」とまで言わせておいて、試合止めないのはおかしいだろうマッチコミッサリー。

2022年9月19日第一カッターフィールド第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 警視庁イーグルス KE
 アズワン・ブラックイーグルス AB 10  24 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 AB 4:57  #14森下30Yard FG    
1 AB 10:48  #42田中12Yard Run   #14森下Kick
2 AB 8:40  #14田中56YArd FG×    
3 AB 6:07  #10糟谷→#86川畑20Yard Pass   #14森下Kick
4 KE 10:05  #50山口32Yard FG   
4 AB 10:00  #39三谷44YArd K.O.R   #14森下Kick
  警視庁 アズワン
1stDown(Run-Pass-Foul) 8(4-4-0) 16(10-6-0)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 20-40-0 37-212-1
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 33-17-1-204-0 19-8-0-165-1
Total(ATT-Yard) 53-244 56-377
反則(Att-Yard) 4-30 5-45
Punt(Att-Yard) 4-145 3-104
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 1-0-10 2-0-5
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 3-0-40-0 2-0-66-1
Fumble(Att-Lost) 0-0 1-0
攻撃時間 21分10秒 26分50秒

まあアズワンがよく研究してきたというのが正しい評価かな。
1Qの攻撃で#10糟谷のパスが冴え渡った所から話が始まり(というかこの出来はAriaでは出色の出来で、このままパスで攻めてもいい出来だった)、1Q後半からはワイルドキャット体系を駆使してランをぐいぐい出す展開となった。
これが2Qで得点出来なかったのは、エンドゾーンを背負った時の攻め方と、警視庁の守備が得点を許さなかった事に起因する。

ではどうしてこんなにアズワンのランが出たのかと言うと、一つに「チェンジ・オブ・ペース」に警視庁がやられたという所だろう。
警視庁自体の守備は、元々LBがDLをサポートする形で上がり目になる事が多いのだが、突っ込んできた守備選手がRBに躱されてしまうシーンは特に、直前でチェンジ・オブ・ペースしたりカットバックしたり、巧妙にタイミングをずらして来た。
その前提として攻撃のタックルがDLとLBを押し込んでいる状況があり、内側から押さえようとすると外、外を守ろうとするとピックアップされた上にタイミングをずらされる、じゃあDBがさらにサポートに来るとパスを狙われる……という悪循環に陥ってしまったのだ。
ところが肝心要のショートヤードの時は、一部のパワー体系以外、パワー体系でも後半は思ったように前進できなくなっていたのは、チェンジ・オブ・ペースやラインブロックのアサインが正直すぎたという所がある。

警視庁は看板のランではなく、前節後半から調子の出てきた#19斎藤のパスから入るなど、相手の読みを外す形で序盤の組み立てをしたが、それでも先制されてから上手く廻らなかった感が強かった。
ただ、何というか「つかみ所が無いストロングポイント」感(註:褒めてます)が この試合も随所に出ていて、今後も昨年同様昇格戦線をひっかきまわしてくれそうである。

現時点での観戦お休み

●まず過去形ですが9/17は急遽休日出勤になったのでお休みしました。

●次節9/25(日)は個人的な都合(父の相続の打ち合わせ)で欠席の予定です(予定ではオービック対エレコム)

●父の法事の都合で、11/5(土)は欠席となります(ノジマ相模原対オール三菱の予定)

そんなことで、関東のチームながら・ガルズ・パイレーツの2チームは10月に入るまでお目にかかれません。

2022年9月18日第一カッターフィールド第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 富士フイルムミネルヴァAFC FM
 三菱商事ClubTriax MT
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FM 4:20  #3安達37Yard FG    
1Q4:20と1Q終了時に近接距離での雷鳴による試合中断があり、前半終了時点で主催者が天候回復が望めないとして試合を打ち切り、前半で試合成立と宣言しました。
  富士フイルム TRIAX
1stDown(Run-Pass-Foul) 5(3-1-1) 4(3-0-1)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 21-37-0 19-53-0
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 2-1-0-14-0 6-1-0-0-0
Total(ATT-Yard) 23-51 25-53
反則(Att-Yard) 2-10 4-25
Punt(Att-Yard) 2-52 3-112
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 2-0-15 0-0-0
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 0-0-0-0 2-0-47-0
Fumble(Att-Lost) 0-0 0-0
攻撃時間 12分8秒 11分52秒

いやね。富士フイルムが先制した時にまるで祝砲かの如く「とどんッ」で鳴ったの。そこから暫くゴロゴロ言ったので、キックオフの構えに入っていた所で最初の中断。
その後10分間のウォームアップを挟んで試合再開したものの、1Q終了時にまたしても「とんどこどんッ」って来て中断。
再開後暫くは雨の方が凄かったけれど、残り3分からスラッシュメタルの2バスが遠く近くでどんどこどんってやってる感じになって、もう「お願いだから前半は終わらせて」と祈ってました。
前半終了して数分のまでは両チームとも後半に向けての準備をしていたのですが、突然TRIAXのヘッドコーチが富士フイルムのベンチにやってきてコーチと笑顔で握手した所から、TRYAXの選手が荷物を持って引き上げてきて、主審が試合打ち切りを宣告した、という流れでした。
感じとしては富士フイルムは後半をやる気でしたが、TRIAXは早々に打ち切りを受け入れてましたので、2回目の中断の時に申し合わせがあって、3度目の中断があったら打ち切り、前半で試合成立という事になっていたと思います。

それにしても、雨天はともかく雷鳴はなんとかならんかと天の神様にお願いする気持ちがあったんだけど、それ以上にこの両チームがベストコンディションで試合をしたら面白かっただろうなあと言う気持ちが溢れてました。

2022年9月11日富士通スタジアム川崎第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
 オール三菱ライオンズ ML 14 
 アサヒビール・シルバースター SS 10  24 
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 SS 3:47  #6川村30yARD rUN   #2梅垣kICK
1 ML 6:59  #5ギブス11Yard Run   #8木村Kick
1 SS 10:15  #2梅垣27Yard FG    
2 SS 2:50  #11ロックレイ→#16福田27Yard Pass   #24梅垣Kick
2 ML 11:58  #8木村47Yard FG×    
4 ML 4:57  #5ギプス69Yard Run   #8木村Kick
4 SS 9:12  #6川村56Yard Run   #2梅垣Kick
  オール三菱 アサヒビール
1stDown(Run-Pass-Foul) 19(8-8-3) 17(7-8-2)
ラン攻撃(ATT-Yard-TD) 37-155-2 31-150-2
パス攻撃(ATT-Comp-INT-Yard-TD) 35-24-1-170-0 23-12-0-186-1
Total(ATT-Yard) 72-325 54-336
反則(Att-Yard) 5-40 6-55
Punt(Att-Yard) 7-184 4-153
PuntRet(Att-FC-Yarrd) 3-1-0-7 3-0-17
KickOff(RetAtt-FC-RetYard-TD) 2-0-21-0 3-0-76-0
Fumble(Att-Lost) 2-0 3-2
攻撃時間 23分50秒 24分10秒

この試合、補強状況から言ってヤール三菱のアンダードッグ感が拭えないのだが、4Qの川村の独走が無かったらシルバースターは負けていたと思うくらいの試合展開だった。

いや正しくはない。正確には「ラッキーパンチが狙って出せたシルバースター」対「昔(谷口全盛期)のような試合運びでラッキーパンチが決まったオール三菱」だな。
基本、シルバースターのラッキーパンチは#6川村のビックゲインで、最後の56Yardに限らずキックオフリターンも特大級が出ていいアクセントになった事で、勝負を有利に進めることが出来たのは事実疑いようのない事だ。
だがしかし、シルバースターのラン攻撃は川村のビックゲイン以外は効果的ではない。オール三菱がしっかり対応した時点で思った程ゲイン出来ない状態が続く。
さらに問題はロックレイ。確かに3本くらい「そこを通すのか」というパスはあるのだが、実態としては相変わらず「レシーバーに半身近く付かれた守備が居ると、その後のタイミングやキャッチセンスがあろうが、基本投げない」ので殆ど怖さがないのである。
唯一以前と違うのは「高さを使ったパス」、つまりジャンプしてDBが届かない所に投げるプレーが出てきた(ライズ時代は八木がそういう背丈だが、彼はスピード派で、サイトでジャンプして競るプレーは少ない。ガルズではハフだが、TEなのでクイックヒットしかない)のと、プレーデザインとして「DBと競りにくい状況を作る」ケースが多かったので試合を壊さなかっただけ。
見ていて得点の臭いがしないのである。

じゃあと言って後半、去年途中までエースとして出ていた#19田中が後半から出てきたが、これがどうも、入れてるプレーの筋書きとかそういうものが田中にフィットしていないというか田中のパスをなり信頼していなくてラン過多にしたというか、そういうドライブデザインで、これではロックレイよりパスを安心して見ていられるものの、どうも据わりが悪い。

それに対してオール三菱は、以前から「ライン戦でRBの為の大穴が開く」訳ではないという頃に結構戻っていて、その中でギブスと呼吸の合うレシーバーが#89長岡と#19吉田という2枚居るというのは、実に良い事であると言える。
一枚しかいないとベタ付きされたら投げられないからね。特に長岡はTEポジションから縦に出るクイックのパターンでDBを背負って勝負出来る(その代わり狙われやすい)ので、これでロングボール対応出来るレシーバーが出てくればもっと面白くなる。
守備も、決して劣ること無くシルバースターを追い込めて行ったので、これから先がとても楽しみなチーム西上がったと思う。
ただし怪我人やシーズンスタミナの面で疑問は残るが。