Jリーグ・川淵幻想について(1)

以下は9月にFacebookのタイムラインで書き連ねたものの1回目です。

何故こんな物を書いたのかというと、丁度Bリーグ開幕直前で、まあ「復興会議」さんに沢山「川淵神格化」とか「地域密着神格」とか書き連ねた人が沢山沢山いて辟易したというのが正直な所で。ただ、それを「復興会議」に書いちゃうと場違いすぎるのと、感情論でへそ曲げる人が多いから、だったのね。

※実際には、この前後に個人的な喧嘩を売られた事で「場の空気を乱した」責任を感じて(喧嘩を売られた事が問題では無い。ただ、そういう空気が他の人に迷惑になってはいけないという意味で)離脱する予定だったんだけど、反応しなくちゃいけないような誤謬などが続いていたのでダラダラ居残ってしまった。一応、ライス前に抜けるつもりですけど(どうせまた関西学生マニアがグタグダ言うのが見えているから、そこまで付き合う義理はないと思っている)ね。

その上で、Jリーグをかじった程度の人があじゃこじゃJのまねをしてXにどうこう言うのが我慢ならなかった鬱積を吐き出してますね。
でも、逆にこういう視点をふまえた上でJを手本にするのどうのというのであれば、それは否定されない事だと思うのですわ。

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Bリーグ開幕に当たり、川淵三郎氏の提灯記事がいくつも出てきているようである。
確かにJ開幕時のチェアマンであり、開幕後の読売新聞の「野球型経営論」と対峙して「地域密着型」を定着させた立役者でもあり、Bリーク立ち上げでは対立する二つの思想を統合するために、異論をかなり強引に切り捨てた、という経緯がある。
そこは認める。

ただ、ある時ネットニュースで見た意見に、膝を打った。それにより、私はこのおっさんにたいして諸手を挙げて賛同したり賞賛したりはしなくなった。
それは
「川淵三郎は、自分で新しい何かを生み出した訳ではない」
というもの。
確かに言われてみればそうで、Jチェアマン時代に何か新しい事を0から立ち上げた事は無いし、日本協会キャプテン時代もたいした事はしていない。
※ようは、そういう批判記事だったんだが、言われてみればなるほどだと。

その前後に日本協会OB、岡野誠一郎や長沼健に関わるインタビューやレポートを幾つか見て、なるほどと思った訳である。

確か川淵三郎は、古河電工から日本協会に出向したのは「プロ化準備室」設立のタイミングだ。が、それ以前に岡野・長沼がしっかりと下地を作りレールを引いていた。また、川淵三郎がチェアマンになる前(準備室の責任者時代を含む)に、路線の意思決定をしてきたのは70年代から協会の強化委員だった面々なのである。
準備期間としての「プロ契約の選手を認める」が決定して適用されるまでの間、調整役として方向性を示していたのは岡野であり、関係方面の説得に動いていたのは長沼なのである。
ということから考えるに、川淵三郎は「選択肢を与えたときに、どれが今の方針に合致した中で経営的に最適か」という選択をする事と、方針を維持する為のメンテナンスに威力を発揮する存在なのである。

それはBリーグ立ち上げでもそうで、基本的にbjとNBLは統合が決まっていて大半のフォーマットは出来上がっていた。ところが「企業名がどうだ」「観客規模がどうだ」という、「試合するに関係ない部分」でまとまらなかっただけなのである。
スポナビの連載企画を読んでみれば判る。川淵三郎は経営的なコンセンサスに基づいて切り分けはしたが、それ以外はNBLよりではあるが既に出ていたたたき台に乗っているのだ。

逆に日本協会理事長時代に彼がした事と言えば、ジーコを首に出来ず、千葉からオシムを強奪し(その結果千葉はJ2に沈んだままだ)、W杯に立候補して中東に敗れた結果次の開催チャンスが20年うしろ倒れする事になり、原博実の暴走を制御できないまま政争をまきおこしただけ、なのである。
(2)へつづく

ライスボウルの注意事項

今年の開催要項を見ていると、例年と流れがかなり違っているので注意が必要。

  • 1階内外野席に指定席が出来ている(調べてみたら前回69回大会からだった)。
  • タッチフットの「さくらボウル」が会場後すぐの試合となった(従来はライス終了後17:30から)。
  • これにともない10:10~ さくらボウル 10:45~ 関東中学オールスター となる。
  • ライスボウルのキックオフが15:00~となる。※多分チーム券での入場が13時からになるのではないかと思われる。

ライスボウル公式からもらって来た図面。多分センターポールから見て2つ目の柱の通路から、内外野入り口(一番外野よりの出入り口)あたりまでが指定席になるのでしょう。

正直、過去に設定されていた1階指定席は、不慣れな客が平気で乱入するくせにスタッフの数が足りなくて現場がメチャクチャ混乱していたので、廃止されたことをありがたく思って10年以上過ごしていたのね。
それよりも「当日完売」と言われるバルコニー席に大量の空席がいつも出でいることの方がおかしくないか?
※多分スポンサー枠などの招待席として配布しているのだろうが、そろそろ見直したらどうなのよそれ。ある意味2階席前方の方が見やすいしコントロールかけやすくないかい? だいたいかつてすっげえ見やすい場所ががっぽり空席で、試合始まってからスタッフが固まって着席したの3年連続で見ているからね!

絶対ここ、チーム券の連中が平気で乱入するから。
過去それで揉めているの見ているから。
スタッフが通路の上と下にしかいなくて、判ってない人ががんがんに入ってくるから。

恐らく「場所取りが酷い」って意見でこうしたんだと思うんだけどさ。

もっと悲惨なことになるからね。

 

逆に「チーム券指定席」作ってチーム券の人を端に寄せるくらいの事しないと駄目なんだよ。

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2016年12月12日東京ドーム第一試合 Japan X BOWL

Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 FF 5:26  #11西村24Yard FG    
2 FF 5:45  #11西村27Yard FG    
2 FF 11:22  #11西村30Yard FG    
3 OS 6:31  #49星野19Yard FG    
3 FF 11:22  #29ゴードン 4Yard Run   #11西村Kick

確認したいことがあるので、詳細は録画で見直してからとします。
気にしているポイントは、「オービックが、一人のDLが負傷退場したからと言って、守備戦でああなるのは何故か」と「#23バイロン・ビーディー・ジュニアの守備ポジション」。そもそもオービックの守備ラインはローテーションを含めハイプレッシャー型だった筈なのに、この試合BJは半分以上引いていた(あるいはゴードンをスパイしていた)と思われる点について。

ぶっちゃけBJかせパスカバーしなきゃいけないほど浅いゾーンにパスがあるチームではないので、どう書いていいか悩むのでありますよ。

ここで一つだけ触れておくが、後半KJ#36北村(録画で確認したら間違ってました)が取られたパントキャッチインターフェアについて。理屈上は「補給体制に入り姿勢の崩れた選手に頭からヒットに行く事で確保動作を妨害した」という事になるのだろうが、あれは厳しすぎる。ボールを捕球できない状態でフェアキャッチシグナルが確認出来なかった捕球者が低い位置でお手玉したのを、ボールを確保しに身体ごと向かっていく行為は決して問題がある訳ではない。
誤審というと語弊があるけれど、安全面に偏りすぎた判定だったと思う。

(2016.12.13追記)大変申し訳ございませんでした。ネット上で「公式規則第6篇第4章第1条b項の適用ではないか」という意見がございました。
以下抜粋

b. レシーバーがボールにタッチする前に,Aチームのプレーヤーが,レシーバーの両肩の幅で
正面1ヤードのエリアに侵入した場合は,妨害の反則となる。疑わしい場合は,反則である。
(A. R. 6−4−1−Ⅹ~ )

つまり、以前あったいわゆる「2ヤードルール」が廃止された後、キャッチ直後にタックルしようと高加速で突っ込んだ場合、真っ正面から(ボールの軌道を隠してしまう可能性のある角度で)1ヤード以内(ボールが隠れてしまいそうな距離)に入ってしまった場合、確保の妨害に当たると認定される。
かつ、その判断が微妙であった場合は「推定有罪」としてキャッチの保護を優先する、という事。
ちなみに公式規則解説に於いて今回と全く同じ条件が記載されていたので転記します。

Ⅲ. ニュートラル ゾーンを越えたキック チームのプレーヤーA1が,空中にあるキックと相手
側プレーヤーB1との間に立っているか,あるいは走っていて,(a)飛んできたボールが
A1に当たった。その時,B1はボールをキャッチできる位置にいた。(b)キックをキャッ
チしようとしているB1がA1にぶつかった。 判定:キックをキャッチする機会の妨害。
罰則−(a)および(b):反則地点から15ヤード。

Ⅵ. B25はBチームの35ヤード ラインでパントをキャッチする位置にいた。ボールが下降して
いるときに,A88はB25のすぐ横を走り抜けたため,B25はボールをキャッチする前に位
置を変えた。A88はB25に接触しておらず,B25の正面1ヤード以内に侵入することもな
かった。 判定:A88によるキックをキャッチする機会の妨害の反則。罰則−反則地点
から15ヤード。B25はボールをキャッチしたが,A88の行為によってB25は元の位置から
動いたため,A88はキックをキャッチする機会を妨害したとみなされる。

後ほど確認しますが、オーロラビジョンで確認した時には、選手がマフッたボールに対して反応しているリターナーと接触しているように「見えた」。確かにファンブル後である事を考慮すると、接触は正当なリカバー案件ではあるが、上記2つの判断からみて「プレーの連続性」で反則になったとも言えます。
なので、審判は正当な判断をしたと言う事が出来ます。

※ボウルゲームでは露骨なものと悪質な物でなければ、反則は取らないようにしているとは聞いたことがあるが、いささか微妙なホールディングと微妙なパスカバーはあったと思っている。ただ、それは攻守共に高い次元でのプレーの結果発生してしまったものなのであると思う。
試合本文は、長くなるので畳みます。

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ぶりかえしました

木曜の午後仕事中から急に具合が悪くなり、帰宅後布団に直行して目覚めたら11時間寝ていて、体温が37度5分(平熱35度6分)。

完全にぶり返しました。

ちなみに土曜日には薬が効いたのか平熱になりました。

皆さん体調管理には注意しましょう

はい、やらかしました。

火曜日の晩に寝ていて急に寒気で震えたと思ったら水曜日の晩にお腹が下った(水のような便が止まらなくなった)。

木曜日の朝のどか腫れた(軽微でした)ので、午前中休んで医者に行ってクスリを貰ってから出社。結構辛かったなあ。

金曜日朝、平熱35度大の人が37度まで行きまして、「これは駄目だ」と会社をお休み。

ちなみに医者の診断は「流行性感冒胃腸炎」との事。インフルエンザではありませんでした。

本日の失敗

ラズパイノート用のモバイルバッテリー忘れました。
もともとUST中継用に持ち出していたnexus7で投稿するも、やはりAndroidの物理かなキー嫌われに泣き、入力がもたつきまして、一部誤入力により速報送信できず。
ちなみに入力用にnexus7を回したのでスマホでUSTチラ見していたのですが、バッテリー切れそうになりました。

なお、月2回もUST終日おっかけするもんじゃんくて、Wi-fiモバイルルーターの方が通信量制限に引っかかってしまいました。

※その前に、毎週のようにアップデートが発生するアプリをなんとかして欲しいわ。デフォで入っていて削除できない奴ほど容量大きいんだから。

2016年11月27日富士通スタジアム川崎第二試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
アサヒビール・シルバースター SS 7 0 7 3 17
オール三菱ライオンズ ML 0 0 0 0 0
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 SS 9:25  #1ミルズ→#18大澤101Yard Pass   #95飯嶋Kick
2 SS 1;29  #95飯嶋29Yard FG×    
3 SS 12:00  #1ミルズ→#18大澤33Yard Pass   #95飯嶋Kick
4 SS 10:20  #95飯嶋46Yard FG    

なんかね。もう試合として「目標のなくなっている」感がもの凄くあってね。攻撃も守備も「ちぐはぐ」でさ。

この「順位決定戦」って存在そのものに疑義を挟みたくなりました。 

ってか、この試合だけは選手が可哀想に見えましたので。

2016年11月27日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
富士通フロンティアーズ FF 3 16 3 28
IBM Big Blue IB 0 16 10 25
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 IB 5:40  #11佐藤44Yard FG×     
1 FF 9:00  #11西村Yard FG    
2 FF 0:49  #9宜本54Yard Punt.Ret   #11西村Kick
2 IB 8:11  #3クラフト→#40スタント10Yard Pass   #11佐藤KIck
2 FF 10:06  #3キャメロン→#81中村26Yard Pass   ===
2 IB 10:06  #20矢部TFP Kick Block Ret.    
2 IB 11:26  #3クラフト→#81栗原35Yard Pass   #11佐藤Kick
2 FF 12:00  #11西村36Yard FG    
3 IB 2:09  #8小田倉36Yard FG    
3 FF 4:52  #11西村19YardFG    
3 IB 9:00  #21高木→#40スタント1Yard Pass   #8小田倉Kick
4 IB 0:40  #8小田倉36Yard FG×    
4 FF 4:10  #11西村40Yard FG    
4 FF 12:00  #11西村45Yard FG    

まーぶっちゃけ、IBMの最後のドライブの2ndダウンが直接の分岐点だったわな。ただ、それ以前にも伏線と呼ぶべき色々があったりしたんだが……

コイントスに勝ったIBMが後半のチョイス、富士通リターンで試合が始まる。富士通は試合を通して#3キャメロンがQB。
最初のトライブの最初のプレーから#34ジェームズのプレッシャーがかかってロスしりしてパントに。
自陣32YardからのIBMの攻撃。QBは1試合通して#3クラフト 。こちらは#81栗原へのパスで一気に敵陣に入るもイリーガルモーションやらフォルススタートで一度下がるものの、#21高木を上手く使って罰退分をチャラにして、#18上廣へのパスで12Yardまで前進。しかしここでパスラッシュに「腰から下へのブロック」で下げられ、更にサックを受けてロス。
IBMに#34ジェームスがいるなら、富士通には#16ニクソンがいる!
下げられた事でFG狙いも、見事にブロックして(個人的にはここは経験と安定の#8小田倉だと思ったんだが、今後の成長と売り出し中の勢いで佐藤にしたのだろうが)無得点。
替えの富士通の攻撃は#29ゴードンのランを軸に敵陣に侵入し、FGで先制する。
ただ、結構ドロップ多かったような……(#2ライキーム#31藤井#34ジェームス#98森田のローテーションでのラッシュでプレッシャーを感じたのかな? 少しキャメロンが速い+崩れて投げてた気がする)。
この後互いにパントを蹴って2Q入りたて、IBMのパントを#9宜本がカバーも良く一気に走り抜けて追加点のTD。
……ここでいい感じに来たかなと思ったら、逆に混迷の始まりだったんだよねえ。

返しのドライブからIBMはディレーで下がるなど自陣37Yardでパント。
この返しのドライブで、ラン2回脳とパス2回で敵陣に入る、しかし5:21らパスラッシュに追いかけ回されたキャメロンが無理投げした所をインターセプトされ、IBM自陣23Yardからの攻撃。ここどクラフトが持ち前のマシンガンパス、きちんと投げ分けられて的が絞れないはクイックタイミングでゾーンの切れ目を狙うはで、対処が出来ないうちにあれよあれよとスタントンへのパスでTD。

その返しの富士通のドライブは自陣31Yardからで、ゴードンのランから入り、パス失敗を挟むがQBドローとクラークへのパスで一気に敵陣29Yard。ここでIBMがタイムアウトを入れるも#1強へのバブルスクリーンで刻み、ゴードンへのヒッチスクリーンはドロッブするも、中村へのパスを決めてTD。
しかしこのTFPをジェームズがブロック。それもキッカーの後ろにまっすぐ転がり、ラッシュしていた#20矢部(試合中は梶川だと勘違いしてました。申し訳ない)が拾い上げて無人の府イールドを駆け抜ける。(公式記録上スクリメージラインを超えないFGブロックはファンブルと一緒で、結果的にSaftyとなる)。これがじたいをややこしくする。
IBMはキックオフリターンでホールディングがあり自陣23Yardからの攻撃となるが、スタントンと上廣への筈で一気に敵陣42Yardまで進むと#10末吉のランで35Yard。残り時間を考えると刻んでくるかなと予想した所、その裏を突いて一発#81栗原へロングパスでTD。TFPはベテラン#8小田倉が蹴って同点に。
※富士通はこの守備の流れで#40アディヤミを負傷退場で失っている。ちなみに試合終了時には普通に立って歩いていたので、骨折や腱の断絶と言った怪我ではなさそうではある。
だがしかし残り僅かな時間でも富士通は攻撃をする。ゴードンのランでダウンを更新すると、中村へのパスで50Yardまで攻め、次のプレーでスクランブルプレーから#17秋山にパスを決めて19Yard。タイムアウトの取り合いになった物の前半ラストで西村がFGを決めてからくもリードを奪う。

ぶっちゃけねえ。リードされると追いつけないという伝統がある富士通だから、かなり肝が冷えたのですよ。ってか、ずっと剣が峰でY字バランスしているようないやーーーーんな感じ。
だってまだジェームズもライキームも元気だし、相対的に富士通ラインは頑張ってはいるけど割られてるし、アディヤミがいなくなるとCBはクッション取り過ぎる傾向あるし、攻撃だってRBのチョイスが#29ゴードンと#33高口で多様性に欠けるし。
かなりやっっっっっばぁぁぁぁぁな感じプンプン。

後半最初のリターンはIBM。いい感じにリターンして自陣48Yardから。末吉へのスクリーンと末吉のダイブ、その裏プレーからクラフトのスクランブル、さらには高木のランと、日を吹き始めIBMの怒濤の攻撃。パスカバーにLBを下げがちとなりスクランブルゾーンは明けてしまう富士通は21Yardまで2回ダウン更新で攻め込まれる。スタントンにパスを通されて14Yarsまでとなるが、ここで奥がなくなった事でDBが気を吐いて栗原へのTD狙いのパスを2回連続パスカット、さらにフォルススタートを誘って罰退させ、FGに止める。
この返しのキックオフをプーチキック(前節同様、IBMは1回を除きリターナーの前で獲らせてビックリターンを避けるキックを選んだ)で自陣40Yardかせらの小浮記となった富士通は、最初のパスを失敗するがキャメロンのキープ、その裏プレーで中村へのパス(いやここIBMフリーにしちゃ駄目でしょ)で23Yard。さらにゴードンの中央ランで3Yard。だかここからIBMのふんばる。最初のゴードンのランは1Yardで止め、中村へのパスはタイミングが合わず、高口のランはファンブル(リカバーは富士通)。
結果FGとなり再度リードを奪う富士通。
だが次のキックオフで富士通がメンツが揃わないのと伝達がうまく行かずタイムアウトを1回使ってしまう(ただし、この場合次のキックと同じ事をするのだったらディレーでも良かった)。これが最終盤に大きく響く。
結局キックオフはプーチキックでIBMは自陣41Yardからの攻撃に。短いパスの後高木の先手48Yardまで進むとクラフトのスクランブルで敵陣47Yardまで(確かここでニクソンが負傷退場している)進んでダウン更新とするが、次のプレーでオフサイド。だがまたしてもクラフトのキープランで38Yardまで進むと、末吉へのスイングで33Yard、井江葭のドローと上廣へのパスで14Yard。ここから栗原とスタントンへのパスで1ヤード。
3rdダウンとなって高木が右スイープ、と思ったら充分相手を引きつけて、LBの裏でフリーになっていたスタントンにパスを決める。
えええええええええーーーーーーーーーーっ、ここで、ここでそれですかあああああああああ!なのである。

返しの富士通の攻撃はあっさりパント。自陣16Yardからの攻撃となったIBMはいきなりスタントンへのパスで自陣46Yardまで前進すると、スタントンへのパスで敵陣に侵入し上廣と#16梶川へのパスとで33Yard、末吉のダイブで25Yardになるが、ここから攻撃が出ず(ここで4Q)、FG止まりなるがこれが失敗。
この時点で4点差。微妙な点差だが、他力ではあるが富士通には勝機が見える。
その最初の勝機のために、自陣20Yardからの攻撃、パス失敗の後ゴードンのラン、そして禁断のQBドローで敵陣44Yardに侵入。パスを1かいミスするが#9宜本へのパスを決めて23Yard。ここからQBキープした後サックで下がり、パス失敗もあったもののFGで1点差。

自陣20Yardからの攻撃となったIBMは末吉のパスキャッチとランで43Yardまで進む。とにかくいい感じで裏を取られる富士通だがスタントンのパスでダウン更新後梶川へのパスの次にクラフトがQBドローで36Yardまで進んだときになんとファンブルロスト。こり時点で4Q6:05。

ここで時間を使い切りたい富士通は多額値のラン2回で46Yard、しかしDLが割って入って向け投げを誘われ、パスがスクリメージを超えなかった為にインテンショナル・愚ラウンディングを獲られてしまう。(ただし、確かこの辺でジェームズが足を吊った。暫くして戻った)自陣30YardからのパントでIBM自陣33Yardからの攻撃となる。残り3:35。とにかく富士通は早く止めなくてはならない。ここで満を持してジェームズが復帰
だが高木のラン2回と末吉へのパスで自陣47Yard。ここで残り2:16。
最初のプレー、栖吉のダイブ。即座に富士通タイムアウト。このまま行けば3rdダウンで40秒めい一杯使われて1分ない状態での攻撃になる富士通。
だが、ここで、何を思ったのかクラフトがパスを選択。しかもプレーが崩れてパスを捨て時計を止めてしまう。残り1分36秒。
僥倖! まさに僥倖!
さらにわざわさせタイムアウト入れてプレー確認して、クラフトがあっさら走ってロス。すかさずタイムアウトを入れる富士通。残り1:29。
しかもパントが:蹴り出されて1:22。自陣22Yardから。

最初のプレーが#22岩松へのスラントで31Yard。残り1:16。
続いてキャメロンのスクランブルでダウン更新39Yard、残り53秒。
岩松へのパスで41Yard。残り40秒。
だかここでゴードンへのパスが失敗し、時間を思い切り消化して18秒。
この時、IBMはプリベント守備にしたのだが、どう見ても両コーナーが深い。12~15ヤード付近でうろうろしているのだ。
来たな、と思った。
ここで左アウトの#1強へのアウトフックが決まれ敵陣46yard。ダウン更新。外に出て時計が止まる。残り14秒。
それでも深いIBMのCB。今度はその手前を狙われて中村へのアウトが決まり36Yard、残り9秒。
確かにここから狙ってもいい。53Yardが狙えないわけではない。だが確実性が欲しい。
同じ事を考えたのかIBMがここで最後のタイムアウト。
だが、今度は10ヤード行かないでフックした中村が、27Yardで外に出る。残り5秒。

ここで満を持して#11西村登場。ライキームは怖いが、足が吊って跳躍できないジェームズは、あのトラポンブロック以降は跳躍タイミングとキックのタイミングがずれではたきにいけていない。大丈夫、絶対。

結果として富士通は客点勝利を収めた。

IBMの問題は、あのパスに行った判断だった。あれが無ければ勝てたのではないかと思う。プリベント守備はしょうがない。あれはどうしてもそうせざるを得ない。だが、もう1~2歩前に構える勇気が欲しかったかな・

あと、ジェームスに頼りすぎた。過去、ジェームズがヘタって責めきれない場面というのは幾つかあった。だから彼を試合中盤で少し休ませるローテーションが出来なかったのも判断ミスかも知れない。
ちなみに富士通は常時アディヤミとのニクソンはローテーションしているので、勝負所で(奥がなくなったあたりのバスカバーでしのげた所とか、4Qになってジェームズが復帰するまで、なんとか耐え凌げた)アタックできたのではないかと思う。

ただ、大事なのは、そんな小さな差で勝ったのだ。素晴らしき相手に、賞賛の拍手を送りたい。

そして、いままで3Qでリードを許すと勝てない富士通が、よく、よく勝った! 素晴らしかった! 最高だった!

ただ、公式観客、もう6~700人以上多かったと思うんだよね。無料観客多かったんだろうか?

2016年11月26日富士通スタジアム川崎第一試合

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
ノジマ相模原ライズ SR 14 28 14 13 69
東京ガスクリエイターズ TC 0 7 0 0 7
Q TEAM TIME  PLAY  TFP
1 SR 8:13  #98ガードナー→#19松尾4Yard Pass   #8出澤Kick
1 SR 11;29  #32金子31Yard Run   #8出澤Kick
2 SR 2:13  #98ガードナー→#84吉田3Yard Pass   #出澤Kick
2 SR 7:10  #98ガードナー→#15出島54Yard Pass   #8出島Kick
2 TC 8:22  #1中本→#13笠原46Yard Pass   #10金親Kick
2 SR 8:51  #98ガードナー8Yard Run   #8出島Kick
2 SR 10:33  #98ガードナー→#85八木71Yard Pass   #8出島Kick
3 SR 6:31  #41増山29Yard Int.Ret   #8出島Kick
3 SR 10:21  #98ガードナー15Yard Run   #8出島Kick
4 SR 2:51  #10藤本→#19松尾18Yard Pass   #8出島Kick
4 SR 6:21  #18荒木→#19松尾51Yard Pass   #8出島Kick
4 TC 9:57  #10金親45Yard FG☓    

 本当はライズはこういう攻撃をしたかったんだよね、というかそれでもなんとなく消化不良な試合でありました。
厳しく言うと、持っている手駒の組み合わせと目指している攻撃イメージと補強・育成がかみあっていないという事なんだろうなあと。

恐らく須永さんがやりたいのは、自分が学生の頃の日大の、「ディープを抜けるスピードあるSE」と「その手前で引っ張れる切れ味のあるSB」のコンビネーションのパスと、フロントを混乱させる破壊力のあるQBを含めたランアタック、なんだろうなあ。
でも、ディープを攻められてない(というより守備システムの時代的変遷と、相手DBの質が変わってきている事にレシーバーシステムが対応できてない)のと、レシーバー側のDBに対するアタック能力の欠如(ようはDBの足を止めさせるフェイントと、それと連動する自分がスピードを落とさないでいられる技術、の欠如)が原因で、かつ当時に比べて守備フロントのルックが複雑化しているのにそれを考慮していない、あたりかな。

だからどんなにいいQBを引っ張って来ても、システムがかみあわなければ話にならない。

そういう事だと思うのであります。

尤も、本来なら前年までのシステムなら、ここまで負けが込む筈がなかったとも言えるので(弱いところと当たりつつ不具合を修正する方法が採れた為)、一概に攻撃システムだけを攻める訳にもいかないのであるが……

ちなみに東京ガスは、途中で#8徳島が退いてしまった事で思うような攻撃にならなかったという所もあるが、敵陣に入ったら有無を言わさず4thギャンブル、みたいな意味不明な攻撃に価値があるとは思えないんだよね。
もっと言うと、「来年Super9でプレーオフのシード獲るぞ」というモチベーションも見られなかったし、どうなんだろうなと思ってしまう。
※目の前の敵に勝つという気持ちは見えるが、それもなんか「内から湧いて出て来る」インパクトに欠けたなあと言うか。

Just Win,Baby!

FBで投稿した内容を転記します。

関東学生TOP8の最終節が面白いことになって参りましたね。
(現地に行って観戦したわけではないのですが)
法政が早稲田に14-32で負けました。慶應は日大に27-6で勝ちました。

この結果、最終節に法政が慶應に勝ち、早稲田が日大に勝つと三つ巴になり、順位順列決定方法に基づくと、3チームの直接対決が1勝1敗で並ぶため、3チームの得失点差で決着します。

既に2チームとの対戦を終えている早稲田の値は確定です。
現時点での得失点差
 早稲田 +11
 慶 應 + 7
 法 政 -18
なお同得失点差の2チームが残った場合は直接対決の結果に左右されます。

慶應は負けれその時点で得失点差で早稲田を上回ることが出来ず敗退(勝てば全勝優勝)。
法政は早稲田を上回る為には30点差が必要です(得失点差で29点となった場合には、同得失点差なので早稲田が優勝)。なお早稲田が日大に負ければ何点差でも勝てば法政優勝。
早稲田はまず日大戦に勝つことだけが大前提。

風雲急を告げる最終節、なんと試合順は第2試合が法政対慶應、第3試合が日大対早稲田。3試合目まで結論が出ないのかそれとも……

って、だからどうしてそういう日に社会人はセミファイナル当て込むんですかっ!?もうちょっとそういう所、ねえ?
前からこの関東学生最終節とか東日本王者決定戦とか、どーーーーーしてかみあわないんだろうか。

※なお、当日私は社会人の方を。タイトルは「勝ちゃあいいんだよ、まずは」的な。オークランド・レイダースの前オーナーの名言ですね。